今更ではございますが、この度の熊本地震で被害に遭われた方々にお見舞いの言葉を申し上げたいと思います。家族と離ればなれになったり、食うや食わずで、絶え間なく続く余震がために寝ることもままならない方も多いことでしょう。本当に大変だと思います。
わたくしごとですが、5年前の東日本大震災に引き続き、今回の熊本地震でも、自分にも何かできないものかと悶々としました。しかし結局、何もできない自分がいます。何も気の利いたことができない自分が本当に情けないです。
ともあれ、少額の寄付やAmazonを通じての物資の提供くらいはできるのかなと思いました。今はまだ物流が寸断されているようですが、近々きっと被災地にはたくさんのAmazonのダンボール箱が届くことでしょう。でもこのダンボール、捨てちゃうんじゃなくて何かに使えるんじゃないかということで、活用方法を考えてみました。
※この記事は2016年4月18日時点の情報に基づいています
Amazonのダンボール箱に靴がピッタリ収まる
Amazonのダンボール箱と一言で言っても様々な大きさのモノがありますが、もっとも多く流通しているサイズはA4版の雑誌が収まるサイズだと思います。実はこのサイズ、靴を置いた底面積とほぼ同じなのです。しかもXM03サイズであれば靴の高さとほぼ同じ高さ12cmなのです。
XM03、04、05、10、13はほぼ同じサイズ
XM03、XM04、XM05、XM10、XM13はほぼ同じサイズで、外寸は約253×330×120mmとなっています。内寸は約248×325×115mmです。甲高の紳士靴の場合は高さがやや厳しい場合がありますが、このサイズであればほとんどの靴が収まります。
ちなみに一番上のXM02なら高さの低いサンダルなどなら入ります。また、XM41なら高さが170mmあるのでハイカットのスニーカーでも入ります。
とは言え靴箱に比べると効率が良いとも言い難い
とは言え、靴を買ったときに梱包されている箱に比べると、Amazonのダンボール箱を靴箱として使うことは必ずしも効率が良いとは言えません。一般的な靴箱の外寸は約205×345×120mmで、長辺や高さはAmazonのダンボール箱とほぼ同じながら、短辺は2割近くスリムなのです。
シューズボックスとして活用するならアリかも
そこで、Amazonのダンボール箱に靴を平置きして収納するメリットを活かせる方法はないものか考えました。短辺側をくり抜いて積み重ねることでシューズボックスとして活用できるのではないかと考えました。
そうして作ったのが上写真のシューズボックスです。内寸高さが115mmなので紳士物のスニーカーはギリギリ収まる感じですが、思ったよりも丈夫で10段くらい積み重ねても大丈夫そうです。
Amazonダンボールを使ったシューズボックスの作り方
Amazonのダンボール箱を使ったシューズボックスの作り方は簡単です。基本的には短辺側の側面を切り開いて積み重ねるだけでOKです。しかし1つだけコツがあります。それは側面を切り落とさずに、天地板にガムテープで貼り付けて補強することです。底板に張り付いている台紙も捨てずに活用します。
Amazonのダンボール箱は紙厚が薄いのでそもそもあまり丈夫ではありません。そこでできるだけ切り捨てずに補強として活用するのがポイントです。切り落とさなければカットする工程も少なくて済みます。
偽善にもなりませんがお役に立てれば幸いです
「やらない善よりやる偽善」なんて言いますが、今回のAmazonダンボールを使ったシューズボックスの作り方は偽善にもなりません。物資が足りない中で、ガムテープもカッターナイフもないし、そもそもそんな暇なことをやっている場合ではないとお叱りを受けそうです。
ただ私の経験から言うと、大変な時こそ、こういった些細なことの改善が心を穏やかにしたり、周りを和やかにしてくれます。槍ヶ岳の山頂で激しい雷雨と地震に見舞われたときも、仲間が遭難したときも、何かしら生産行為をすることで心を落ち着けていたように思います。
くだらない話で恐縮ですが、被災地の皆様が一日も早く安心して暮らせるようになることをお祈りしております。
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