押入れのカビ&湿気対策するなら!スノコよりもキャスター付きチェスト

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お客様のお宅で押入れの中を見せてもらったら空っぽ!そんなことが時々あります。「え?収納で困っているはずなのに、なんで使わないんですか?」と聞くと、「湿気とカビがひどくて何も入れられないんです~」とのこと。

そこまでとはいかなくとも、押入れの中の湿気やカビが気になる方は結構多いものです。逆に、何も気にしていなかったら、衣類や布団がカビだらけになっていたり…。そんなわけで今回は、押入れの湿気とカビ対策について紹介したいと思います。

 

湿気の原因は押入れの外側にあり!

外壁のクラック・イメージ

押入れの中の湿気&カビ対策も大事ですが、まずは湿気の元を絶たなければなりません。私の今までの経験で言うと、押入れの湿気の原因は押入れの外側にあることが圧倒的に多いです。

集合住宅の場合は外壁にクラック(ヒビ)が入っていてそこから家の中に雨水が進入していたこともありました。押入れが集合住宅の外壁に面している場合はまずこれを疑ったほうが良いかもしれません。

一戸建て住宅の場合は、屋根、壁からの雨漏れ、1階の場合は床下から湿気が上がっていることもあります。いずれの場合もすぐに修繕をしないと、押入れだけの問題では済みません。「ウチはハウスメーカーだから安心」と思っていても安心できません。「どこで建ててもらったんですか?」と聞くと、だいたいわ特定のハウスメーカーの名前が挙がることが多いです。

※2019/06/26追記:やっぱり大和ハウス工業。違反物件は計3959棟に上りました(出典:大和ハウス工業)。評判の悪い大手ハウスメーカーNo.1は不動ですね。

ほか、集合住宅でも一戸建てでも起こりうる原因として、窓に発生した結露が押入れに流れ込んでいるケースや、スチーム式加湿器を使うことによって押入れの中に結露が発生していることもあります。我が家もスチーム式の加湿器を使っているので窓の結露がスゴイのですが、窓に断熱シートを貼ったり、こまめに結露を拭き取るようにしています。

押入れ用シートやスノコは使わないほうが良い!


防虫や除湿を目的として押入れ用シートを敷いているお宅は多いのですが、私は使わないほうが良いと思います。スノコも同様です。その理由は、ホコリの温床となるからです。ホコリに湿気がつくとカビが発生したり害虫の住処となります。また、スノコなどを使って通気性を良くしても、押入れを閉め切っていたら湿気は外に逃げません。

また、押入れ用シートやスノコを使うと、どうしても布団などの出し入れがしにくくなります。押入れ用シートやスノコを使わないほうが布団などの出し入れがしやすく、掃除もしやすいので清潔に保つことができます

 

キャスター付き収納グッズがオススメ

では、スノコを使わずにどうやって通気を確保すれば良いかというと、一番のオススメは押入れの下段ではキャスター付きのチェストやラックを使うことです。キャスターが付いていると、チェストやラックの下に空気が通る道が確保されます。おまけに出し入れや掃除もしやすいです。

あと、押入れの上段は布団をキチンと畳んで積み重ねることが大事です。雑に詰め込んでしまうと空気の通り道がなくなってしまいます。また、起きてすぐに布団を畳んで押入れに入れると、押入れの中に湿気を持ち込むことになるので、ある程度湿気を抜いてから押入れの中に収納するようにしましょう。もしくは、押入れを閉め切る必要がないときは開けっ放しにしておくのが良いですね。

ほかにも小型の除湿機を押入の中に置く方法も考えられますが、残念ながら私は試したことがありません。お客様宅で使われている事例を何回か見ていますが、あまり満足できる感じではないようです。

 

というわけで、押入れの中のカビや湿気が気になるようなら、まずはその原因を特定しましょう。そのうえで、建物自体に問題があれば管理会社や工務店に相談。建物は問題ないようであれば、押入れ用シートやスノコはできるだけ撤去して、布団などの出し入れや掃除がしやすいようにし、普段は開けっぱなしにすることをオススメします。

そのほか、掃除がしやすくて通気も確保しやすいキャスター付きの収納グッズを使うと良いでしょう。押入れ上段はモノと壁との間にすき間ができるように、あまり詰め込み過ぎないようにしたいものですね。

無印良品の「縦にも横にも連結できるポリプロピレン平台車」などを使うのも良いと思います。
無印良品と日東の「連結平台車」を使って階段下収納を出し入れしやすく
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