IKEAで本棚を買うなら「BILLY」より激安の「GERSBY」がオススメな理由

IKEA(イケア)で本棚と言えば「BILLY(ビリー)」をイメージする方が多いと思います。この10年で25万台以上が売れているベストセラーアイテムですし、雑誌『LDK』でベストアイテムに選ばれたことがあるなど世間の評判は良いです。

ただ、個人的にはビリーはあまりオススメとは言えません。そもそも『LDK』の基準は意味が分からんという問題は置いておいて。値段は高くても国産のエースラックのほうがオススメできるということもありますが、幅80cmで真ん中に帆立がない構造というのは設計上無理があります。いろんなお宅でビリーの変わり果てた姿を見ましたが、いずれも棚板はたわみ、側板は左右に広がり、背板は抜け落ちてしまっています。

そんなわけでアンチ・ビリーの私ですが、だからと言ってIKEAで本棚を買うべきではないとまで言いません。どうせ安物の使い捨て家具と割り切るなら、激安の「GERSBY(ゲルスビー)」はオススメするに値すると思います。



IKEA・GERSBY(ゲルスビー)

ビリーとゲルスビーは一見すると見た目はほとんど同じです。主材はいずれもパーティクルボードの樹脂フィルム貼り。ただ、サイズはゲルスビーのほうが一回りコンパクトで、ビリーが80×28×202cmであるのに対し、ゲルスビーは60×24×180cmとなっています。

ここがポイントで、冒頭でも述べた通り幅80cmで真ん中に帆立がないという構造は耐荷重の問題がある一方、幅60cmであれば棚板がたわみにくいと言えます。また、ビリーは高さ202cmで6段ですが、ゲルスビーは高さ180cmで5段です。ビリーのほうが大量の本が収まるためその重量で側板が左右に広がりやすく、一方でゲルスビーの場合はその心配が少ないのです。

ビリーとゲルスビーにはもう一つ違いがあって、ビリーは5枚の棚板のうち4枚が可動棚なのですが、ゲルスビーはすべて固定棚となっています。日頃、「収納家具は使い勝手が大切」と言っている収納マンですけど、可動棚よりも固定棚のほうが全体として丈夫になることは紛れもない事実です。

以上のことから、どうせ使い捨てで良いなら、たった2,999円で買えるIKEAのゲルスビーはオススメというわけですね。6,999円のビリーを使い捨てにするにはお金がもったいないです。

IKEA・FINNBY(フィンビー)

「ゲルスビーが可動棚だったらな~」と思われる方もいらっしゃることでしょう。実際、棚板を可動棚にしたところでそんなにコストは変わりませんから。

そんな方のために「FINNBY(フィンビー)」という本棚があります。ツインビーでもウィンビーでもありません。フィンビーです。主材も外寸も耐荷重もゲルスビーと同じ。色が違うだけでなく、フィンビーは4枚の棚板のうち3枚が可動棚です。価格はゲルスビーよりも1,000円高い3,999円です。

ゲルスビーに1,000円足すだけで可動棚で使い勝手が良くなるなるわけですから、本来の私のスタンスであればフィンビーをオススメするほうが自然だと思います。ただ、基本的にゲルスビーはA4ファイルが収まる寸法に作られているので、それより大きな本を収める必要がなければ棚板を動かすメリットがないのです。3段カラーボックスにA4ファイルを収めたいなら棚板を動かせたほうが良いですが、A4ファイルよりも大きな本がなければ棚板を動かすメリットがないのです。ましてやフィンビーには追加棚板が用意されていませんからね。

もちろん、映画のパンフレットなど大きな本を収める必要がある場合は、コストをいとわずにフィンビーを選んだほうが良いです。でもそういう特殊なサイズがなければ、激安のゲルスビーで十分です。すべて固定棚のほうが丈夫ですし、何より棚板の高さが等間隔になっていることで見た目も美しいです。

たった1,000円の違いと言っても2,999円に対する3,999円は約33%のアップですからね。これは大きいです。棚板を可動式にすることで33%もコストが上がるはずがありませんから、ゲルスビーのほうがちょっと頑張った価格設定なんだと思います。というわけで、ビリーよりもフィンビーよりもゲルスビーのほうがお買い得というわけなんですね。やっぱりIKEAで家具を買う場合は基本的には特価品を狙うのが良さそうです。

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