もはや災害レベルと言われるほどの猛暑の中、我が家の寝室のエアコン(日立RAS-22RX)が壊れました。壊れたと言っても動かないとか冷えないというわけではなく、突然けたたましい音が鳴るという現象で、購入後14年経つということもあって、急遽、買い替えることになったのです。
ゆっくり検討する暇がないまま、結局、三菱電機の「霧ヶ峰MSZ-S2218-W」を購入しました。今回はそれを選んだ経緯から設置後の感想までを簡単にお話ししたいと思います。
※価格および仕様等は原則として2018年8月12日時点の情報に基づいています
「霧ヶ峰MSZ-S2218-W」を選んだ理由
- 国産
- リモコンのデザインが良い
三菱電機の「霧ヶ峰MSZ-S2218-W」を選んだ理由の一つ目は、国産だということです。6畳の寝室に設置するので冷えれば何でも良かったんですけど、値段が大きく変わらないのであればやっぱり国産のほうが良いじゃないですか。なんとなく。
各メーカーの低価格帯エアコンの生産国とリモコンのデザイン
メーカー | 生産国 | リモコン |
---|---|---|
三菱電機 | 日本 | ×〇 |
ダイキン | 日本(一部除く) | △ |
コロナ | 日本 | △ |
三菱重工 | タイ | 〇 |
日立 | 中国 | 〇 |
東芝 | 中国(美的集団) | 〇 |
富士通ゼネラル | 中国 | 〇 |
パナソニック | 中国(ダイキンOEM?) | 〇 |
シャープ | 中国 | △ |
アイリスオーヤマ | 中国(美的集団OEM)? | × |
低価格帯のモデルでも日本製なのは、三菱電機、ダイキン、コロナの3社。そのうえでリモコンのデザインを見ると最初は三菱電機だけはナシだなと思っていたんですけど、最廉価のGEシリーズではなく下から2番目のSシリーズだったらリモコンのデザインが良いということが分かって、「霧ヶ峰MSZ-S2218-W」に決まったというわけです。
ちなみに、エアコンの本体なんてどれもパッと見た感じはただの白い箱なので、普段目にすることが多いリモコンのデザインしか私は意識しませんでした。
設置まで約半月も待つハメに
近くの家電量販店に足を運んだところ、注文殺到でお届けは1~2週間先、品切れも続出という状態。そこで今回は「3営業日以内で出荷」という楽天市場のネットショップで購入することにしました。
ところが、直後に届いたメールによると、設置工事日は最短で2週間も先ではありませんか!「こんなん詐欺ですやん」ということでキャンセルしようかと思いましたが、家電量販店でも設置が追い付かない状況。それならバタバタするよりもここで腹をくくったほうが得策かもしれないということで、2週間後の設置工事でお願いしました。
結局、設置工事日の前日に商品が佐川急便で到着(時間指定不可)。商品の到着から設置工事までタイムラグがあるので、梱包が邪魔になると思ってましたけど、特に問題はありませんでした。そして翌朝、設置業者から電話で訪問時刻の連絡があって、無事に工事完了となりました(作業時間は約2時間)。
なお、商品代金は送料および標準設置工事費込みで税込67,800円、あと古いエアコンの取外作業料金が同6,480円、処分料金が同3,132円、しめて同77,412円となりました。
「霧ヶ峰MSZ-S2218-W」レビュー
寸法的にもデザイン的にも圧迫感あり
エアコンの室内機のデザインなんてどれも同じようなものだと思っていましたが、「霧ヶ峰MSZ-S2218-W」はかなり大きく感じられました。それもそのはず、それまで使っていた日立の「RAS-22RX」の外寸がW758×D165×H248mmだったのに対し、この霧ヶ峰はW798×D257×H295mmで、一回り大きい寸法なのです(特に奥行がデカい)。スクエアなデザインなので、余計に圧迫感があります。
一丁前にムーブアイも付いています。しょっちゅうクルクル回ってますが、効果のほどは分かりません(苦笑)
前面パネル取外し不可
前面パネルを跳ね上げるとこんな感じ。通常、前面パネルは取り外して洗うことができますが、こちらは取り外しができません。そういうデザインということでしょうか。
透明感のある前面パネル
前面パネルはこんな感じ。写真だと分かりにくいですが、表面は透明のパネルで、下地に白の細いラインが無数に走っているような感じです。高級感のある質感と言えるでしょう。
シンプルなデザインのリモコン
私が重視したリモコンのデザインはこんな感じでかなりシンプルです。ただし6畳用にしてはかなり大きく、最近のテレビのリモコンと大差ない大きさです。
スライドカバー式
リモコンはスライドカバー式になっており、落としたら壊れそうです(苦笑)割りと多機能なボタンが付いています。
液晶画面
温度は0.5℃刻みで設定できます。
購入&使用後の感想
「霧ヶ峰MSZ-S2218-W」の室内機やリモコンは思ったよりも大きかったですが、基本的に見た目の面では満足しています。最廉価の「霧ヶ峰GEシリーズ」に比べると1万円ほど高価ですが、より高機能であることも含めて考えるとその価値は十分あると感じます。
肝心の冷房や除湿の機能ですが、よく冷えます。これまで使っていた日立のエアコンはゴーッと動いては一時停止を繰り返していましたが、新しい霧ヶ峰はずーっと動き続けています。そのため機械音は大きくはないもののずーっと聞こえます。
また、そういうこともあってか、以前のエアコンは寒いのと暑いのを繰り返す感じでしたが、新しい霧ヶ峰はずーっとマイルドな涼しさが続きます。風当たりも不快感がなく、まるでDCモーターの扇風機のようです。
冷房時の消費電力は830Wから655Wに約20%ダウンしました。つまり計算上は電気代が2割安くなるということですが、エアコンを買い替えれば元が取れると言うにはほど遠いです。
これまで使っていたエアコンは14年前のものなので、今回エアコンを買い替えたことによって感じた使用感の変化は他のメーカーと比べても大差ないのかもしれません。なので他のメーカーと比べた場合の良し悪しはちょっと分かりませんが、日本製で品質に安心感がある点と、デザインが優れているという点ではオススメできると思います。
少なくとも、個人的には非常に満足です。やっぱり、エアコンは重電メーカーですねー。
コメント