衣類圧縮袋って便利ですよねー。空気を押し出すだけで簡単に衣類の体積を小さくできるので、特に旅行に行くときは最適。100円ショップでも買えるので、汚れたり破れたりする心配もなく気軽に使えます。圧縮しておけば、カバンが濡れても衣類まで濡れる心配はありません。
昔はこんな便利なものはありませんでした。登山用品にベルクロで締め上げて圧縮する衣類収納袋がありましたけど、私が学生の頃は2~3千円くらいしたと思います。なので、そんなものはとても買えなくて、登山中に大雨に見舞われるとザックの中の衣類が濡れることもありました。
そんな話を子供にしても「へー」としか言ってくれませんが(苦笑)、今は本当に何事も便利になったとしみじみ思います。
※この記事は2018年9月29日時点の情報に基づいています(2023年8月27日一部更新)
トラベラブ圧縮バッグ
そんな便利で手軽な衣類圧縮バッグですが、空気を押し出して圧縮するのが大変とか、もっと丈夫で何度も繰り返し使えたほうが良いなどと思われる方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために登場したのが上写真の「トラベラブ圧縮バッグ」です。
トラベラブ圧縮バッグは空気を押し出して最後にジッパーを綴じる従来の衣類圧縮袋とはまったく仕組みが異なります。ビニールではなくナイロンの袋のジッパーをグルリグルリと綴じていくと、知らない間に衣類が50%圧縮されるんですね。「グルリグルリ」というのはつまり、ファスナーが螺旋状になっているというわけです。
なお、この圧縮バッグはトラベラブというシンガポールの会社が中国で作り、和歌山県のリベルタジャパンという会社が販売代理店となってクラウドファンディングで販売を開始するようです。
防水&2室分別収納可能
トラベラブ圧縮バッグは外側だけでなく、内側も2室あるうちの1室が防水になっています。そのため、圧縮バッグに水などが掛かっても中身が濡れる心配がなく、濡れた洋服を入れても問題ありません。
2室に分かれていれば、旅行の行きと帰りで別々の圧縮バッグを用意しなくて済むので便利ですね。
最大50%圧縮では?
トラベラブ圧縮バッグのジッパーを使った圧縮方法は画期的だと思います。ただ、「50%圧縮」というのは正確な表現ではなく、「最大50%圧縮」とするのが正しいのではないでしょうか。
圧縮バッグに目いっぱい洋服を入れれば、50%圧縮することは可能です。しかし、最初から容量の50%くらいの洋服の量だと、圧縮バッグの最小の高さは一定ですからそれ以上には圧縮できないはずです。
この点が従来の空気を押し出すタイプの衣類圧縮袋との違いです。従来品は元はペラペラの袋に洋服を収めてから空気を押し出す形なので、洋服の量が少なくても空気を押し出す余地がありますからね。
トラベラブ圧縮バッグの圧縮方法は画期的で、2室に分かれている点も便利です。ナイロン製で丈夫と思われますので、使い捨てにすることなく長く使えてエコだと思います。
一方で、従来の衣類圧縮袋のほうが安価で手軽、洋服の量にかかわらず圧縮可能です。しかも、従来品も防水ですし、50%以上圧縮することも可能です。
そんなわけで、まだまだ従来品に分があるように思いますが、特に出張や旅行が多い人にはトラベラブ圧縮バッグのほうが便利と感じる場面も多いのかもしれませんね。
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