押入れは奥行が深いうえに仕切りが少ない広い空間なので、収納の仕方に手こずっている方が多いスペースです。大きな布団を収納するにしても、あと1段くらい棚があればと思われる方もいらっしゃることでしょう。
そんなときはカタログ通販などで伸縮式の押入れ用布団ラックを買うというのもひとつの方法です。しかし、天袋や枕棚がある場合は2段も必要ないことがほとんどです。2段もあると棚板の間隔が狭くなってしまい、布団を出し入れしづらくなってしまいます。
そこで今回は、もっとシンプルな構造で、伸縮式のようにガタガタしない、「ルミナスラック」で押入れの上段を仕切る方法を紹介したいと思います。
※この記事は2016年8月16日時点の情報に基づいています(2023年6月29日一部更新)
基本は1200×600mmの棚板を使うべし!
押入れの上段をルミナスラックで仕切る場合、基本は1200×600mmの棚板を使います。これに4本のポールをセットするだけでOKです。ただ、これだけだと多少前後左右にグラグラする場合があるので、それを防ぐために奥側と左右両側をワイヤーバーで補強しても良いでしょう。
番号 | 品名 | 品番 | 数 | 単価 | 小計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 棚板(レギュラー) | SR1260SL | 1 | 9,680円 | 9,680円 |
2 | ポール | 25P090 | 1 | 9,120円 | 9,120円 |
3 | ワイヤーバー | WBL-060SL | 2 | 1,680円 | 3,360円 |
4 | ワイヤーバー | WBL-120SL | 1 | 2,080円 | 2,080円 |
合計 | 21,540円 |
※ポールの長さは押入れの寸法に合わせて選んでください
なぜ幅1200mm(正確には1215mm)の棚板を選ぶかというと、上図のようにシングル布団を収めるにはこれくらいがちょうど良いからです。また、ルミナスラックの棚板には奥行が355、460、610、915mmのものがあり、メーターグリッド以外の押入れでは610mmのものがもっともサイズが合っていると言えます。
一間幅の押入れにできるだけピッタリ収めるには
一間幅の押入れの幅内寸は1650mm前後であることが多いです。それなのに幅1215mmのラックでは残りの空間をどうしたものかと思ってしまう人もいるでしょう。そこをできるだけピッタリと収めたい場合は、上図のようにルミナスラックをセットします。
上図の⑤は610×355mmの棚板(SR6035SL)もしくは610×460mmの棚板(SR6045SL)です。それに2本のポールと、必要に応じてコネクターを使って幅1215mmのラックと連結します。もしくは段違い(フラットではない状態)となりますが、幅1215mmのラックのポールに直接スリーブで連結します。
幅1540mm | SR6035SLを直接連結 |
幅1570mm | SR6035SLをコネクターで連結 |
幅1645mm | SR6045SLを直接連結 |
幅1675mm | SR6045SLをコネクターで連結 |
※実際には5~10mm程度の誤差を想定しておいてください
ただ実際のところは、このようなかたちでセットすることは稀だと思います。残りの空間を埋めるにはラックを置くよりも幅390mmまたは440mmの「フィッツユニット(L)」を置くことが多いからです。布団を置いた残りのスペースは引出式衣装ケースを置いたほうが奥までスムーズに使いやすくなります。
そのほか、1520×610mmの棚板(SR1560SL)を使って仕切るという方法もあります。団地間であればこれくらいがちょうど良いかもしれません。ただ、いずれにしても、収納スペースにピッタリと合わせるということを一番に考えないことが大切です。まずは自分が使いやすいモノの配置を考え、次に布団などのサイズに合わせるようにしましょう。スペースに合わせることを考えるのは一番最後です。すき間にはアイロン台や紙袋のストックなど、収まりがちょうど良いモノが色々あるはずです。
ルミナスラックはサイズバリエーションやオプションパーツが豊富なので、モノの大きさや押入れの寸法に合わせて組み合わせて使うことができます。でもあくまで主人公はあなたなのです。そこは忘れないようにしましょう。
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