これはちょっと自慢ですけど、私ほど東洋工芸の「ハイパーフックかけまくり」を売った男はいないと思います。売ったと言ってもあくまで間接的にではあるものの、amazonや楽天市場で販売されていない頃から事あるごとにプッシュしてきました。公私に渡って100個は買ってますし、広告リンクを介して売れた数は数千個に及ぶと思います。一時期は毎日のように売れていましたからね。
ウエルスジャパンの「キズが超小さいフック」も相当売りましたよー。これが発売された頃は100円ショップでも石膏ボード用フックがいろいろ登場していましたから「かけまくり」ほどではないものの、今もコンスタントに売れていることが確認できます。
その私が言うのです。このたびセリアで発見した「壁にピン跡が残りにくいピンフック」は史上最強の石膏ボードフックに違いありません!
※この記事は2021年4月13日時点の情報に基づいています(2023年6月22日一部更新)
スルガ・壁にピン跡が残りにくいピンフック
3個入り(耐荷重量約1kg)
JANコード | 4905687332702 |
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外寸(mm) | 11×35×29(使用時・ピン含む) |
税込価格※1 | 110円 |
材質※1 | 本体:ABS樹脂 キャップ・ストッパー:ポリプロピレン ピン:ステンレス鋼線 |
製造国※1 | 中国 |
※1…税込価格・材質・製造国については以下同じのため省略
2個入り(耐荷重量約2kg)
JANコード | 4905687332719 |
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外寸(mm) | 16×40×31(使用時・ピン含む) |
スルガの「壁にピン跡が残りにくいピンフック」は耐荷重量が約1kgの3個入りと、同約2kgの2個入りの2タイプが用意されています。2kgのほうがわずかに大きく、ピンは3本です。対して1kgのほうはピン2本となっています。
ストッパーを外して押し込むだけ
スルガの「壁にピン跡が残りにくいピンフック」は上写真の通り、ストッパーを外して頭頂部を押すとピンが突き出す構造です。
従来のピンタイプより取り付けやすい
最初からピンが突き出ている従来のピンタイプはフック全体を斜めに押す必要があるため、上手に取り付けるのが難しいです。しかし、これならフック本体を壁に密着させてからピンを刺すかたちとなるので、キレイに取り付けることができます。
耐荷重はまったく問題なし
実際の耐荷重はどうでしょうか。試しに1kgのほうに2kgのペットボトルを掛けてみたところ、まったく問題ありませんでした。
ただし、フック全体がABS樹脂でできているので、あまり過信せず、表記の耐荷重を守るべきでしょうね。
ピン跡がほとんど見えない!
商品名の”壁にピン跡が残りにくい”というのは本当でしょうか。先日ご紹介したクレアの「インテリアフック・ピンタイプ」の跡と比較してみると、まったく目立たないことが確認できました。ステープル(ホッチキス針)とほとんど変わらないレベルか、むしろそれよりも目立たない感じです。
これはスゴイ!!従来のピンタイプより取り付けがしやすく、もちろん耐荷重もまったく問題なし。しかも従来品よりピン跡も目立たないわけですから。おまけに100均でコスパも良し!これって石膏ボード壁用として最強のフックと言えるんじゃないですか!?
ダイソーに売ってた(苦笑)
ここまでお読みにならずとも「あれ?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。実は同様のフック(「穴跡が目立たないピンフック」)はダイソーでも売っていたんですね(苦笑)
セリアのほうはフックの上の部分が角型ですが、ダイソーのほうは丸型。パッケージこそ変わっていますが、少なくともダイソーでは2018年から扱っていたようです。
しかも、裏面のイラストを見る限り、製造元は同じではないかと思われます。ちなみに、ダイソーのほうは耐荷重1kgのほうも2kgのほうもセリアより1個ずつ多く入っていてお得です。
レックではもっと早くから
それどころか、レックでは少なくとも2016年には同様の商品(「穴の目立たないピンフック」)を扱っていたのですね!レックが元祖かどうかは分からないものの、「以前からある商品」と言えるかと思います。
いやー、お恥ずかしながら今の今までまったく気付きませんでした…。「ピンタイプ」って書かれていたら画鋲のようにピンが出っ張っているものと思い込んでいて、こんなストッパーを外してから押し込むタイプがあるなんて思いもよりませんでした。日頃からフック売場を見ていて逆に先入観が強すぎたんでしょうねー。
ともあれ、知らなかったこととは言え、このフックは実に素晴らしいと思います。3本釘タイプと違って取り付けが容易なうえに、取り付けに失敗する可能性も低いです。しかも、まったくと言って良いほどピン跡が目立ちません。ステープルと同程度としても、ステープル1本分だけで済むのが良いです。
見た目の問題も特にないと思いますし、コスパも良いです。それでもハイパーフックかけまくりの良さが色褪せるわけではありませんが、少なくとも100均の石膏ボード壁用フックとしては最強と言えるんじゃないでしょうか。
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