相続、親子不和…。収納マンが二世帯住宅の建築を決めるまでの紆余曲折

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自宅前のツバメの巣

今年はちょっとした珍事がありました。賃貸ハイツの我が家の玄関先にツバメが巣を作ったのです。結婚以来15年ほど住んでいますが、こんなことは初めてです。

天井照明のわずかな出っ張りに巣を作り始めたときは、もっと他に良さそうなところがあるはずなのに大丈夫なのかなーと心配しましたが、ここ数日は落ち着いて卵を温めているようです。玄関を出ると勢い良く飛んできたり、フンをまき散らしたりと大変なところもありますけど、動物が苦手な妻も娘も温かく見守ってくれています。

一方で、私自身は少し複雑な心境でした。これから家を建てるかどうかという中で、この珍事をどう解釈すべきなのかと考えていました。ツバメも選んだ良い環境を敢えて離れるべきではないという意味なのか。はたまた、ツバメでも巣作りをするのだから、私もそろそろ家を建てろというメッセージなのか。

そんな心の整理がつかないまま、まったく想定外のスピードで契約に向けて突き進んでいくことになったのであります。

※この記事は2019年7月2日時点の情報に基づいています

 

二世帯住宅契約までの紆余曲折

3月末頃、モデルハウス巡りを開始

今年の3月末頃に住宅展示場へ足を運んだときは、家を建てるのはまだ2~3年先のことだと思っていました。子供たちもノリノリで、私も妻も母もすごく気軽な気持ちでした。

4月上旬、アキュラホームに初訪問

フルハイドアなのに安い!アキュラホームのモデルハウスに行ってきました
堺泉北住宅博に行って、アキュラホームのモデルハウスに行ってきました。アキュラホームはハウスメーカーと言うより巨大な工務店で、中間マージンを抑えることができます。また、ジャーブネットを通じてシステムキッチンなどを大量一括購入することでコストを抑えます。おまけにフルハイドアが標準装備というのが素晴らしい。

アキュラホームの展示場へはまず私が単独で乗り込みました。当時はまだアキュラホームについて無知だったため、潜入捜査という感じでした。しかしながら、一通り話をうかがった段階で完全に魅了されていました。

4月中旬、住宅設備のショールームへ

モデルハウスを訪問しても妻と母はシステムキッチンなどの住宅設備ばかり見て家全体を把握しようとしないので、パナソニックとリクシルのショールームに行きました。これはこれで正解だったと思います。

ゴールデンウィーク、住宅展示場巡り

競合他社からの悪評高い!ヘーベルハウスのモデルハウスに行ってきました
和泉第二阪和住宅公園にある旭化成ヘーベルハウスのモデルハウスに行ってきました。競合他社から悪評高いのも納得。それほどヘーベルは素晴らしいのです。外壁だけでなく床や天井にもヘーベルを貼ることで、防音性、断熱性に優れています。シロアリにも強いので、駆除の必要がありません。おまけに、東京スカイツリーやあべのハルカスにもヘーベルが使われていると聞くと、購買心をくすぐられてしまいます。

ゴールデンウィークはあちこちの住宅展示場を回りました。また、アキュラホームに家族を連れて行って、粗見積りも出してもらいました。積水ハウスとヘーベルハウスからも見積もりが提示されていましたが、私と家族にとってはアキュラホームがもっとも現実的な金額でした。また、アキュラホームと迷うようなところがあれば見積りを出してもらおうと考えましたが、結局ほかに対抗馬は出てきませんでした。

GW明け、建築予定地確認

二世帯住宅の建築予定地は私が事務所として使っているところです。ゴールデンウィーク明け早々にアキュラホームの営業マンが現地確認に来ました。

相続懸念→5月末に税理士相談

わたくし収納マンは4人兄弟の次男ですが、諸事情で長男の役目を担っています。その私が母と同居する場合、母の死後、家の相続をどうするのかという話になりました。そこで、アキュラホームで近々、税理士相談会が開催されないかと聞いたところ、特別に個別相談の機会を設けてくれることに。その結果、遺書さえ書いておけば概ね問題ないということが分かりました。

この下りはかなりあっさりと書いていますが、実際は「争族」の危機でした(笑)

6月中旬、親子不和勃発

わたくし収納マンは長男代行の立場で、お嬢様育ちの母上のサポートをしています。何かしらアクションを起こすたびに私が資料を作成して母に説明し、これを2~3度繰り返した挙句、母は私の言うことを聞かずに行動を取るというパターンが繰り返され、私がブチ切れ。もう母の面倒なんて見ない、妻の実家近くで家を買うと言って、二世帯住宅建築の話は水泡に帰したのでした。

建築計画中止もすぐに撤回

しかしその後、私の母は私がこれまでサポートしてきたことを一気にぶち壊してしまいました。悪意なくやらかしてしまったのですから本当にトホホです(苦笑)このまま放っておくほうがむしろ後々大変だと判断し、やっぱり母の面倒は私が見る、二世帯住宅は建てるという方向で腹を括りました。

同時に、築80年近く経つ私の事務所の屋根の一部が強風でめくれ上がる事件があり、建物も母も放置できないことを私の姉弟も悟ったことも、二世帯住宅の建設を後押ししました。

6月下旬、契約に向けて急展開

アキュラホーム契約

それとほぼ同時にアキュラホームの営業マンから電話があり、ソーラーパネルのキャンペーンに応募したのが当選したので一度来てくれないかと言われました。私としては税理士まで手配してくれた手前、むげに断ることもできず、モデルハウスに行って話を聞くことに。

電話があってから実際に訪問するまでの間に建築計画が再浮上したため、そこからは微妙な空気感のままトントン拍子で話が進んでしまいました。100万円分のソーラーパネル当選の権利を得るには6月中に契約する必要があるという説明を受け、それならもうサッサと契約してしまったほうが良いと割り切って契約金を入れることにしたのです。

ちなみに、契約と同時に担当営業マンが転勤になるというハプニングもありましたが、アキュラホームならそのあたりのバックアップも万全なので安心…だと思っています(笑)

 

まさに子はかすがい

当初は2~3年のうちに家を建てる予定だったのが、わずか3ヶ月のスピード決着となったのは、ソーラーパネルが当選したからではありません。陰の立役者となったのは子供たちです。

もともと私も妻も家を建てることには前向きではありませんでした。家を建てるよりも子供たちに十分な教育資金を確保しておくことのほうが大切だと考えていたからです。

ところが、二世帯住宅を建てるかもしれないという話が出てから、子供たちも自分の部屋が欲しいと口に出して言うようになり、私と妻はもちろん、妻の両親も同様に考えるようになりました。しかし、その後いったん自宅建築が白紙になってしまって子供たちもガッカリ。それを見て、私も妻もその両親も、やっぱり子供部屋を与えたいという気持ちが強くなってしまったのです。

まさに子はかすがい。いったんは離れ離れになってしまったそれぞれの気持ちも、子供がくっつけてくれるものなんですねー。

 

私はこれまで、家を建てるというプロセスはただただ幸せな時間だと思っていました。しかし実際は先に申し上げた通り。「こんなに面倒臭くてリスクばかり抱え込むならもう家なんて欲しくない!」と心の底から叫びました(苦笑)

本当に家を建てるっていうのは個人にとって大事業なのですねー。改めて痛感しました。

とは言え、マイホーム建築はまだ緒に就いたばかり。これからもっといろんな経験をしなくてはなりません。

私自身の備忘録の意味も込めて、これからここに事の経過を記録してまいりたいと思います。

2022/05/12追記:今となっては結果論ですが、この時期に自宅の建築を決断して本当に良かったと思います。母が認知症になってしまったこと、もし時期が遅れていたらコロナ禍の品不足や物価高の影響をもろに食らっていたこと、実家の不要品処分や売却もコロナ禍が良い方向で影響を与えてくれたからです。

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