使いやすくて設置が楽な「洗濯機ラック」の選び方とオススメ10選

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収納のプロとして20年以上、収納グッズをいろいろ見てきて、その進化と選択肢の豊富さをひしひしと感じています。

中でも進化が著しいもののひとつが洗濯機ラック(ランドリーラック)です。以前は見た目はダサイ、設置は難しい、ガタガタ揺れる、使い勝手も悪い…と散々でしたが、近年は特に、どれにしようか本気で迷ってしまうほどにバリエーションが豊富で、オシャレで設置が簡単で便利な機能が付いたものがたくさんあります。

一方で、これだけ選択肢が増えてくると、「どれを選んだら良いか分からない!」と思われる方もいらっしゃるはずです。そこで今回は、洗濯機ラックを選ぶにあたってチェックするポイントをまとめたうえで、オススメの洗濯機ラックを10点ピックアップしてご紹介したいと思います。

※この記事は2024年5月30日時点の情報に基づいています

 

洗濯機ラックを選ぶチェックポイント

棚板はフラットなものが○

洗濯機ラックの購入を検討するにあたり、まず最初に考えるのは「洗濯機の上の空間を有効に活用したい」ということでしょう。一般的に洗面脱衣所は置きたいモノがたくさんある一方で、収納家具などを追加できるスペースがありませんからね。

なので、洗濯用洗剤などを置く棚板は必須。ここがフラットになっていると、洗剤のボトルが安定しますし、ちょっと洗濯ピンチを置くときに引っ掛かったり、すき間から落ちるようなこともありません。

洗濯カゴが置けると便利かも

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洗濯用洗剤よりも脱衣カゴや洗濯カゴを置く場所が欲しいという声もよく聞きます。特に作業着や子供の部活のユニフォームを別に洗いたいという場合は、カゴがいくつも必要になることがあるからです。また、洗濯物をダイレクトに洗濯槽に入れるのはイヤだという方もいらっしゃいます。

そんな方にはバスケットがセットになっている洗濯機ラックがオススメです。ただし、好みの大きさが異なる場合や、洗濯物を入れやすいのは便利だけど丸見えになるのは困るという声もあります。バスケットを隠すことができるカーテン付きのものなどもあるので、ニーズに合わせて選んでいただければと思います。

ちなみに、隠したい場合はロールスクリーンを天井に取り付けて、全体を隠してしまうという方法もあります。

ハンガーバーがあると便利

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ここ10年くらいでしょうか。ハンガーなどを掛けることができるハンガーバーが上部に設けられた洗濯機ラックが増えました。

ハンガーバーが付いていると、洗濯槽から取り出した洗濯物をその場で干したり、室内物干しとして使うこともできます。また、バスマットを干すにも便利です。このハンガーバーが付いていることでデメリットが生じることはちょっと考えられないので、付いているに越したことはないでしょう。

洗濯機の移動が不要なものも

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一昔前の洗濯機ラックは洗濯機をいったん移動させてから設置する必要がありました。現在も半数程度はその必要がありますが、洗濯機を移動させることなく設置できるものも増えています。

上写真のように単純に洗濯機を跨いで設置できるもののほか、上下分割式や、突っ張り式、立て掛け式のものなどもあります。

グラつきがないものを選ぼう

従来、洗濯機ラックは丸パイプをネジを使って組み立てるものがほとんどで、グラつきが生じるものも少なくありませんでした。現在は角パイプを使ったものや、いわゆるメタルラックの構造のものなどもあり、グラつきが生じにくい頑丈なものも増えてきています。

なお、幅伸縮タイプなら設置スペースや洗濯機の大きさなどに合わせやすいものの、どうしてもグラつきが生じる原因となります。なので、幅固定タイプでちょうど合うサイズのものを見つけることができれば理想的です。

洗濯機パンの形状などに注意

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洗濯機ラックを設置するときは洗濯機パンの有無や形状、サイズなどに注意しましょう。一般的には洗濯機パンがある場合、跨ぐか、内側に収まるサイズのものを選ぶ必要があります。もしくは、洗濯機パンの段差を解消できるアジャスター付きのものを選ぶようにしましょう。

洗濯機パンがない場合も、排水パイプが干渉しないように注意してください。洗濯機用の台車を使っている場合もサイズをよく確認しましょう。

蛇口や給水ホース等にも注意

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設置スペースや洗濯機パン、洗濯機そのもののサイズなどが問題なくても、洗濯機横の風呂水給水ホースやコンセント、蛇口などが干渉することがあります。洗濯機ラックが置けないのは論外として、希望する位置に棚板がセットできないという可能性もあります。

また、突っ張り式の洗濯機ラックを設置しようとしたら、上に梁のような出っ張りがあったとか、洗面脱衣所の引き戸を開閉するときに当たってしまうということもあります。洗濯機ラックを購入する際にはサイズや構造を入念に確認してください。

 

洗濯機ラックのオススメ10選

平安伸銅工業/洗濯機ラックハンガーバー付きHSR-5

洗濯機ラックと言えば、もともと平安伸銅工業と積水樹脂が2強です。平安伸銅工業の「洗濯機ラックハンガーバー付きHSR-5」は現在の同社のハイエンドモデルです。とは言え、1万円を切るリーズナブルな価格。余計な機能を盛り込まず、シンプルながら使い勝手の良さが自慢です。

棚板はフラットな木目調で高さ調節も可能。幅伸縮式ですが、角パイプを用いることで強度を高めています。何より特筆すべきは調節ネジなどの出っ張りが皆無であること。見た目に美しいだけでなく、衣類などが引っ掛かるのを防いでくれます。

積水樹脂/ステンレス洗濯機ラックDSR-9

積水樹脂の「ステンレス洗濯機ラックDSR-9」は地味に見えますが、違いが分かればとても魅力的な商品です。本体と棚はオールステンレス製でサビる心配がほぼありません。また、上下分割構造を採用しているため、洗濯機を移動させなくても設置できます。

ハンガーバーの奥にはもう1本バーが設けられており、カフェカーテンを吊るすことができます。これなら洗濯用洗剤などのゴチャゴチャをスッキリと隠すことができますね。

ディノス/丈夫な2cm角パイプを採用!頑丈ランドリーラック

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「丈夫な2cm角パイプを採用!頑丈ランドリーラック 大型洗濯バスケット付き」はディノスの定番商品のひとつです。丈夫な構造のため、組み立ててから洗濯機を跨ぐように設置することができます。

奥にモノが落下するのを防いでくれるこぼれ止め付きのフラットな棚板、サイドには前後にスライドするタオルバーが付いているところもポイントが高いと思います。バスケットが最初から2つ付いているので選ぶ手間もありません。

ドウシシャ/エリソンラック・ランドリーラック

ドウシシャの「エリソンラック・ランドリーラックEHE11183-LWH」はルミナスラックのラインナップのひとつで、棚板1枚あたりの耐荷重が80kgもあるなど、非常に頑丈であることが最大の特徴です。また、洗濯機を移動させることなく設置できますし、棚板の高さを調節できるなどのメリットもあります。

現在はホワイト色のみとなっていますが、ブラック系の「ルミナス・ノワール」バージョンもあります。また、幅は111cmのほか、61cmと81cmもあります。

ディノス/美しい光沢扉ですっきり隠せるランドリーラック

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洗濯機ラックはスチールパイプを使ったものが多いですが、ディノスの「美しい光沢扉ですっきり隠せるランドリーラック」は木製パネルでできていてまるで造り付けのようです。扉も付いているのでスッキリと収納することができます。

扉表面は水やキズに強い鏡面のポリ合板。お手入れの心配も要りません。側面や天板もハードコート紙のため一定の防汚効果は期待できると思います。

ディノス/天井が低くても置けるカフェスタイルランドリーラック

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ディノスの「天井が低くても置けるカフェスタイルランドリーラック」はロータイプのランドリーラックです。天井高を気にする必要がなく、上写真のように洗濯機上に窓がある場合も塞ぐ心配がありません。

何より、洗濯用洗剤などに手が届きやすいことがメリット。圧迫感がなく、いかにもという感じになるのを防ぐことができます。

山崎実業/立て掛けランドリーシェルフTOWER

山崎実業・立て掛けランドリーシェルフTOWER ブラック 2483

山崎実業の「立て掛けランドリーシェルフTOWER(タワー)」は立て掛けるだけの簡単設置。普通は洗濯機を動かす必要もないと思います。ただし、洗濯機の振動などで倒れる危険性が高いので、付属のネジで壁に固定すべきでしょうね。

立て掛け式なので圧迫感がなく、スッキリした印象。棚板がフラットなのもナイスです。ハンガーバーも付いているのでちょっと洗濯物を掛けておくのにも便利。ただし、耐荷重は各棚約2kg、ハンガーバー約2kgと、大きくはありません。ホワイト色もあります。

アイリスオーヤマ/ランドリーラック立てかけ2段TSLR-695

アイリスオーヤマの「ランドリーラック立てかけ2段TSLR-695」も立て掛け式で、設置に際して洗濯機を移動させる必要がありません。前述のタワーと比較して、こちらは脚部がU字構造になっているため安定感があります。また、棚板の高さ調節が可能。おまけに、壁への固定はネジではなく石膏ボード用ピンなので賃貸住宅でも安心です。

それでいて価格はタワーの半値程度とお手頃。唯一難点は、ハンガーバーが手前に出っ張っていないので、洗濯物を掛けるのには適さないことくらいでしょうか。

ベルメゾン/バスケット付き突っ張りランドリーラック

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ベルメゾンの「バスケット付き突っ張りランドリーラック」は天井つっぱり式でも幅が狭くてスッキリした印象です。また、ハンガーバー付きの棚板、棚板、バスケットの組み合わせで、スタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。棚板は木目調と大理石調のリバーシブルです。

ブラックとホワイトの2色展開。高さ145~208cmのロータイプと、210~263cmのハイタイプがあります。

ベルメゾン/ホッチキスで壁にかけられるラック

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ベルメゾンの「ホッチキスで壁にかけられるラック バータイプ」は壁に直接取り付けるタイプ。しかも、木ネジではなくステープルで固定できるので賃貸住宅でもOKです。「壁美人」を使用しています。

幅は60cmの1サイズのみですが、高さは35cmと59cmの2サイズ。オープンタイプと引違い戸付きタイプがあります。ハンガーバーなしタイプiconなら幅30cmと72cmもあります。

 

以上、おすすめのランドリーラックを10点ご紹介しました。以前だったら「洗濯機上ラック=ダサイ」という感じでしたけど、こんな素敵な洗濯機上ラックだったら置きたいと思ってしまいますね。デザインだけでなく使い勝手も随分と良くなっていますし、設置もかなり楽なものが増えています。

洗濯機の上のスペースにDIYで棚を取り付けるも良し、洗濯機上ラックを置くも良し。スペースを効率的に使えるだけでなく、洗濯用洗剤などにパッと手が届くと、洗濯がきっと楽しくなると思いますよ。

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