【収納間取り診断】豆腐のようにシンプル!納戸&WCL付き!千葉市の戸建て賃貸

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無印良品の家ってどう思いますか?わたし個人の意見を言うと、見た目重視であまり住みやすいように思いません。壁が少なかったり吹き抜けがあったりで開放感はありますが、空調効率が悪くモノを隠す場所が少ないため、一般的には住みにくいように思います。

ただ、あの豆腐のような真四角の外観は良いと思います。一般的に建築物は外観が凸凹しているほうが良いとされているようですけれども、真四角のほうがコストの面でも防水の面でも合理的です。デザイン的にはシンプルな真四角というのはボロが出やすく難しいわけですが、上手にやればむしろオシャレだと思います。

今回の「収納間取り診断」で紹介する千葉市中央区の戸建て賃貸は無印良品の家ではありませんが、割りと真四角に近い形状で内部の構造も極めてシンプルで、私は良いと思います。

※この記事は2016年8月17日時点の情報に基づいています

 

一戸建て賃貸(3LDK/千葉市中央区)

一戸建て賃貸・3LDK・千葉市中央区

    • 家賃=16万円、管理費・共益費=無料
    • 敷金=1ヶ月、礼金=1ヶ月
    • 間取り=3LDK、専有面積=99.39平米
    • 築年月日=2016年08月下旬、建物構造=木造

こちらの物件の間取りはLDKが2階にあるパターンで、1階には6畳の洋室がキレイに3部屋並んでいます。また、1階のトイレの上にはトイレ、1階の2畳のウォークインクローゼットの上にはやはり2畳の納戸があり、非常に分かりやすいレイアウトとなっています。

ウォークインクローゼットと納戸があるというのはなかなか収納力がある家だと言えますが、それだけでなく玄関にはシューズクローゼットまであります。LDKにもクローゼットがある一方で、洋室②だけはクローゼットがありません。普通なら洋室②にもクローゼットをつけちゃうところですが、この家の設計者はなかなか収納のことが分かってらっしゃるようです。

 

収納が多い!けれども適材適所になっている

前述の通り、この家の間取りには収納スペースが多いです。そして、この家は使うモノを使う場所に収めやすい位置に収納スペースを設けています

基本的に私は「収納スペースが多い」と謳っている家は良くないと考えています。そういう家の多くは、廊下にクローゼットを設けていたり、屋根裏収納があったりして、収納ではなく死蔵するスペースが多いからです。普段使わないモノを収めるための死蔵スペースが必要であることももちろんありますが、他方で普段使うモノを収納する場所がちゃんと考えられていないことが多いのが問題です。

その点、こちらの間取りは収納スペースが欲しい場所というものを心得ています。シューズクローゼット然り。1階のトイレ横の物入然り。洋室③は4人家族の夫婦の寝室を想定していると思われます。だからウォークインクローゼットがあり、トイレも近いのです。

洋室②にはクローゼットがないですが、これは「収納スペースは別に造り付けじゃなくても良いじゃないか」と考えているからでしょう。クローゼットを造り付けないほうがコストを下げられるうえに、家具レイアウトの自由度が高まります。無駄なスペースを活用するためにクローゼットを造り付けるのはアリですけど、無理にクローゼットを造り付けるのはデメリットのほうが多いのです。

LDKのクローゼットもキッチンとリビングダイニングのどちらからでもアプローチしやすい位置で良いです。奥行が押入れ同様というのは使いにくいですが、全体の間取りを考えると致し方ないところでしょう。

2階の納戸は、ミニ書斎としても使えそうです。というかおそらく、そういう前提で設計していると思います。ゴチャゴチャして見えがちなパソコン関連品や書籍などをスッキリ隠してしまえるのが良いですね。

賃貸にしては広い洗面脱衣所もナイスです。洗面化粧台の横にはチェストに下着を収めて置けるくらいのスペースがあります。

総じてこちらの間取りは、収納面で大変素晴らしいと言えます。実際の暮らし方をしっかりイメージできていると思います。家賃は16万円となかなか高額ですけど、最寄駅から歩いて2分で専有面積が99.39平米の新築戸建てなら、引く手あまたなのではないでしょうか。

 

シューズクローゼットに改善の余地あり

シューズクローゼットに改善の余地あり

こちらの間取りは大変素晴らしいのですが、強いて改善点を挙げるなら玄関横のシューズクローゼットですね。ここは洋室①のクローゼットの奥行を約60cmにすることで、シューズクローゼットを広くして、より使いやすくすることができるはずです。

元の間取りでは、玄関からシューズクローゼットに入って正面と、右側にしかモノを置けません。しかし洋室①のクローゼットの奥行を約60cmにすれば、シューズクローゼットに入って左側に靴を置くのにちょうど良い奥行の棚を設けることができます。

元の間取りではシューズクローゼットに入ってから数歩歩かないとモノに手がとどきません。しかし、入って左側に靴を置く棚があれば、すぐに靴に手が届きます。つまり、収納力が増えるうえに、使い勝手も良くなるのです。

 

またこちらの間取りは、洗濯機から取り出した洗濯物を持って2階に干しに行く必要もありません。2階の洗面脱衣所で洗濯して2階のベランダで干せるからです。取り入れた洗濯物をリビングで畳むにも都合が良いです。

あまりに素晴らしすぎるのでどうにかしてビルダーを特定できないかと思って調べてみたところ、どうもアキュラホームのようです。アキュラホーム自体はテレビCMで見て知ってましたが、家そのものは見たことがなかったのでちょっと驚きました(アキュラホームは埼玉が地盤なので関西ではあまり見かけないのです)。

アキュラホーム、恐るべし。個人的には今後、注目していきたいと思います。

2024/06/27追記:結果的にこの出会いがきっかけとなって私はアキュラホームで家を建てました。
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この記事を書いた人

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年の収納&インテリアのプロ。TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王優勝。
安全性を第一に、コスパを重視した収納グッズ&家具選びを心掛けています。詳しいプロフィールはこちら

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