我が家でこれまで購入した100円グッズの中でヒット商品と言えるもののひとつに、上写真のピンチハンガーがあります。閉じれば普通のハンガーのようにコンパクトになり、上写真のように十文字に広げればタオルや下着などを干しやすい形状になるというものです。
ダイソーでは「クローズハンガー」、セリアではグリーンオーナメントの「コンパクトピンチハンガー」が販売されていましたが、昨年の秋頃から店頭で見かけなくなりました。おそらくは100均で販売するには採算が合わなくなったのだと思います。
我が家では計3つを使っており、壊れたら買い替えていたので、手に入らないのは困ります。200円でも良いから販売して欲しいものです。
ともあれ、もう手に入らないのであれば、代わりを考えなければいけません。そう考えていた折り、IKEA(イケア)から素敵なピンチハンガーが発売されたので試してみることにしました。
※この記事は2023年2月2日時点の情報に基づいています
IKEA・SLIBB物干し用ハンガー 洗濯バサミ24個付き
このたびIKEAで購入したのは「SLIBB(スリッブ)物干し用ハンガー 洗濯バサミ24個付き」という商品です。価格は税込799円です。
ピンチは自分で取り付け
ピンチは自分で取り付けます。24個ありますが、ピンチを開いて差し込むだけなので、1分ほどで組み立て完了です。
フラットになるのがGood
スリッブのピンチハンガーのどこが気に入ったかと言うと、このようにフラットな感じになるところです。これなら他のピンチハンガーと絡まらず、スペースも取りません。
【盲点1】折り畳めないから場所を取る
…と思って買ったのですが、私の考えが浅はかでした。この商品は一般的なピンチハンガーと違って折り畳めないので、かえって場所を取ってしまうのです。フラットでコンパクトになるのは立て掛けたときだけなのですね。
【盲点2】ピンチを上からつまみにくい
ほかにも盲点がありました。こちらのピンチはつまむ部分がフレームの上側に出ているので、上から手を回さないと洗濯物を挟めないのです。
一般的なピンチハンガーはピンチが吊り下がっているので、フレームの上まで手を伸ばす必要がないんですよね。これは背の低い妻にはちょっと使えそうにありません。
【盲点3】中途半端に大きいサイズ
スリッブのピンチハンガーは約36cm角です。そのため、日本で一般的な短辺30cmくらいのタオルを干そうとすると、ご覧の通りピンチの間隔が合わないんです。
コストコで販売している短辺40cmのタオルならちょうど良いんでしょうね。サイズ設計が欧米向けでした。
【盲点4】ピンチの向きが変えられない
あとですね、タオルを全て同じ向きに揃えて干そうと思っても、ピンチの向きが変えられないので無理なんです。
一般的なピンチハンガーならピンチが吊り下がっているので自由にピンチの向きを変えられます。それが当たり前だと思い込んでいました。
【盲点5】バランスが悪い
約36cm角と大きめで、ピンチの向きを変えられず、タオルの大きさにも合っていないということも相まって、洗濯物を掛けているとすごくバランスを取りづらいです。
洗濯物を引っ張って取り込めるのは便利
スリッブのピンチはつまむのに力が要る割りに、挟む力は弱いです。ただ、挟む力が弱いことが幸いして、洗濯物を引っ張って取り込めるのは便利です。
というわけで、期待して購入したSLIBBピンチハンガーはデザインこそ良かったものの、意外と使い勝手が悪かったです。ちょっと考えれば分かることもありましたが、高いところだとピンチがつまみにくいとか、タオルの大きさに合わないというところは実際に使ってみないと分からなかったことだと思います。
これは普段の洗濯物には使えそうにないので、玄関横の土間収納で手袋などを干すときに使いたいと思います。
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