無印良品「コードレススティッククリーナー」をアイリス「IC-SLDC4」と比較

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2017年12月に発売された無印良品の「コードレススティッククリーナーMJ-SC1」。ちょうどアイリスオーヤマの「極細軽量スティッククリーナーIC-SLDC4」をゲット(メーカー提供)した頃だったので、興味を持って比較してみることにしました。

アイリスオーヤマのスティッククリーナーは以前にも紹介しておりますので、今回は無印良品のほうを軸に見てまいりましょう。

※この記事は2018年2月14日時点の情報に基づいています

 

無印良品・コードレススティッククリーナー

無印良品・コードレススティッククリーナーMJ‐SC1

出典:無印良品(以下同)

無印良品の「コードレススティッククリーナーMJ-SC1」はツインバード製。正直言って私は無印良品の家電にもツインバードの家電にもあまり良い印象がありません。

ただ、以前に姉妹ブログの「学習机評論家のオススメ」のほうで紹介した「手元をてらすリビングライトMJ-TLL1」は手応えが良かったので、今回もちょっと期待しながら実機に触れました。

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2024/06/12追記:現行モデルは「MJ-CSCK1」で製造元は小泉成器となっています。

バランスの良い形状

無印良品のコードレススティッククリーナーはいかにも無印良品っぽいデザインでおしゃれなだけでなく、実際に操作してもすごく自然な使い心地です。持ち手の部分は手にしっくり来ますし、機械本体が上のほうにあるので、重心のバランスが良いと感じます。

このあたりはアイリスオーヤマの「極細軽量スティッククリーナーIC-SLDC4」と比較して甲乙つけがたいという印象です。

ちなみに、掃除するときの音は、スティッククリーナーにしては静かなほうかなーという感じ。アイリスオーヤマ製と比較すれば静かです。

カーペット上では重い!

ただ、カーペットの上で使ってみると、無印良品のコードレススティッククリーナーはすごく重くなります。押しても全然前に進まないのです。

どうしてだろうと思ってヘッドの下側を見てみたら、ブラシの毛足が長くて抵抗が強くなってしまうようです。上写真で弓なりになっている部分がブラシですね。

一方、アイリスオーヤマのほうはブラシがエチケットブラシのようになっていて、カーペット上でも抵抗をほとんど感じません。

また、無印良品のコードレススティッククリーナーはフローリング上で使っても、アイリスオーヤマ製に比べて動きがチープな印象。これは無印良品のほうがヘッドの接地面が狭いからではないかと思います(アイリスオーヤマのほうはヘッドがT型になっており、床との接地面が広い)。

シンプルなフロアヘッド裏面

※アイリスオーヤマ「IC-SLDC4」のヘッド下面

壁に掛けられる!

個人的に気に入ったのは、無印良品のコードレススティッククリーナーは壁面のフックに掛けられるというところです。重量は約1.4kgということなので、賃貸の石膏ボード壁に取り付けた「かけまくり」(耐荷重3kg)でも問題なく掛けることができます。

アイリスオーヤマのスティッククリーナーに付属している壁置きパーツのほうがスマートに着脱できるものの、粘着シートの信頼性が微妙なので、無印良品のほうが無難に思います。

なお、無印良品のコードレススティッククリーナーには専用スタンドもあります(アイリスオーヤマにも専用スタンドがありますが)。

すき間ノズル付属で細部も掃除可能

あと、無印良品のコードレススティッククリーナーにはすき間ノズルが付属しているので、細かいところを掃除するのに便利です。延長管を外してハンディクリーナーのように使うこともできます。

ただ、個人的には収納が煩雑になる付属品はあまりうれしくないところ。また、アイリスオーヤマのスティッククリーナーはハンディタイプにしたときにブラシを起こして使うことができますが、無印良品のほうにはブラシが付いていません。

ブラシタイプ

※アイリスオーヤマ「IC-SLDC4」ハンディタイプ

「MJ-SC1」と「IC-SLDC4」の仕様比較

MJ-SC1 IC-SLDC4
税込価格 29,900円 14,904円
重量 1.4kg 1.2kg
集じん方式 カプセル方式 ダストパック方式
集じん容量 0.44L 0.3L
連続運転時間 ターボ18分 ターボ9分
標準30分 標準20分
自動30分
使用電池 リチウムイオン
電池容量 2500mAh 1500mAh
充電時間 4時間 3時間

※「IC-SLDC4」の価格はアイリスプラザの会員価格(2018/02/14現在)

集じん方式が違う

無印良品の「MJ-SC1」とアイリスオーヤマの「IC-SLDC4」を比較するうえでもっとも大きな違いと言えるのは、前者がカプセル方式、後者がダストパック方式を採用していることと言えるでしょう。

カプセル方式は使い捨てのダストパックを購入する必要がないので維持コストが安いのがメリットです。一方で、ゴミ捨ての際にホコリが舞い上がりやすく、水洗いなどのメンテナンスが必要になるのもデメリット。そのため、臭いが気になるということもあります。

一方のダストパック方式はまったく逆で、ゴミ捨ての際にホコリが舞い上がらないだけでなく、メンテナンスフリー。一方で専用ダストパックのコストがかさむわけですが、最初から25枚付属しており、追加で購入しても税込754円ですから、費用的な負担感は大きくないと思います。個人的には、ダストパックを25枚使い切るのが早いか、バッテリーが寿命(500回)を迎えるのが早いかというところかと思います。

連続運転時間が違う

次に大きな違いと言えるのが、連続運転時間です。ターボモードにした場合、無印良品のほうが約2倍長く連続して使うことができます。

ただ、アイリスオーヤマのほうは音がうるさ過ぎてターボモードは使う気になれません。自動モードにすれば無印良品の標準モード同等の30分間連続運転が可能ですので、数字ほど連続運転時間の違いは気にならないのではないかと思います。

なお、無印良品の連続運転時間が長いのは決して吸引力が弱いからではなく、バッテリー容量が大きいためです。アイリスオーヤマのほうはホコリ感知センサーを備えることでバッテリー容量の少なさを補っていると考えられます。

 

総じて、価格が2倍ほど違うことも考えると、アイリスオーヤマのほうが良くできていると個人的には思います。フローリングの上を掃除するときにスムーズですし、カーペットの上でも問題なく使えます。また、ブラシ付きでハンディクリーナーとしても使いやすいですし、ゴミ捨ても楽だからです。

一方、純粋でデザインだけで比べれば無印良品のほうが素敵だと思います。アイリスオーヤマのほうは日本の家電メーカー的なデザインですからね。グリップを握ったときのしっとり感も無印良品のほうが満足感が高いと思います。

つまるところ、使い勝手やコスパで選べばアイリスオーヤマの「IC-SLDC4」、デザインや静かさで選べば無印良品の「MJ-SC1」というところでしょうか。個人的にはどちらも捨てがたいところです。

現行モデル

続編

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この記事を書いた人

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