庶民の生活必需品と言える突っ張り棒をインテリアエレメントに昇華した、平安伸銅工業の「DRAW A LINE(ドローアライン)」。押入れやトイレといった目立たない場所で使うものだという常識をぶち破りました。
しかし、ドローアラインはその質感と引き換えに高価です。よほどこだわりがない限りはちょっと手が出ません。
なんとかならんものかと思っていたら、カインズにあったんですね。ドローアラインの廉価版と言うべき商品が!
※この記事は2019年12月27日時点の情報に基づいています(2023年9月26日一部更新)
カインズ×平安伸銅工業・つっぱりポール
パッケージに”カインズと平安伸銅工業の共同企画”と記載されているこちらの突っ張り棒とハンギングトレーなどのオプションパーツをラインナップした商品は特にシリーズ名がありません。しかし、明らかにドローアラインをモチーフにしており、オシャレな雰囲気に仕上がっています。
ラインナップ
商品名 | サイズ(mm) | 税込価格 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
つっぱりポール | 小 | 700~1100 | 980円 | 耐荷重10~12kg |
大 | 1100~1900 | 1,280円 | 耐荷重4.5~8kg | |
ワイヤー棚 | 小 | 225×235×50 | 598円 | ポール2本使用 |
大 | 500×235×50 | 980円 | ||
ワイヤータオル掛け | 355×40×100 | 398円 | 耐荷重1kg | |
Sフック(2個入) | 小 | 70×100 | 298円 | 耐荷重5kg |
大 | 70×240 | 398円 | ||
ハンギングトレー | 浅型 | 360×125×265 | 980円 | 耐荷重2kg |
浅広型 | 360×240×265 | 1,280円 |
※価格はすべて2019年12月27日現在
以上がカインズ×平安伸銅工業コラボ商品のラインナップです。いずれもホワイトとダークグレーの2色展開となっています。
突っ張り棒の耐荷重は概ね10kg前後で、スペック的には100均のものと比較しても変わらないレベル。しかし、見た目はもちろん100均とは比べ物にならないほど上質で、個人的にはドローアラインと比較しても遜色ないと感じます。
ドローアラインとの比較
商品名 | カインズ | DRAW A LINE |
---|---|---|
つっぱりポール 小 | 980円(70~110cm) | 3,850円(75~115cm) |
つっぱりポール 大 | 1,280円(110~190cm) | 4,950円(115~190cm) |
Sフック 大 | 398円(2個入) | 1,100円(3個入) |
ハンギングトレー 浅広型 | 1,280円 | 4,400円 |
※DRAW A LINEの価格は平安伸銅工業オンラインショップの税込価格(2019年12月27日現在)
カインズ×平安伸銅工業コラボ商品とドローアラインの価格を比較してみましょう。それぞれサイズ等が似た商品を比較してみると、かなり価格が違うことが分かります。ドローアラインはカインズ版の約2~4倍といったところです。
もちろん、ドローアラインのほうがディテールまでシッカリ作り込まれているので、単純に価格だけでは比べられません。ドローアラインのほうが高級感があり、満足感が高いことでしょう。また、オプションパーツはドローアラインのほうが豊富です(カインズ版=9アイテム、ドローアライン市販品=22アイテム)。
でも、気軽に始めるならカインズ版でしょう。なんてったって価格が手頃ですし、それでいて質感は上々ですからね。インテリア用品として見れば、100均とは比べるまでもありません。
実は今回ご紹介したカインズ×平安伸銅工業コラボのつっぱりポールシリーズは、新商品ではありません。改めて調べてみたところ、2018年8月頃から存在するようです。ただ、収納マンの行きつけのカインズでは先日足を運ぶまで見つけることができませんでした。毎度のごとく、私の目が節穴だっただけかもしれませんけど(苦笑)
しかし、この商品は実に素晴らしい。ハンギングトレーの棚板はABS樹脂なのでよく見ればチープですが、まあ普通は気にならないレベルだと思います。気軽にホームファッションを楽しむには最適なアイテムでしょう。
一方で、シリーズ名が明確になっていないのが残念です。「カインズで売ってる黒と白の突っ張り棒」と言っても伝わらないと思います。
そんなわけで、「DRAW A CAINz」とかどうでしょう?(笑)
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