ネタ探しのために100円ショップのセリアの店内を物色していると、普段あまり足を運ばないキッチン雑貨のコーナーで、見慣れたロゴマークを見つけました。収納グッズオブザイヤー2016に選出された「Pitacco mono(ピタッコ モノ)」でお馴染みの(?)小久保工業所の商品です。
※この記事は2017年1月30日時点の情報に基づいています(2024年9月13日一部更新)
小久保工業所・「壁ピタ」ティッシュ
JANコード | 4956810861712 |
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サイズ(mm) | 65×38×140 |
取付け可能なBOX短辺サイズ | 112~120mm |
耐荷重 | 350g |
材質 | 本体:ABS樹脂 粘着層:特殊ポリウレタン・アクリルフォーム |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 110円 |
セリアのキッチン雑貨コーナーにあったのは、「壁ピタ・ティッシュ」という商品です。冷蔵庫やタイルなどのツルッとした壁面に貼り付けて、ティッシュボックスを固定できるというアイテムですね。セリアですからもちろん税込110円ですが、アマゾンでは税込165円で販売されています。
ちなみに、同じ要領で食品用ラップを固定できる「壁ピタ・ラップ」、同じシリーズとは言えませんが「スマートラップホルダー」という小久保工業所の商品もありました。
壁ピタの吸着力の実力は…?
「壁ピタ・ティッシュ」のパッケージには”貼ってはがせる粘着テープタイプ”と記載されています。しかし、店頭で確認したところ、従来からある粘着式ではありません。一方で、ピタッコ・モノに比べると粘着面が小さすぎます。
小久保工業所は従来の粘着式もピタッコ・モノのようなタイプも「粘着式」と呼んでしまうので、これはやっぱり実際に使ってみないと分かりません。というわけで、買って試してみることにしました。
液晶テレビの画面に貼り付けてみたら微妙
我が家はキッチンにボックスティッシュを置く習慣がないので、代わりに寝室で使ってみることにしました。寝室でツルッとした面を探して最初に目に飛び込んできたのが液晶テレビの画面です。試しに貼ってみることにしました。
すると、画面がアンチグレアになっているからでしょうか、少なくともピタッコ・モノのようにしっかりと貼り付いた感じはありません。ボックスティッシュをセットしても落ちることはありませんが、強めに引っ張れば簡単に外れてしまうという感じです。
表面がタモ突板の二段ベッドには貼り付かず
次に、二段ベッドのフレームに貼り付けてみました。表面はタモ材の突板なので多少ザラッとしていますが、ウレタン塗装を施しているのでツルッとしているとも言える感じです。
しかし、結果はまったく貼り付かず。やはり手で触って明らかに凸凹が感じられるところはダメなようです。
ベッドのヘッドボードに貼り付けてみた
懲りることなく、今度はベッドのヘッドボードに貼り付けてみることにしました。こちらも突板ですが、二段ベッドのフレームよりはツルッとした感じです。
少しエンボスを感じられるのでやっぱり無理かなーと思ったんですけど、液晶テレビの画面と同程度の強度で貼り付けることができました。
吊り下げはNG
引き続き、もっとツルッとしたウォールシェルフだったら貼り付けやすいんじゃないかと思って試してみました。
しかし、塗装されたMDF自体には貼り付きやすいものの、逆さに取り付けると簡単に剥がれてしまいました。耐荷重オーバーのようです。
パンチングラックの側面なら問題なし
最後に、ルミナスのパンチングシェルフの側面に貼ってみました。ここは穴がボコボコと開いているものの、それ以外はツヤッとしているので問題なく貼り付きました。
以上、あちこちで試した結果、壁ピタ・ティッシュの耐荷重は350gまでとなっていますが、決して控えめな数字というわけではなく、実際にいっぱいいっぱいでその程度だということが分かりました。従来の粘着式に比べると弱いですが、繰り返し貼り直せるというのはメリットです。
また、ピタッコ・モノに比べると粘着力はかなり弱いです。これはまったく比べ物になりません。
しかしながら、100均とは思えないスマートな外観とこのお手頃さはなかなかのものだと思います。しかもメード・イン・ジャパンでございますよ。コスト的には十分100均で売れる構造とは言え、さすが小久保工業所だと唸ってしまいました~。
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