元旦早々、「今年は休みます!」宣言をして、早速2日間お休みをいただきました。おかげさまで正月三ヶ日はゆっくり過ごすことができました…と言いたいところですが、年末に無理をしたのが祟って風邪でフラフラの状態で、サーバー移転後のメンテナンスに追われておりました(苦笑)
しかし、今年の風邪は鼻と喉に来ますねー。家族全員が同じ症状で、特に私は鼻水がまったく止まらず、1日でティッシュ1箱を使い切る有様です。
ここのところ無理をしすぎたのもありますが、やはり1ヶ月以上もサイクリングをしていなくて体力も落ちていたのでしょう。皆様もどうぞご自愛ください。
さて、今年の実質1本目は、こちらでは初となる「PR記事」でございます。スポンサーがついている記事ということですね。
とは言え、記事作成についてはノーギャラでございます。対価は商品提供のみです。「欲しい商品があったら自分で買うわい!」ってことで断ろうと思ったんですけど、まあ、これも付き合いだと割り切って引き受けさせていただきました。
ともあれ、今回は記事にスポンサーから物言いがつくこともありません。スポンサーのご機嫌を損なわない程度に、いつも通り辛口でレビューさせていただきたいと思います(笑)
※この記事は2018年1月4日時点の情報に基づいています
アイリスオーヤマ・極細軽量スティッククリーナー
さて、今回ご紹介するのは、アイリスオーヤマの「極細軽量スティッククリーナーIC-SLDC4」です。
アイリスオーヤマさんにはいつもお世話になっております。我が家ではアイリスオーヤマの加湿器、メタルラック、家具転倒防止具、カラーボックス、HGチェスト、布団圧縮袋などを使わせていただいております。お正月にはアイリスフーズの切り餅もいただきました(すべて自費購入です・笑)。
最近は家電の開発にも積極的なアイリスオーヤマの自信作「極細軽量スティッククリーナー」はその名の通り、ベリー細くて軽いスティックタイプの掃除機です。とても掃除機が入っているとは思えないほど軽い箱を開けると、上写真のような物が収まっています。
本体、延長パイプ、フロアヘッド、壁置きパーツ一式、充電アダプター、使い捨てダストパック(25枚)、それと取扱説明書。補充用の使い捨てダストパックまで入っているなんて親切じゃありませんか。
業界最軽量クラス 約1.2kg!
本商品の特徴はステッカーに誇らしげに掲げられています。「業界最軽量クラス 約1.2kg」、さらに「ダストピックアップ率99%」!
つまり、国士無双に軽くて、鬼のようにゴミを吸ってくれるということですよ。今回はその真偽を中心に検証してまいりたいと思います。
軽さと吸引力を両立する紙パック式
世間ではサイクロン式の掃除機が主流となりつつありますが、アイリスオーヤマの極細軽量スティッククリーナーは紙パック式です。これが軽さと吸引力を両立できた大きな要因と言えるでしょう。
サイクロン式は紙パック不要なのが便利ですけど、吸引力で言えばやっぱり紙パック式と言う方も少なくありません。さらに紙パック式なら部品点数が少なくて済み、軽さだけでなく低価格を実現することもできるというわけですねー。
シンプルで軽いフロアヘッド
軽いのは本体だけではありません。フロアヘッドも見た目が立派な割りに非常に軽いです。
フロアヘッドが軽いので、ダイソンとか輸入品のスティッククリーナーと違って取り回しが非常に楽です。
フロアヘッドは裏面もシンプル
フロアヘッドの裏面は非常にシンプルです。自走機能はなく、巻き取りローラーもありません。
無駄を省いて必要な機能に絞り込む「なるほど家電」のアイリスオーヤマらしい設計ですね。
ACアダプタから直接充電
無駄を省くと言えば、アイリスオーヤマの極細軽量スティッククリーナーには充電用スタンドがなく、バッテリーパックを取り外して充電する仕組みでもありません。
充電する際はACアダプタから延びるコードを直接差し込むようになっています。
延長パイプなどの着脱が楽!
「IC-SLDC4」の税込価格は14,904円(2018/01/04現在のアイリスプラザ会員価格)。世間では1万円を切るものもありますし、逆に5万円を超えるようなものもある中では、割りと手頃な部類です。
しかし、価格の割りに安っぽくはありません。延長パイプやフロアヘッドの接合部には上写真のスイッチのようなものが付いており、着脱が非常にスムーズなのです。これは実家で使っているマキタのクリーナーや、私が車内清掃用に使っているブラック&デッカーのクリーナーと比べて驚いた点です。
組み合わせ次第で3変化
スティックタイプ
「IC-SLDC4」は組み合わせ次第で3通りの使い方が可能です。フロアヘッド+延長パイプ+本体の組み合わせで「スティックタイプ」。
ハンディタイプ
延長パイプを外してフロアヘッドを直接本体にドッキングさせると「ハンディタイプ」。
ブラシタイプ
フロアヘッドを外し、本体吸引部のブラシを起こすと「ブラシタイプ」となります。
この3通りの使い方ができれば、家中を手軽に掃除することができますし、これくらいなら多すぎるパーツを収納する煩わしさもありません。
新幹線発車時のような起動音
お待たせしました。それでは早速、使ってみましょう。
「自動」ボタンを押してスタートすると、新幹線が発車するときのようなキュイーンという感じの音で起動します。
ホコリがない状態のときはグリーンのランプが光り、ホコリを見つけるとランプが赤く光って音も激しくなります。ランプがグリーンのときは「まあこんなものかな」という程度の音ですけど、ランプが赤くなると結構ウルサイです(苦笑)
ターボは爆音モード
スイッチを「自動」にすると前述のようにホコリを見つけた時だけパワフルに吸引するのですが、「標準・ターボ」ボタンを1回押すと「標準」、もう一度押すと「ターボ」になります。
しかし、この「ターボ」モードがヒドイです。近所からクレームが来るんじゃないかというくらいうるさくて、とてもじゃありませんが使えません(苦笑)
吸引力は十分だが微妙
うるさくても吸引力がスゴければ納得できそうなものですが、総じて微妙かなという感じがします。1万円強のスティッククリーナーとしては十分な性能だと断言できるものの、「ダストピックアップ率99%」というのはさすがに誇大表現ではないかと感じるのです。
ホコリを除去できればグリーンのランプが点くといった機能は掃除機では割りと一般的な機能ですが、極細軽量スティッククリーナーで掃除を終えた場所をまた掃除すると再び赤のランプが点いたりするんです(苦笑)
単にセンサーが馬鹿なだけかもしれませんが、もしセンサーが正しいとすれば、吸引力がイマイチであることを示していると言えるでしょう。
軽さ1.2kgは驚異的
一般的なスティックタイプの掃除機が2~5kg程度であることを考えると、「IC-SLDC4」の約1.2kgというのは驚異的な軽さです。実際、非常に取り回しがしやすく、私が今までに使ったスティッククリーナーと比べて掃除が楽であることは間違いありません。
おまけに充電式ですから、電源コードが邪魔になることもありません。手軽にサッと掃除するときには最高の一台と言えるでしょう。
ただし、重心が高いため、長時間かつ広範囲を掃除するなら、キャニスター型の掃除機のほうが楽です。ワンルームや2台目需要はともかく、ファミリーユースなら基本はやはりキャニスター型かなと思います。
バッテリーは約30分使用×約500回充電
バッテリーの性能は、自動モードで約30分使用できるものとなっており、約500回の充電が可能です。また、充電時間は約3時間です。
世間でも評価が高いマキタの充電式クリーナーが10~20分程度しか使えないことを考えると、30分も使えるというのは優秀です。別売バッテリーも用意されており、安心して使うことができると思います。
ただ、1日5分の使用で約8.2年間、1日15分の使用だと約2.7年間しか使えないということになりますから、こういうのはやはりワンルームか2台目需要と考えるべきなのでしょうね。
総合的に見まして、アイリスオーヤマの「極細軽量スティッククリーナーIC-SLDC4」はとても良くできていると感じます。正直、結構ナメてましたが、実際に使ってみると質感と使い勝手の両面で、ぐうの音も出なくなりました。
「ダストピックアップ率99%」という点をあまり期待し過ぎると期待外れという印象を持ちかねないかもしれませんが、そこはあくまでも宣伝文句と割り切れば、スティッククリーナーとしては十分な吸引力ではないかと思います。
あとはまあ、もうちょっと静かだったらなーとは思いますけど、これよりも静かなスティッククリーナーというものにお目に掛かったことがないので、これも十分だと言えるのかもしれません。
2019/01/19追記:
1年間使っての感想です。軽くて手軽に使えるので、妻も子供も普通に便利に使っています。かなり満足と言って差し支えないでしょう。
ただ、ベランダに面した掃き出し窓の横に設置しているので、洗濯物を取り入れるときに引っ掛けて倒してしまうことがたまにあります。そうすると、その度にダストカップのカバーが外れてしまいます。倒すのが悪いことは承知のうえですが、もうちょっと外れにくいカバーだったらなーとは思います。
ちなみに、我が家では主にキャニスター式の掃除機を使い、スティッククリーナーは何かをこぼしたときに出動するかたちなので、1年間で紙パックはまだ1枚しか交換していません(笑)使用は週に1~2回で、充電は1~2ヶ月に1回くらいでしょうか。
2019/10/13追記:
とうとうダストカップのカバーのツメが折れてしまいました。仕方なく、現在は輪ゴムで留めています(苦笑)こういうところがアイリス製品の安っぽくてダメなところですねー。
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