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ライクイットの本気を見た!新商品の収納ボックス「タイディアップ」

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2016年にカインズから整理収納小物ケース「Skitto(スキット)」が発売された頃は、メーカー各社がこぞってレクタングル形状のプラスチック製収納ボックスを投入しました。当初こそ盛況だったものの、次第に100円ショップでも類似商品が販売されるようになりレッドオーシャン化。コロナ禍以降は原料高などもあって既存商品を維持するのが精一杯で、新商品が投入されることはほとんどなくなりました。

ユーザーとしてはぶっちゃけダイソーの「ONE storage 収納ケース」などがあれば事足りるのです。しかし、メーカーとしてはそうも言ってられないのでしょう。スキットが以前ほど売れなくなってきた今、ライクイット(吉川国工業所)が本気のプラスチック製収納ボックスを発売しました!

※この記事は2024年3月25日時点の情報に基づいています

 

ライクイット・タイディアップボックス

ライクイット (like-it) 収納ボックス タイディアップボックス スターターキット

このたびライクイットから発売されたのは「タイディアップボックス」という商品です。”タイディ(tidy)”とは和訳すると”きちんとした”という意味です。また、転じて”タイディアップ(tidy up)”は”片づける”という意味になります。

このタイディアップボックスが画期的なのは、外箱とそれに合ったインナーボックスが用意されているということです。

普通、こういう収納ボックスはカインズのスキットやスキットKみたいに縦横高さを1/2や2/3、1/4にするものです。ところが、タイディアップボックスは外箱とそれよりも一回り小さなインナーボックスというラインナップ。紙製ならともかく、わざわざ金型を作る必要があるプラスチック製ではとても珍しいと言えると思います。

金型を作るということは大変なコストが掛かります。相当な数を量産しなければ採算が合わないので、メーカーとしては躊躇するところです。工場と営業が一丸となって本気で売ることを決断しないと、製品化できなかったと思います。

テーパーレス設計を採用

ライクイット (like-it) 収納ボックス タイディアップボックス

昨今は輸送費の高騰もメーカーの悩みの種のひとつです。それを解決するために組立式にしたり、収納ボックスの場合は逆ハの字型にして重ねることで荷姿をコンパクトにしようとするものですが、タイディアップボックスは敢えてテーパーレス設計を採用しました。

この場合、”テーパー(taper)”とはボックスの底面に向けて勾配を付けること。前述の通り、底に向けて先細り形状にしたほうが重ねてコンパクトにできますが、敢えて勾配を付けない(テーパーレス)にしているというわけです。

輸送コストは掛かるものの、並べたときにすき間のない”きちんとした”感じを演出したいと考えたのでしょう。

スタッキング機能つき

ライクイット (like-it) 収納ボックス タイディアップボックス

タイディアップボックスは外箱もインナーも底面にリブ(出っ張り)が設けられており、積み重ねられるようになっています。

どうせネストしてコンパクトにできないなら、このほうが安全に輸送できるという理由もあるでしょう。実際の使用シーンにおいて積み重ねる必要がどれだけあるかというと、正直あまり多くはないと思います。

発泡成形を採用

ライクイット (like-it) 収納ボックス タイディアップボックス

タイディアップボックスはホワイト、グレー、クリアの3色展開です。クリア色のみPET樹脂で、ホワイト色とグレー色は発泡成形したABS樹脂でできています。

気泡を混ぜ込むことで樹脂使用量を削減して軽量化できます。おまけにコストも抑えられます。また、表面にプラスチック感がなくなり、溶岩のような独特の文様が現れることで高級感を感じられるかもしれません。

ラインナップ

単品
品番品名サイズ(mm)税込価格
TD-01インナー浅型120×241×55825円
TD-02インナー深型120×241×1071,100円
TD-03インナートレー120×241×14495円
TD-04ボックス浅型250×371×751,870円
TD-05ボックス深型250×371×1472,530円
TD-06ボックストレー250×371×271,210円
セット
品番品名組み合わせ税込価格
TDS-01浅型5点ボックス浅型+インナー浅型×3+ボックス用トレー4,180円
TDS-02深型5点ボックス深型+インナー深型×3+ボックス用トレー5,500円
TDS-03浅型4点ボックス浅型+インナー浅型×33,300円
TDS-04深型4点ボックス深型+インナー深型×34,620円

※価格はいずれも2024年3月26日現在のアマゾンの場合

タイディアップボックスのラインナップは以上の通り、単品とセットが用意されています。

単品ではひとつあたり1~2千円程度です。もっとも大きいボックス深型でもニトリの「Nインボックス よこ型ハーフ」と同じくらいの大きさしかなく、それでいて価格は4倍以上。トレーに至っては「100均で買えるんじゃない?」と言われてしまいそうです。

しかしながら、セットだと少し割安感が出ます。たとえば浅型4点セットなら税込3,300円ですから、ひとつあたり825円です。「まあ、それくらいなら…」と思う人もいることでしょう。

とは言え、外箱の内側にインナーボックスを敷き詰める必要はありません。単品でボックス浅型とインナー浅型2個でもOKと考えると、ちょっと悩ましいところですね。

 

というわけで、明らかに割高感のあるライクイットのタイディアップボックスですが、吉川国工業所もそんなに売れるとは思っていないことでしょう。だからこそ、この価格設定なのだと思います。

それでも、このきちんとした感じのボックスでキレイに片づけたいと考える人はそれなりにいるはずです。せっかく吉川国工業所が本気で投入した商品なので、狙い通りに事が運んでくれると良いですね。

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