山崎実業のバスルーム収納グッズはこれまでほとんどがマグネットで壁面に取り付けるタイプでした。ユニットバスの多くは壁の内側に鉄板が入っているのでそれで問題ないのですが、タイル貼りの浴室だとマグネット式の収納グッズが使えなくて悔しい思いをした方もいらっしゃるかもしれません。
そんな消費者の声が山崎実業に届いたのでしょうか。従来、マグネット式で提供していたアイテムを、フィルムフック式にアレンジして大量に販売開始することになりました。
※価格および仕様はすべて2021/07/26現在
フィルムフック サニタリーラックTOWER
まずはパッと見てフィルムフックを使った収納グッズと分かりやすいこちらから。「フィルムフック サニタリーラックTOWER(タワー)」は「マグネットバスルームラック TOWER ラージ」をマグネットではなくフィルムフック式にアレンジした感じです。
耐荷重は約2kgで、バスルームだけでなく洗面所やキッチンでも使えます。上写真のホワイト(5397)のほか、ブラック(5398)もあります。
この商品に限らず、山崎実業のフィルムフックは”光沢のある平らな油染みしない面”のみ取り付け可能となっています。”光沢のある”というところに注目すれば、吸着式と考えられます。逆に、”油染みしない面”というところに注目すると、ニトリの「シールフック」シリーズ同様の粘着式である可能性も考えられます。早く実物を見てみたいところです。
フィルムフック マグネット 石鹸ホルダーTOWER
お次は「フィルムフック マグネット 石鹸ホルダーTOWER」。「吸盤ソープホルダーTOWER」のフィルムフック版ですね。ステンレス製の爪を石けんに挿して、アームの仕込まれた磁石でくっつけることで、石けんを乾いた状態でキープすることができます。
従来の吸盤タイプよりもスッキリした印象で良いんじゃないでしょうか。ブラック(5490)のほか、ホワイト(5489)もあります。
フィルムフック ディスペンサーホルダー 泡タイプTOWER
このあたりからちょっとややこしくなってきます。「フィルムフック ディスペンサーホルダー 泡タイプTOWER」は泡タイプのハンドソープのボトルを浮かせて収納することができます。対応サイズはディスペンサーのねじ込み部分が約3.9cmから約4.5cm以内、容器のサイズは直径約9cm以内となっています。ホワイト(5347)のほか、ブラック(5348)もあります。
で、何がややこしいかと言うと、液体タイプ用の「フィルムフック ディスペンサーホルダーTOWER」というのもあるんです。対応する容器のサイズが直径約9cm以内という条件は同じですが、ディスペンサーのねじ込み部分は約2.4cmから約3.2cm以内と一回り小さな穴になっています。こちらもホワイト(5345)のほか、ブラック(5346)があります。
フィルムフック ツーウェイディスペンサー シャンプーTOWER
ドンドン行きましょう。「フィルムフック ツーウェイディスペンサー シャンプーTOWER」はシャンプーボトルそのものをフィルムフックに掛けてしまおうというものです。「マグネットツーウェイディスペンサー シャンプーTOWER」の磁石をフィルムフックに変えたバージョンですね。ちなみにツーウェイとは、詰め替え用をボトルに直接注いでも良いし、口を切った詰め替え用パウチをボトルにそのまま入れてもOKということです。
こちらの商品は姉妹商品が多いです。ブラック(5361)のほか、ホワイト(5360)があるのはもちろん、「コンディショナー」(ブラック:5363、ホワイト:5362)、「ボディソープ」(ブラック:5365、ホワイト:5364)もあります。何が違うって、色以外は正面に書かれている文字が違うだけですけどね。
フィルムフック ツーウェイディスペンサー 泡タイプTOWER
「フィルムフック ツーウェイディスペンサー 泡タイプTOWER」はその名の通り、泡タイプのディスペンサーを備えたタイプです。こちらはシャンプー、コンディショナー、ボディソープの区別はありません。泡タイプがあるのはボディソープや洗顔料、ハンドソープくらいというのが一般的だからでしょうか。
こちらもホワイト(5366)のほか、ブラック(5367)があります。
フィルムフック キッチン ディスペンサーTOWER
「フィルムフック キッチン ディスペンサーTOWER」はキッチンで食器洗い洗剤を入れて使うものです。もしくは、洗面所でハンドソープを入れて使ってもOK。前述のツーウェイディスペンサーよりコンパクトです。
こちらもブラック(5352)のほか、ホワイト(5351)もあります。
ウォールダストボックス&収納ケースTOWER
ここからがまたややこしい。と言うのも、「ウォールダストボックス&収納ケースTOWER」はフィルムフックで取り付け可能なことが商品名で示されていないからです。
おまけに、従来からある「ウォールトイレポット&収納ケースTOWER」とは商品名と外観がよく似ており、それでいて取付方法とサイズが違います。でもまあ、フィルムフックの耐荷重を考えたら従来品よりコンパクトにする必要があったのでしょう。
なお、ウォールダストボックス&収納ケースTOWERはフィルムフックだけでなく付属の石膏ボード用ピンでも取り付け可能となっています。ホワイト(5433)のほか、ブラック(5434)もあります。また、マグネットタイプ(ホワイト:5431、ブラック:5432)も同時に発売予定です。
ウォールペーパーホルダーTOWER
最後は「ウォールペーパーホルダーTOWER」。こちらもフィルムフックまたは石膏ボード用ピンで取り付けできるようになっており、ペーパータオルだけでなくボックスティッシュも収納可能です。こういうのは意外とこれまでなかったですよね。
こちらもブラック(5442)のほか、ホワイト(5441)もあります。また、マグネットタイプ(ブラック:5440、ホワイト:5439)も同時に発売予定です。
というわけで、色違いも含めて全部で11種類、22アイテムを紹介しました。デザインが統一されているし、一見して従来のマグネット式や吸盤式などとの違いが分かりにくいので、頭の中が混乱してきます(苦笑)
現時点では浴室や洗面所で使うアイテムが多いですが、今後はキッチン用も増えていくのではないでしょうか。タカラスタンダードのキッチンパネル以外で磁石がくっつくというのは少ないはずなので、キッチン収納グッズでフィルムフック式が増えてくれば、少なくともウチはうれしいんですよねー。
と言っている間に増えてきそうですが、楽しみに待ちたいと思います。
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