セリアで発見☆引出の仕切りは伸縮式で解決!山田化学「スライドケース」

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引出しの中を仕切る際は、収めるモノに合った大きさのプラ箱を100円ショップやホームセンターで探してくるのがもっとも一般的な方法です。さもなくば、モノや引出しの大きさを正確に採寸して、自分で仕切り板を作るのも良いでしょう。ですが、どうしても手間と時間が掛かってしまいます。

上写真のような伸縮式の整理トレーを使うという方法もあります。しかしながら、上写真を冷静によく見ると、収納されているモノの半分は長さが合っていません。「人→モノ→場所」の順に合わせることを考えるのが収納の基本ですから、まず引出しの大きさに合わせるという発想は良くないですよね。

しかし、1マスずつ伸縮できる整理トレーがあったらどうでしょう。「いやいや、そんなもの今までなかったでしょ?」って話だったのですが、セリアで見つけて驚きました。

 

山田化学・スライドケース

山田化学・スライドケース(ロング。ミドル。スクエア)

このたびセリアで見つけたのは山田化学の「スライドケース」。私の地元では初見の新商品ですが、ネットで調べてみると一部地域では昨年末頃から店頭に並んでいたようです。

サイズはロング、ミドル、スクエアの3つで、カラーはそれぞれホワイトとカーキの2色が用意されています。

伸縮式でピタリと収まる!

山田化学・スライドケース(ロング。ミドル。スクエア)

こちらのスライドケースの何がスゴイって、伸縮式で収めたいモノや引出しのサイズに合わせて長さを変えられることです。

「なんでこんな単純なものが今までなかったんだろう!」と驚くわけですが、これは実際100均にしてはかなり企業努力が必要だったと思います。パーツは2つに分かれますから金型が2つ必要なうえに、全面フラットなので材料コストも高いですからね。

ラインナップとスペック

ロング

山田化学・スライドケース ロング ホワイト 4965534201926

JANコードホワイト:4965534201926
カーキ:4965534201988
外寸(mm)85×232~310×50
内寸(mm)※154×201~278×45
税込価格※2110円
材質※2ポリプロピレン
製造国※2日本

※1…内寸は底面と深さを収納マンが実測 ※2…税込価格・材質・製造国については以下すべて同じなので省略

ミドル

山田化学・スライドケース ミドル ホワイト 4965534202022

JANコードホワイト:4965534202022
カーキ:4965534202084
外寸(mm)110×180~230×50
内寸(mm)※172×143~192×45
スクエア

山田化学・スライドケース スクエア カーキ 4965534202183

JANコードホワイト:4965534202121
カーキ:4965534202183
外寸(mm)140×140~192×50
内寸(mm)※1102×102~153×45

3サイズとも30%前後伸縮します。側面は傾斜しており、また縁が厚いので、外寸に比べて底面内寸は最大で40mm近くも小さくなっています。しかしながら、実際に引出しに収めてみるとそんなに無駄を感じさせません。

ロングは最大で菜箸も収まる長さがあります。ミドルはカレー用スプーンはもちろん箸もギリギリ収まりますし、ハサミなど少し幅のあるものもOK。スクエアはワインオープナーやピザカッターなどに適したサイズと言えるでしょう。

サイズ設計がなかなか秀逸

サイズ設計がなかなか秀逸

ちなみに、ロングの最短とミドルの最長、ミドルのほぼ最短とスクエアの最長は、それぞれほぼ同じ長さになるように設計されていることは興味深いです。このサイズ設計をうまく活かせば、引出しの中を仕切ったときに統一感を持たせやすいと思います。

マステなどで固定する必要あり

マステなどで固定する必要あり

スライドケースは無段階で長さを調節できて便利です。しかしながら、そのまま引出しの中にセットすると、引出しの開閉やカトラリー類が動く際の慣性力で長さが変わってしまいます。なので、底面の継ぎ目をマスキングテープなどで固定して使用するのが良いでしょう。

なお、スライドケースには脚が付いていて床との接地面が少ないため、引出しの底に滑り止めシートを敷いても長さが変わるのを十分に防ぐことができません。

引出しの仕切り以外で使うのは厳しい

引出しの仕切り以外で使うのは厳しい

スライドケースは縁のところに「GRANDISTAR」という奇妙なロゴが彫られており、棚に置いても映えるようにデザインされているように感じます。しかしながら、前述の通りモノの重みや床面との摩擦で意図せず伸縮してしまううえに、持ち上げる際には上写真のように後ろ側が垂れ下がってしまいますから、棚の上に置いて使うには適しません。

なお、上写真の状態にもう1本缶飲料を乗せると、後ろ側は外れて落ちてしまいます。接続部はツメ2本だけで引っ掛かっているに過ぎないので当然の結果です。

 

ともあれ、スライドトレーは引出しの中の仕切りとして使うには効果的だと思います。これなら多少大雑把な採寸でも効率良く引出しの中を整頓できることでしょう。また、いくら完璧に収納したところで収めるモノの種類や量は常に変化しますから、伸縮式なら対応しやすいです。

一方で、用途を引出しの仕切りに限定し、なおかつマステで固定しないと勝手に伸縮してしまうのを防げないのであれば、そこは割り切って縁はもっと薄くしてしまっても良かったのではないかと思います。また、サイズバリエーションもカトラリーや文具に合うようにブラッシュアップする余地はまだまだありそうです。

今後は同様の構造の収納ケースが増えていくと思われるので、期待したいところですね。

 

山田化学・スライドケース

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