先日ひさしぶりにKEYUCA(ケユカ)に行ったら、ポリプロピレン製の引出式衣装ケースが並んでいました。
最近、特に収納に力を入れているように見えるKEYUCA。「へー、無印良品みたいにポリプロピレン製の引出式衣装ケースを扱っていたなんて知らなかったなー」と思いました。
しかし、帰ってからKEYUCAのオンラインショップで探してみてもまったく情報なし。出典元では”スタック(積み重ね)が出来る引出式クローゼット収納”となっていますが、商品名やサイズなどもっとちゃんと調べてくるべきだったと後悔しました。
※この記事は2017年6月15日時点の情報に基づいています(2023年8月22日一部更新)
ひょっとするとリスが作ってる?
ただ、どこが作っているのかはすごく気になっていたので、ディテールについては細かくチェックしていました。メーカー名はどこにも書かれていませんでしたが、私の勘違いでなければKEYUKAのポリプロピレン引出式衣装ケースはリスの「スタックシステムケース」(上写真)の色違いではないかと思うのです。
引出しの構造、サイズ感が似ていますし、キャスターにも特徴的な部分を見ることができます。あまり断定的なことは言えないものの、私の知る限りの情報ではリスが作っていると考えるに十分な証拠と言えます。
2017/08/11追記:
KEYUCAの「スタックシステムケース ワイド」(上写真)はやはりリスの同名商品と同じようで、サイズがまるっきり一緒です。価格もほぼ同じで、KEYUCAのほうがちょっと安いかなという程度です。
奥行355mmのプロパー品はamazonで販売されています。
KEYUCAの無印良品化が加速!?
リスが作っている引出式衣装ケースと言えば、無印良品のポリプロピレン収納(上写真)です。リスが無印良品以外に引出式衣装ケースを卸し始めたのは割りと最近のことで、他ではほとんど見ることがありません。
ホームセンターなどでは既に天馬やアイリスオーヤマ、サンイデア、JEJ、伸和、サンコープラスチックなどの強豪がひしめき合っており、後発のリスが入る余地などありません。
一方のKEYUCAは無印良品的なデザインで揃えつつ品質はちゃんとしていて私は大好きなのですが、ビジネスとしてはまだ手探りな状態が続いているようで、アパレルを充実させるなどして無印良品のようなラインナップに傾きつつあります。
そうすると木製チェストだけでなくポリプロピレン製のチェストの品揃えも必要ということで、無印良品で実績があり、販路を探していたリスと組むことになったというのは自然な流れと言えるでしょう。
もっとも、これは私の勝手な憶測にすぎませんが、KEYUCAでもポリプロピレン収納ケースを扱うことはKEYUCAの無印良品化が加速していると言えるのではないでしょうか。
両者の商品の比較
それはともかくとして、KEYUCAと無印良品それぞれの引出式衣装ケースについての比較です。結論から言うと、私は無印良品のほうが良いと思います。
無印良品のPPクローゼットケース引出式は外箱に前枠が付いているため丈夫で、引出しを開閉するのがスムーズです。そして、価格もホームセンターに並んでいる同様の商品と比べてもお手頃です。
対するKEYUCAのほうは構造的にそれほど丈夫とは言えず、引出しの開閉もスムーズとは言い難いです。価格はチェックしなかったので分かりませんが、たぶん無印良品に比べるとコスパは悪いと思います(2017/08/11追記:無印良品のほうがコスパ良いです)。
ただ強いて言うと、それぞれサイズが異なるので、設置スペースによってはKEYUCAのほうが良いということはあると思います。
冒頭の写真には外箱が木製のチェストも一緒に写っていますが(2017/08/11追記:Flemoというシリーズです)、ほかにもスチール製のフレームのところにポリプロピレンの引出しが収まったチェストもありました。
しかし、これらも微妙な商品です。あまり引出の開閉がスムーズとは言えず、見た目もパッとせず、コスパも悪いように思いました。
KEYUCAと言えばデザインが良くて品質も必要十分という感じが支持されているところだと思うのですが、ポリプロピレン製のチェストは今まで扱っていなかったので目利きができなかったのでしょうか。ちょっと残念ではありますが、今後に期待したいと思います。
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