移動棚(可動式書架)って分かります?図書館の普段入れないような書庫にあって、たくさんの書籍を詰め込むために書架は端に詰めて置かれてあり、そこから本を出す必要があるときは、床や天井のレールに沿って書架ごと移動させるというものですね。
この仕組み、収納のプロとしては憧れるんですよー(笑)実際にそういうのが作れないかと、相談を受けたこともあります。けれどもそれをやろうとすると、天井や床を補強しないといけないので、なかなか現実的ではないのですよねー。
今回紹介するものも、そういう現実的な問題をすべて回避できるわけではないですが、ホームユースとしてもお馴染みの、あのルミナスラックを移動棚にできるというアイテムです!
※この記事は2017年1月27日時点の情報に基づいています(2023年7月24日一部更新)
ルミナスラック・スライドレールユニット
それがこちらのドウシシャ・ルミナスラック専用「スライドレールユニット」です。2023年現在はセット品も販売されていますが、既存のルミナスラックに専用の台車を取り付け、床に敷設したレールの上を滑らせることもできます。
家庭用ではないがSOHO向きかも?
移動棚は安全性が求められるということもあって、非常に高額なものです。また、納入先は主に図書館や役所、大企業などであるため、一般的に馴染みのあるものではありません。
でも冒頭で申しましたように、こういうものに憧れる人はいらっしゃると思います。そうは言っても、ちょっと一般家庭用とは思えません。SOHO(小規模オフィス)や中小企業向きと言えるのではないでしょうか。
図書館などに置かれている移動棚に比べれば安全性は万全ではないものの、SOHOや中小企業の場合は倉庫や書庫のスペースが十分ではなく、在庫や書類の収納スペースに困っているということも多いと思います。
そんなときにルミナスラックのスライドレールユニットが使えれば、価格はかなり手頃ですし、施工も比較的簡単であるように思います。
なお、脚部に取り付けるスライドレールユニットはもともと奥行46cm用と61cm用の2種類がありましたが、現在は奥行46cm用のみとなっています。また、レールはベースレール2mと延長レールの50cmと1mがラインナップされています。ベースレールに延長レールを継ぎ足してレールを伸ばすすことが可能です。
これは一般家庭用とは言えませんが、収納スペースに困っているオフィスや工場には朗報ですねー。また、こういうプロユースの幅を広げてくれると、ホームユースでも信頼感が増すというものです。
「こんなものまであるの!?」と驚くようなオプションパーツがあると、使い方のイメージがどんどん膨らみます。ルミナスラックにはこれからもどんどんチャレンジをして欲しいものです。
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