現在、日本全国に443店舗を構え、単純計算で都道府県1つあたり10店舗近くあるニトリ。多くの人にとって身近な存在と言え、店に入れば十分な品質と無難なデザイン、それでいて手頃な価格の商品が豊富です。もともと否定的に捉えていた私ですら、「ニトリでいいんじゃない?」と思うことも増えました。
そんなコスパに優れた商品を豊富に取り揃えているニトリですが、全部が全部手放しでオススメできるような商品ばかりではありません。今回はまず、ニトリの商品の中でも「これはマストバイ!」と自信を持ってオススメできる収納グッズ&家具を5つ紹介したいと思います。
A4ファイルケース
私が今、ニトリで一番オススメする収納グッズを挙げるならA4ファイルケースです。価格は税込399円ともちろんお手頃。
無印良品のポリプロピレンファイルボックスと比べると半値近い価格で、寸法やデザインも似ています。おまけに丈夫さもほぼ同じくらいで、クリアとホワイトの2色が用意されているという点や、幅が2サイズ用意されている点でも似ています。
あきらかに無印良品をベンチマークにした商品で、パクリのそしりは免れません。無印ファンから言わせれば、「ニトリ」と言うよりは「似たり」でしょうか(苦笑)
それでも私がニトリのA4ファイルケースを高く評価しているのは、価格やデザインだけでなく、上辺がえぐれた形状になっているためファイルなどが取り出しやすいというところです。デザイン的には無印良品のほうが美しいのですが、実用性ではニトリのほうが圧倒的に使いやすいと思います。
インボックス
カラーボックス用のインナーボックスは世にたくさんあれど、ニトリのインボックスがもっともどこでも入手しやすく、丈夫でサイズバリエーションが豊富で、おまけにデザインもシンプルで価格も手頃だと思います。
実は同じものはホームセンターなどでも手に入れることができます。なぜならこのインボックスはニトリが作っているのではなく、サンイデア(サンカ)から仕入れている商品だからです。ちなみに市販品の商品名は「squ+インボックスL」となっています。
私はニトリの店頭ではホワイトとブラウンの2色しか見たことがなかったので、効率重視で2色に絞っているものだと思っていました。しかし、よく売れているためか、現在ではパステルカラーも含めて全部で6色展開となっているようです。
カラーボックス「カラボ」
今となっては棚板の高さを変えられるカラーボックスは多くのホームセンターで扱っていますが、やっぱりパイオニアはニトリのカラボと言えるでしょう。
以前の仕様はグラグラでどうしようもありませんでしたが、2015年にリニューアルされて横揺れの問題はそれほど気にするほどではなくなりました。また、棚板の位置設定の自由度が増し、サイズバリエーションやオプションパーツも増えてますます使いやすくなったと思います。
前述の通り単品で見れば、現在は同様の棚板の高さを変えられるカラーボックスは多くのホームセンターで手に入れることができます。けれども、ニトリ以外のホームセンターではサイズバリエーションは少なく、追加棚板以外のオプションパーツが用意されていることもありません。ですので、実績で言ってもニトリで買うのが安心と言えます。
すべりにくい省スペースハンガー5本組

出典:ニトリ
いわゆる「すべりにくいハンガー」というのも、ホームセンターやコストコやネットショップでも手に入ります。けれども意外とこの肩幅38cmで同様のハンガーというのはなかなか手に入りません。
ニトリの「すべりにくい省スペースハンガー」は肩幅が38cmなので、婦人物の洋服を掛けるのにピッタリです。逆に市販品の多くは肩幅が40cmを超えるため、洋服の肩の部分が型崩れしてしまいます。ハンガーの肩幅が広すぎると、洋服をハンガーから外しにくくなってしまううえに、クローゼットやワードローブへも収まりが悪くなりがちです。決して「大は小を兼ねる」とはならないのですね。
価格も5本組で税込307円で、1本あたり約61円とお手頃です。スカーフやベルトを掛けるのに便利なループが設けられているとともに、肩紐を掛けられる凹みがありますから、シンプルながら使いやすい形状と言えるでしょう。ただし、最近はニトリの店頭で見かける機会が減ったように思います。
ハイチェスト・Nフィルン800 LBR
収納グッズは手頃で実用性の高い商品が多いと感じるニトリですが、残念ながら収納家具は「おねだん相当」の感じがまだまだ強いです。その中にあって、ニトリのフィルンシリーズは非常にコストパフォーマンスが良いと感じます。
フィルンはローボードからダイニングセットまでラインナップされているコーディネートシリーズなのですが、どれも品質、デザイン、価格が良いのです。たとえば上写真のハイチェスト(Nフィルン800 LBR)の場合、価格だけ見れば税込39,900円で同程度の大きさのチェストと比べて標準的と言える価格なんですけれど、外箱は基本的に天然木の突板を使用しており、引出し内箱は四方囲いのアリ組構造となっているのです。
何がどうスゴイのかを説明をし出すとキリがないのでここでは省略しますが、普通はこの価格でこの仕様は無理です。また、ハイチェストやローチェストがリビングやダイニングの家具とコーディネートできるようにラインナップされていることは非常に珍しいので、これから家具一式を揃えようと思っている人にはかなりオススメできると思います。
以上、収納マンがオススメするニトリの収納グッズ&家具ベスト5を紹介しました。定番と言えるものが多かったと思いますが、これら5つに関しては本当に自信を持ってオススメできます。まさに「おねだん以上」のアイテムですので、よろしければ是非店頭で手に取ってご覧ください。
続編

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