昨年にヒットしたカインズホームの「キャリコ」。今年も新バージョンが追加され、他社からも類似品がいくつも登場しました。その中でも個人的に最強だと思うのは天馬の「プロフィックス・カバコ」なのですが、これまで沈黙していたアイリスオーヤマがカバコを上回るかもしれないキャリコ型のスタックボックスを発売しました。
アイリスオーヤマ・スタックボックス扉付き
「さすがアイリスオーヤマ!そう来たか~!」と思わず唸ってしまいました。キャリコやカバコはポリプロピレン樹脂でできていますが、アイリスオーヤマの「スタックボックス扉付き」はカラーボックスと同じプリント紙化粧パーティクルボードでできています。
サイズは幅約400×奥行約388×高さ約305mmで、カラーボックスの1段よりも奥行が100mmほど大きいサイズ。ベタ芯のパーティクルボードが箱状になっているため、重量は約5.3kgとちょっと重たいです。しかも組立式なので、苦手な人にはちょっと大変です。
その代わりと言ってはなんですが、耐荷重は約20kgとかなり頑丈です。ポリプロピレン樹脂じゃなくてパーティクルボードだから当たり前と言えばその通りですが、キャリコの最大8kgに比べればかなり頑丈と言えるでしょう。
そして改めて言うまでもなく、オシャレっぽい。プリント化粧合板なのでチープさは否めませんが、少なくともポリプロピレン樹脂よりは誤魔化しやすいです。また形状がナイスで、お部屋にリズミカルな印象を与えてくれることでしょう。
バリエーション
- 幅40cmと幅20cmの2サイズ
- 扉付きと扉なしの2タイプ
- ブラウンとナチュラルのカラー2色
アイリスオーヤマの「スタックボックス」のサイズバリエーションは幅40cmと幅20cmの2サイズ展開となっています。強度面を考慮すればこれ以上の幅は難しいですし、開口部の形状やインテリア性を考慮すれば高さ305mmのワンパターンがベストでしょう。妥当なラインナップだと思います。
またこの形状は扉なしで使ってもインテリア的に面白いですし、使い勝手のことを考えてもオープンタイプはアリですね。扉付きと扉なしをうまく組み合わせて使えば、圧迫感を減らしつつオシャレっぽく魅せることができて良いと思います。
カラーもカジュアル過ぎず重すぎないブラウンとナチュラルの2色展開で素敵です。写真のように2色を交互に並べても素敵ですね。今後スタックボックスがヒットすれば、CBボックス同様にホワイトやパステルカラーも登場することでしょう。
このラインナップを見るにつけ、アイリスオーヤマのスタックボックスはかなり完成度が高いと言えるでしょう。これはホンマにスゴいです。
カバコと同じくスライドインするフラップ扉
アイリスオーヤマのスタックボックスが素晴らしいのは、天馬のプロフィックス・カバコ同様に扉が内側にスライドインする構造だということです。扉が内側にスライドインするということは、開けっ放しにしても扉が邪魔にならないということです。
たとえば3段カラーボックスを普通に置くと、中のゴチャゴチャが見えてしまいます。それを隠そうと思ったら、インナーボックスを使って引出しのように使ったり、割りに合わない価格の扉を取り付けたり、カフェカーテンを取り付けるなどという不細工なことをしなければなりません。でもこの「スタックボックス扉付き」なら、普段は開けっ放し、来客時はクローズして隠すということが簡単にできちゃうわけです。
しかもキャリコよりも頑丈なので日用品を目一杯詰め込んでもOK。さらに1つ1,000~2,000円程度とお手頃な価格です。これはマジでスゴい!天馬のプロフィックス・カバコよりスゴいかもしれません。ひょっとしたらキャリコやカバコよりもヒットするかもしれませんね。
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