イケアの上から目線にイラッ!日本女性が料理を楽しめないのは頑張り過ぎが原因では?

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家族で食事・イメージ

イケア・ジャパンが東京を含めた9都市で実施した「食習慣と食環境についての調査」。このレポートを読んでみたところ、「もっともだ」と思うところも多かったものの、上から目線な感じがして「イラッ!」としました。

  • ほとんどの人にとって料理は“楽しくない”もの。9か国中最も料理をネガティブに捉えている傾向に。
  • 東京では、毎日料理をするのは⼥性。東京の女性達にとって料理は“退屈な作業”。
  • 9都市平均と⽐較して、東京は⽣活幸福度が低い。食事を楽しむ⼈は⽣活も充実する傾向に?

引用:イケア・ジャパン「食習慣と食環境についての調査」

※この記事は2015年8月28日時点の情報に基づいています

 

イケアの上から目線に「イラッ!」

イケアがレポートで指摘していることのほとんどが事実に相違ないと思います。ぐうの音も出ません。でも日本の首都「東京」をここまでこき下ろされたら、日本人としてはさすがに「イラッ!」とします。日本人は自虐的だから喜んでくれると思ったんでしょうか?私にはむしろ北欧スタイルの押し売りのように感じました。

日本人女性は料理を頑張りすぎ!

今回のレポートでは以下のようなことも書かれています。

日々の料理について、男女で比較をしてみたところ、ほぼ毎日料理をしている女性が59%なのに対して、男性はわずか22%という結果になりました。また、平日に料理をする時の気分を聞いたところ、男性は女性と比較して「楽しい」「くつろぎ」というポジティブな評価が高くなったのに対して、女性は「ルーチーン」「プレッシャー」というネガティブな感情が高い結果となりました。

東京では、料理は女性がするものになっている事で、女性にとって楽しいものではなく、退屈な家事の一つになってしまっていると言えるのかもしれません。

イケアの指摘はごもっともだと思います。ただこの流れでは「女性」vs「男性」という話になりかねません。実際、このレポートに続く専門家のレポートはそういう流れになっています。

確かに、夫婦共働きで夫が妻に食事を任せっきりにしているのを見ると違和感を感じることがあります。けれど夫が料理が下手だったり、作りっぱなしで後片づけをしてくれないんだったら、やってくれないほうがマシという女性も多いと思います。夫婦が納得しているのであれば他人がとやかく言う問題ではないですし、むしろ私は古き良き日本の家庭像を踏襲しているご家庭は立派だとさえ思います。

だから問題はそこではないと思うのです。世の男性陣にはもっと家事に参加して欲しいとは思いますが、それよりも女性にもっと頑張りすぎないで欲しいと思うのです。

レポートにあるように、日本の女性は料理に対して”「ルーチーン」「プレッシャー」というネガティブな感情”を持っているようです。実は私にも思い当たる節があります。私が「主夫」になる前は妻がすべての食事を作っていたんですけど、食事の前に「今日はおかずが少なくてごめんね」とか「今日は手抜き料理でごめんね」とか言うのです。私は一度も「おかずが少ない!」とか「なんだこの手抜き料理は!」なんて言ったことはありません。これはつまり妻が料理にプレッシャーを感じたことの表れだと思います。

私の親世代の男性は妻が給仕する食事に対して文句を言い放題だったと思います。でも今はそういう時代じゃないですよね。なのに現代の女性は変わらずプレッシャーを感じているようです。

料理の見栄え、家庭の味、ボリューム、豊富なメニュー、家族の健康…そういうことをしっかり考えて料理しなければならないというプレッシャーが日本人女性には強いんだと思います。対して諸外国の食事は…完全に私の偏見ですが、不健康で大味で雑だと思うんです。そういう感覚で作る食事と日本人の感覚で作る食事は根本的に違うと思うのです。ハードルが違うんだからプレッシャーが違うのも当然だと思うのです。

 

日本人女性は家事全般を頑張りすぎ!

日本人女性が頑張りすぎなのは料理だけではありません。家事全般に対して、もっと言えば育児についても頑張りすぎだと私は思います。

片づけのご相談を受けて多くのご家庭にお邪魔してきた経験から言うと、片づけが苦手だとおっしゃる方は「あれもこれもしないといけない!」ということが多すぎるのです。衣替えをしないといけない、お客様が来るかもしれないから来客用布団を用意しておかないといけない、節約のために買いだめをしないといけない…という具合です。それぞれ個別で見れば些細なことではありますが、積もり積もってモノが増え、やるべきことが増え、てんてこ舞いになってしまいます。

片づけが苦手な人は決してズボラ者ではありません。むしろ頑張りすぎな人がほとんどです。もしくは以前に頑張りすぎた結果、燃え尽きてしまっている人です。

もう頑張るのはやめましょう!肩の荷物を下して、スッキリしましょう!諸外国や隣人と比べる必要はありません。料理も片づけも「手抜き」が大切です。

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この記事を書いた人

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年の収納&インテリアのプロ。TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王優勝。
安全性を第一に、コスパを重視した収納グッズ&家具選びを心掛けています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント

  1. 日本三毛猫 より:

     収納マン様、こんばんは。
    >>諸外国の食事は-中略-不健康で大味で雑<>不健康<<の部分ですが、カロリーや脂肪分についてはそう言えるかもしれません。ただ、食材の安全度という点ではどうでしょうか。日本は単位面積あたりの農薬使用量が世界で一番多い、と聞いていますので。
     ただし店頭での野菜管理は日本がはるかに上。あちらでは黄色くなったブロッコリも平然と売っていたりします。

  2. 日本三毛猫 より:

     あら、コメントが変に切れてしまいました。

     日本は食事がとてもバラエティに富んでいますから、労力という点では外国より大変でしょうね。北欧はヨーロッパの中でも食事が祖末な方ですから、毎日単調なお食事でしょう。
     IKEAのこのレポートを書いた方は、日本の主婦が合格点を出すような献立を毎日作ってもらいたいと思いますが、どうせ数日でギブアップでしょうね。

    • 収納マン より:

      日本三毛猫さま

      こんにちは!いつも素敵なコメントありがとうございます^^

      食材の農薬、世界一かどうかは分かりませんが、多いことは間違いないでしょうね。ブロッコリーにしたって、農薬(というか保存料)をかけているからいつまでも青々としているわけでしょうし。また、ついでに言えば、中国産野菜はものすごくキレイで立派に見えます。

      > IKEAのこのレポートを書いた方は、日本の主婦が合格点を出すような献立を毎日作ってもらいたいと思いますが、どうせ数日でギブアップでしょうね。

      わはは…^^;私もそう思います。何しろ日本の女性はハードルが高いです。先日のcatasoの記事でも日本女性は「自信があるところは特になし」という結果が示されていましたが、これもハードルを高くし過ぎてしまった結果だと思います。
      日本女性はもっと頑張らずに、手抜きして、自分を褒めてもらいたいと切に願います。