近年、DIYを取り巻く環境はホームセンターを中心に大きく変わってきました。
まず、オシャレなDIYパーツが増えました。一昔前なら使えればOKという感じのものばかりでしたけど、今はむしろ実用性よりもインテリア性を重視したものが増え、DIY意欲をそそられます。
また、かゆい所に手が届くDIYパーツも増えました。DIYパーツって、説明しないと売れない、訴求するには十分な売場スペースが必要、売れても需要はたかだか知れている、などといった効率の悪さがあります。にもかかわらず期待値が大きくなっているのでしょうか、ニッチでも思わず手に取ってしまうようなDIYパーツが多くなった気がします。
今回ご紹介するサタデーファクトリーの「プランクリップ」もそんなかゆい所に手が届くDIYパーツです。
※この記事は2018年10月2日時点の情報に基づいています
サタデーファクトリー・プランクリップ
サタデーファクトリーの「プランクリップ」は、12mm厚の合板を直角にクリップすることができるDIYパーツです。普通ならネジや釘や接着剤を使って接合するところをクリップするというわけですね。
クリップなら失敗がありませんし、仮止めとしても使えます。商品名の「プラン」は「plan(計画)」を意味していると思われますが、「plywood(合板)」から由来しているのかもしれません。
ちなみに、サタデーファクトリーはメーカーではなく、全国各地の様々なジャンルの職人らがネットで繋がって創作から販売までをおこなう、アメーバ型クリエイター集団のようです。
ネジ回しが苦手な人にオススメ!
プランクリップは直径2mmの丈夫なステンレス線に焼き入れして作られており、極めて弾性が強くなっています。そのため、12mm厚の合板をガッチリとクリップすることができ、厚みが1mm程度違っても留められるということです。
また、プランクリップはノコギリ下手が開発したそうで、多少カットがズレていてもクリップできます。それを見て、私はむしろネジ回しが苦手な人に向いているんじゃないかと思いました。
いま流行のDIYerの動画を見ても、ドライバーをちゃんと使えている人って少ないんですよね。ですから、12mmという決して厚くない合板を接合できない人はたくさんいると思うんです。プランクリップはドライバーを使ってネジを回すのが苦手な人にこそ最適なDIYパーツと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、アイリスオーヤマのカラーボックス「CBボックス」は合板の厚みが12mmですから、プランクリップが使えるはずです。プランクリップは2枚の合板を直角にしかクリップできないので用途はある程度限られますけど、ネジや釘のように穴が開くことがなく、音もせず、接着剤のように接着に時間が掛かることもないので、そういったメリットを活かした色々な使い方ができると思います。
あとは、価格が12個で税別3,480円とちょっと高価なので、もう少し手頃になればありがたいですねー。
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