キッチン家電の上、もしくは下のスペースを収納に活かしたい…というニーズは少なくありません。しかし、デッドスペースを活かせたところで、食品などが丸見えになってしまうと、ゴチャついて見えますし、ホコリが積もって掃除が面倒になる可能性があります。
その点、引出しなら出し入れしやすく見た目もスッキリ!…ですが、一般的なポリプロピレン製の引出しの上に電気ケトルなどを置くのはちょっと無理があるというものです。
でも、スチール製の引出しならそんな心配はありません。というわけで今回は、山崎実業のスチール製1段チェストを試してみました。
山崎実業・引き出し付きキッチン家電下ラックtower
今回ご紹介するのは山崎実業の「引き出し付きキッチン家電下ラックtower(タワー)」。外箱、内箱ともにスチールでできており丈夫です。重量は約2.8kgもあり、ズッシリと重いです。
上写真のホワイト(2018)のほかにブラック(2019)があります。表面は粉体塗装で、ザラッとした手触りです。
マグネット式の仕切り板付き
この引出しの内箱の中には、スチール製の仕切り板が付いています。底面にゴム磁石が貼ってあるので、収納物の大きさに合わせて自由に位置を調整できます。ただし、仕切り板の長さは奥行方向に合わせて作られているので、幅方向に仕切ることはできません。
なお、引出しストッパーは付いていません。外箱から内箱を外すのは簡単ですが、引き出したときに内箱を落とさないように気を付ける必要があります。お子さんの手が届く場所には置かないほうが良いでしょう。
内箱底面のPPテープで滑りやすく
内箱の底面にはポリプロピレン製のテープが貼られていて、これにより摩擦係数が減って引出しをスムーズに開閉できるようになっています。また、外箱の底面にはクッションゴムが貼られており、自重も相まって滑り止め効果は抜群です。
ちなみに、外箱は「キッチン家電下ラックtower」と同じものではないかと思います。いずれも外箱の大きさは幅22×奥行25×高さ11cmで、箱状ではなくコの字型ラックです。
耐荷重5kg以上でもスムーズに開閉
引き出し付きキッチン家電下ラックの耐荷重は5kgとなっています。試しにその2倍を超える12kg相当のペットボトル(2L×6本)を乗せてみたところ、まったく問題ありませんでした。こんなに重いモノを乗せていることにまったく気付いていないかのように、スムーズに引出しを開閉できます。
電気ケトルを乗せてみた
これだけ丈夫なら、水を満タンに入れた電気ケトルを乗せても安心して使えます。まずはティファールの「ジャスティン・コントロール」を上に置いてみました。
ティーバッグ等を収納するのに最適
引出しにはティーバッグとコーヒーフィルターなどを収めてみました。サプリメントのボトルなどを収めても良いかもしれません。
with ネスカフェ・ドルチェグスト
ネスカフェ・ドルチェグスト「ジェニオ・アイ」を上に乗せて、引出しにカプセルを収納してみました。カプセルを2段に重ねるとちょうど良い感じです。
with レコルト・ライスクッカー
レコルトの「コンパクトライスクッカー」を上に乗せて、引出しに雑穀類を収めてみました。引出しに深さがあるので、割りと色んなモノを収納できます。
文房具を収めるにも良き
キッチンだけでなく、デスク周りやリビングで使っても良いと思います。高さがあるので2穴パンチやホッチキスなどを収納するのに便利です。一方で、ペンを寝かして収めるには深すぎです。
分けて使うこともできる
最初のほうでも少し触れた通り、この商品はの引出し付きのキッチン家電下ラックです。つまり、内箱と外箱(ラック)を分けて使うこともできます。
こうすればラックの下にマグボトルを寝かして収納しつつ、内箱には引出しの状態では収められなかった高さの袋なども収納することが可能です。こんな風に使えると考えれば、5千円近い価格でもコスパは悪くないと思います。
スチールユニットシェルフとはサイズが合わない
同じホワイト系のスチールということで、無印良品の「スチールユニットシェルフ」にセットしてみました。質感はバッチリ合いますが、奥行はちょっと中途半端です。ただし、スチールユニットシェルフの奥行25cmタイプなら外箱の大きさとピッタリ合うと思います。
カラーボックスの奥行にピッタリ
引き出し付きキッチン家電下ラックの奥行は取っ手を含めて27.5cmなので、むしろ奥行30cm弱のカラーボックスにピッタリ合います。スチール製で丈夫なので、工具やアイロンなど重いモノを乗せても問題ありません。
というわけで、山崎実業の引き出し付きキッチン家電下ラックtowerは期待を裏切らない丈夫さで、引出しの開閉もとてもスムーズです。マグネット式の仕切り板が付いているので、仕切りやすいというのも大きなメリットと言えましょう。
ただ、欲を言えば高さが半分くらいの引出しがあればと思ったりもします。カトラリーやペンなどを収納するにはちょっと深すぎると感じるからです。
ちなみに、電気ケトルやコーヒーメーカーなどよりも大きな電子レンジやトースターを乗せるのに最適な「ツーウェイ キッチン家電下引き出し&スライドテーブルtower」という商品もあります。こちらは幅45×奥行39.3×高さ13.5cmで、幅が2倍ほどあります。
山崎実業のtowerシリーズはラインナップが実に豊富ですねー。
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