我が家ではフライパンを収納グッズなどを使わずにそのまま積み重ねています。ティファールの鍋フライパンセットはもちろん、普通のフライパンと玉子焼き器もそのまま積み重ねて収納しています。
フライパンラックなどの収納グッズを使ったほうが出し入れしやすいのは確かです。しかし、フライパンラックに限らず収納グッズというのは、出し入れがしやすくなる半面でデメリットも生じます。
- ゆったり収めるため、かさが増える
- 収納グッズというモノが1つ増える
- お金を使う
我が家の場合、賃貸住宅の狭いキッチンのため、出し入れがしやすいことよりもコンパクトに収める必要があるのです。
それはさておき、限られたスペースにコンパクトに収める必要があるお宅もあれば、出し入れのしやすさを優先したほうが良いお宅もあります。そんなとき、フライパンラックは有効な収納グッズと言えるでしょう。
引出式のシステムキッチンの場合、フライパンと鍋フタはコンロ下に立てて収納するのが良いです。薄いもの同志、収まりが良く、出し入れもしやすいからですね。
ただ、直径25cm以上のフライパンは立てて収納できないことがあるのです。コンロの底に当たってしまうんですね。そんなときはニトリの「取りやすいフライパンスタンド」は便利なんじゃないかと思いました。
※この記事は2016年12月19日時点の情報に基づいています(2024年1月11日一部更新)
ニトリ・取りやすいフライパンスタンド
ニトリの「取りやすいフライパンスタンド」は上写真のように斜めに収納するかたちです。これなら直径25cm以上のフライパンでもコンロ下の引出しに収まるんじゃないかと思ったのです。
ところが、このフライパンスタンドには2つの問題点がありました。まずひとつは、フライパンが乗る枠の部分の高さが2~3cmあるため、25cm以上のフライパンは引出しの底から浮いてしまい、斜めにしても全体の高さをあまり抑えることができません。強度の問題があるとは言え、この部分はもっと低く作ってもらったほうが良かったと思います。
二つ目の問題点は、フライパンの持ち手を乗せる部分がちょっと高すぎるということです。フライパンの持ち手の長さにもよりますが、持ち手が長いとパンの部分よりも高くなってしまい、やはり引出しに収まりません。スチールワイヤー製ですので、取っ手を乗せる部分は曲げて下げることもできるとは思いますが、全体的に寸法の設計を誤ったように思います。
ニトリの「取りやすいフライパンスタンド」は直径20~23cm程度のフライパンを想定して設計しているのかもしれません。でもそれだったら、斜めにする必要はあまりないと思います。
やっぱり伸縮式フライパンラックが使いやすい
フライパンを斜めに収納するなら、従来からある伸晃(ベルカ)の「フライパン・鍋・ふたスタンド伸縮タイプPFN-EX」でOKです。ワイヤーの間隔を広めにすれば、自然にフライパンは斜めになりますからね。あまり使わない小さめのフライパンはワイヤーの間隔を狭くして真っ直ぐ立てても良いでしょう。
取り出しやすいようにフライパンの持ち手を起こしておきたい場合は、引出しの内側に突っ張り棒を取り付けたり、適当な大きさのプラ箱を置いてその縁の上に持ち手が乗るようにすればOKです。
フライパンや鍋フタの数に合わせたり全体のバランスを考慮して伸縮可能なので、やはりこちらのほうが使い勝手が良いと言えます。ちなみにニトリでも同じく伸晃が作っていると思われる「ざる・ボウル・フライパン スタンド(スタンド2951)」という商品が税込1,028円で販売されています。
こういう「あ、コレ便利かも?」と飛びついてしまいそうな収納グッズって、冷静に考えるとだいたい使えないことが多いですね(苦笑)キッチン周りの収納グッズは、だいたい出尽くした感があります。言い換えると、今までにある収納グッズでだいたい片づいてしまうのです。
ニトリの「取りやすいフライパンスタンド」は決して悪い商品ではないものの、ちょっとサイズを見直してもらう必要がありそうです。ニトリは安い。けれども「トリやすい」と言うにはちょっと及ばなかったという感じです(笑)
コメント