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新築一戸建ての間取りをマンションみたいにしたら驚くほど合理的だった件

前回ご説明した通り、私は自宅を新築するにあたって「マンションのような一戸建て」を目指しました。せっかくの一戸建てだからと言って庭を設けず、イニシャルコストやメンテナンスの手間を大幅にカット。セキュリティ面の不安も少なく、ワンフロアでまるでマンションに住んでいるかのような気楽さがあります。

我が家が目指したのは「マンションのような一戸建て」でした
我が家が目指したのは「マンションのような一戸建て」です。一戸建てのメリットはそのままにマンションのメリットを盛り込んだ家です。基本的にワンフロアの生活で収納しやすく、家事が楽な家。セキュリティ面でも安心で、庭のメンテナンスの必要もありません。

外観だけではありません。実は間取りもマンションみたいなのです。

 

新居の間取りはまるでマンション

収納マンの新居の間取りはまるでマンションのよう

こちらが収納マンの新居の間取りです。玄関から階段を上がると左右に部屋がひとつずつ。その先には洗面脱衣所と浴室、そして反対側にトイレ。その奥にLDKというレイアウトです。

これってマンションによくある間取りとまったく同じなんですよね。マンションならLDKに隣接するかたちで和室やサービスルームを設けていることも多いですし、4LDKの角部屋の場合は我が家にかなり近い間取りになるのではないかと思います。

逆に、一戸建てでこういう間取りはまず見掛けないでしょう。

元々は現在とは違う間取りでした

計画途中の新居の間取り

しかし、私も最初から室内までもマンションの間取りを模倣したわけではありません。途中までは上図のような間取りだったのです。

2つの間取りでもっとも大きく異なるのは水回りの位置です。当初は水回りが端にあるほうがトイレや洗面所にも窓を設けやすく、LDKもゆったりした感じにできて良いと考えました。

ところが、この間取りは妻から反対を食らいました。寝室からトイレが遠いので老後が心配だというのです。

言われてみれば確かにその通りで、ほかにも帰宅して洗面所に手を洗いに行くにも、スーパーから帰ってきて冷蔵庫に食品を詰めるにも、この間取りは不便なんです。逆に、水回りが家の中心にあったほうが合理的で、トイレや洗面所に窓を設けなくても済むことからコストダウンにも繋がりました。

このようにして、改めてマンションで一般的な間取りがいかに合理的にできているかを思い知らされたわけです。

マンション的間取りのメリット

  • ワンフロアで片づけやすい
  • 各部屋から水回りが最短距離の移動で済む
  • 窓が少なくて済む
  • 二世帯住宅など複層式でも間取りがしやすい

一戸建ての間取りをマンションでよくある間取りみたいにしてしまうことのメリットをおさらいしてみましょう。

まず、これは前回も申し上げたことですが、基本的にワンフロアだといちいち階段を上がったり下りたりしなくても片づけやすいです。我が家の場合は玄関から2階に上がる必要がありますが、家から出なければ老後も負担が少ない間取りと言えましょう。

また、水回りを間取りの中心に据えることで、各部屋からの移動が最短距離で済みます。トイレに行ったり、お風呂に行ったり、洗濯物を運んだりといったことが、ストレスなくできるということですね。

あと、トイレや洗面所、浴室は、居室ではないので窓を設ける必要がありません。もちろん窓があったほうが開放的で良いですけど、なくても案外問題ないですし、イニシャルコストや掃除の手間が省けて良いです。

最後に、注文住宅なら間取りなんてやり放題だと思われるでしょうけど、二世帯住宅の場合はそうもいきません。鉄骨造やRC造はともかく、コストを抑えるために木造にすると、基本的に水回りの位置は上下階で揃えるなどの制約があります。そのうえで、私が嫁姑の間に入って諸々調整しないといけないのですから簡単なことではありません(苦笑)それでも、マンションのような間取りは基本的に複層階に展開するように考えられているので、これを基本と考えると間取りが考えやすいというわけです。

 

というわけで、外観こそマンションのような一戸建てを目指した我が家ですが、よもや間取りまでもがマンションのようになるとは当初は予想しませんでした。さすがの私も、最初はこれはないだろうと思いましたね。

ですが、よくよく考えてみると、上記の通りメリットしかないのです。ハウスメーカーからは「随分と割り切った間取り」との評をいただきましたし、「合理的すぎて面白味に欠ける」と思う人もいるかもしれません。でも、それで日々の家事が楽になるのだったら、それで良いのではないでしょうか。少なくとも我が家の間取りなら、「あーやっぱりマンションにすれば良かったー」と後悔することはないでしょう。

ブランド物の洋服やバッグを身にまとい、車にお金を掛ける時代は過去のものとなり、今や洋服はユニクロでOK、家具はニトリ、車はなくても大丈夫という時代です。家も庭を設けず、豪華な住宅設備よりもただプライベート空間が確保できれば良いと考える人が今後も増えていくと考えられます。

そういう大枠で捉えていただくと、「マンションのような一戸建て」はよりご理解いただきやすいと思います。

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コメント

  1. ぽんぽこ より:

    収納マンさん、間取り20以上考えたと過去記事にありましたが、凄いですねーご自分で間取り考案。
    二世帯住宅で、奥様とお母さまの狭間で、、木造では、水回りの一致や、音の問題など大変ですよね。合理的で面白みに欠けるどころか、とても勉強になります。
    私、昔、建築家に「廊下というデッドゾーン」がないのが、良いプラン、と聞いたことがあって、デッドゾーンなくすって難しいのではないかなと思っています。私の知ってる20年前のマンションは、細長い、田の字型が多く、収納マンさんの4LDK角部屋は、高級マンションのイメージです。

    元々の間取りと変更後(最終プラン)が両方あるので、比較して、こういう点を改良したんだ、なるほどなーと面白いです。
    水回り、昔の家屋だと、外側に設置ですが、家の内部に、移動して、洋室2Dのプライヴァシー確保できるし、特に、今、コロナ禍ですから、玄関入ってすぐ、手洗いできてシャワーも浴びることができて、プライベートな空間に、菌を持ち込まずにすむので、便利ですね。
    昔の日本家屋、水回りは、外側に設置してたと思いますが、。。

    キッチンも、移動して収納が増えて、視線や匂いをある程度遮ることができて、食事する場所、寛ぐ場所と、広く使えそうです。。
    アイランドタイプのオープンキッチンもモデルルームで見るとお洒落でいいのですが。。

    バルコニーとドライルームも、真四角より、長方形の方が、使いやすそうな気がします。
    (私、間取り図を色々見るのが好きですが、専門家ではないので、間違ったこと書いていたらすみません)
    WCLと、ドライルームは、なかなか、普通のマンションではお目にかかれないよう気がします。
    家族全員の衣類を一か所に集約、便利でいいなー。

    ベッドのマットレス比較もそうですが、ご自分の体験に基づく、記事、いいですね。
    収納マンさんのこの間取り、今後、流行(流用と言っては失礼かな)していくかも。。

    • 収納マン より:

      ぽんぽこさま

      お褒めに預かり恐縮です^^;

      > 私、昔、建築家に「廊下というデッドゾーン」がないのが、良いプラン、と聞いたことがあって、

      私も同感です。
      中庭でもあるならともかく、廊下が長いのは家事の効率を下げますし、敷地や建築資金の無駄遣いだと私は思います。
      2階建ての一戸建てで壁の位置を揃える必要性から無駄に廊下を長くしてしまっている間取りを見ますけど、もうちょっと真面目に考えれば良いのになーと思ってしまいます。

      一方で、廊下が短すぎるのも考え物かもしれません。
      我が家がまさにそうですが、動線が一ヶ所に集中しすぎたり、やはり見栄えの面でゆったりした感じにならないからです。
      吹き抜けなども含め、やっぱり無駄な空間はあったほうがインテリアとしては良いと改めて思いました。
      もっとも、後悔は微塵もないですが^^;

      おっしゃる通り、水回りの配置というのは戦後以降、大きく変遷しましたよね。
      新居を建てた場所には築80年近い、もともと祖父が住んでいた家があったのですが、最初は玄関横の土間にかまどと五右衛門風呂があったそうです。
      後に台所と風呂を裏庭に増築し、水回りは正反対の位置に移動しました。

      現代では逆にアウトドアキッチンを設けるお宅もありますけど、一般的には家の中心に水回りを持ってくることが多いですよね。
      やはりそのほうが、家族とコミュニケーションを取りやすく、孤独を感じながら家事をすることがなくて良いのかなと思います。

      我が家の間取りでもっとも特徴的なのは、おそらくドライルームと、LDKに面したウォークインクローゼットでしょうね。
      これがこれからのスタンダードになったら面白いですねー^^