先日のこと。妻がこう言いました。
「枕元の棚、傾いてきてるけど大丈夫?目覚まし時計がパパの頭の上に落ちてくるんじゃないかって心配で…。」
なんて優しい妻なんでしょう!
ですが、このレックの「モダンラックL」が手前に傾いてきたのは、妻がベッドのマットレスを立て掛けて干すときに、ガンガン当ててしまうからなんです(苦笑)
でも今さらそれを言っても仕方がないわけで、このチョイ置き棚を新しく買い替えることにしました。
※この記事は2017年6月20日時点の情報に基づいています(2024年1月9日一部更新)
買い替え候補をリストアップ
レックのモダンラックLはウォールシェルフ大好き人間の私の超お気に入りのひとつです。価格が安くてコスパが良く、おまけに角に丸みがあって安全で、子供がぶつかっても安心だからです。
でもまあ、同じものを買い替えても面白くありません。収納のプロとしてはやはり、このチャンスにいろいろ試してみたいものです。
そこで、いくつかの買い替え候補をリストアップしてみました。
まず候補に挙げたのは、無印良品の「壁に付けられる家具・棚・幅44cm・オーク材」。価格も手頃だし、我が家は基本的にナチュラル系の家具で揃えているので色味も合います。取付けも「かけまくり」をワンプッシュでOKなので簡単です。
ただ、奥行が12cmもあり、できれば10cm以下が良いということで、今回はパスしました。
もうひとつ候補に挙げたベルク(オリジン工業)の「スリムシェルフMR-401」も、同じ理由で却下。透明感があってとても素敵なのですが…。
同じくベルクの「ラインシェルフMR-446」は逆に奥行が76mmと短すぎるように思いました。フックの部分にスマホの電源ケーブルを引っ掛ければ便利かなーと思ったのですが…。
山崎実業・RINウォールシェルフ
結局、どれも微妙に条件が合わなくてどれにしようかと悩んでいたところ、たまたまアマゾンで山崎実業の「RIN(リン)ウォールシェルフ ナチュラル7547」が定価の約半値で売られているのを発見!私の条件にもピッタリ合うということもあって、勢いポチッといってしまいました(笑)
質感はさすがに良い感じ
RINウォールシェルフの棚板の材質は「天然木積層合板」となっていますが、何の木かは不明です。シナにしては木目が強いし、センにしては木目が淡く、日本では馴染みがない東南アジア系の樹種かと思われます。
スチールの塗装は凸凹のあるザラッとした質感に仕上げられており、我が家の壁紙にも違和感なく溶け込む感じ。総じて、さすが山崎実業と思わされれるほど質感は良いです。
いざ、取り付け開始!
それでは早速、取り付けてまいりましょう。まずは同封の取り付けガイドをセロハンテープで壁に貼り付けます。
固定フックを仮止め
次に、取り付けガイドに従って固定フックを仮止めします。取り付けガイドからハミ出した下側に針を2本打ち込めばOKなんですね。
針を打ち込む
針はコインなどで壁に押し込むように指示されており、金槌の使用は禁止されています。おそらく、壁や指を傷つけてしまったり、針を曲げてしまう可能性があるからなんでしょうが、コインでやったほうが大変だと私は思います。計16本の針をコインで押し込んだら、指が痛くて仕方ありません。そんなわけで私は自己責任で金槌で打ち込みました。
ちなみに、固定フックの上側にプツプツと開いた穴はレックのモダンラックLを外した痕です。これも同様の針を使っていますが、拡大写真なので目立つだけです。気になる場合は穴うめ職人を使えばOKです。
完成!
あとは固定フックに本体をセットして完成です!今までよりもナチュラルな雰囲気になり、息子も「こっちのほうが良い!」と言ってくれました。
RINウォールシェルフのメリットとデメリット
メリット
- 質感が良い
- 今回は安く購入できた
デメリット
- 取り付けが面倒
- 取付金具がタイト
- 壁紙を傷つけそう
RINウォールシェルフは質感が良く、今回は特に安く買えたということもあって非常に満足しています。
一方で、無印良品の「壁に付けられる家具」に比べると、取り付けは非常に面倒臭いです。かけまくりの便利さに一度慣れてしまうと、こんなにたくさんの針を壁に打ち込むのは馬鹿馬鹿しくなります。
それと、取付金具と本体側の引っ掛かりの部分にゆとりがなさ過ぎて、なかなか取り外すことができません。取り外しにくいということは簡単には外れてしまうことがなくて安全と言うこともできますけど、安全面は仕組みでカバーすることはできなかったのかなーと思います(横にスライドすることでロックする仕組みにするとか)。
もうひとつ、棚板の奥側が壁に直接当たるので、壁紙を傷つけてしまうような感じがします。もっとも、我が家の場合は既に傷だらけですので気にはしませんが、気になる方には無印良品の「壁に付けられる家具」をオススメしたいと思います。
コメント
収納マン様、こんにちは。
この種の棚や棚柱をとりつける上で、「水平」をきちんととることが一番大切かつむずかしいような気がします。収納マン様は、「水平」確認、水準器か何かお使いですか?
天袋に棚柱とりつけたいんですけど、あたしがやると曲がりそうで。。。
日本三毛猫さま
こんにちは!おひさしぶりです^^
私の場合、水平器を使うことはほとんどありません。
小型のものだと精度があまり良くないということもありますが、メジャーで床や壁からの距離を測ったほうが正確だと思うからです。
もっとも、メジャーを使う場合は床が水平でないとダメですけど、まあ普通はだいたい水平なので問題なしと考えています。
天袋に棚柱を取り付ける場合は、壁との距離を測るなどすればだいたい真っ直ぐになるのではないでしょうか^^
収納マン様、ありがとうございます。
そういえば、カーテンを頼んだとき、レールも1カ所つけてもらったのですが、メジャーではかって、印をつけただけでしたね。
天袋ですが、幅が90cm程度ですから、棚柱をつけるのは四隅となります。いやでもまっすぐになるかしら。。。
日本三毛猫さま
お話からすると「幅が90cm程度」というのは、たぶん正面から見て奥行方向のことだと思います。
その場合、棚柱を取り付ける位置が四隅というのはあまり適切ではないように思います。
棚柱と棚柱の間の距離が長いので、中央付近がたわみやすくなるからです。
仮に奥行方向の距離が90cmとした場合、棚柱の位置は奥側の壁から約15cm、手前から同じく15cmくらいとするのが適切かと思います。
もしくは中央付近にももう1本棚柱を取り付けて、左右3本ずつの棚柱とするのが理想です。
より細かいことを言うと、棚板の手前側からそれに近い棚柱まで距離があると、モノを引き出すときに棚板が傾いてしまう恐れがあるので、仮に天袋の奥行が90cmジャストとするなら、棚板は奥行70~80cm程度にとどめておくのが理想です。
そのうえで、棚柱の位置は奥の壁面から約15cm、手前側から10cm程度にするのが、もっとも合理性を損なわない範囲で安全な方法ではないかと思います。
ちなみに、天袋の隅に近い場所にネジを留めるのは結構難しいです。
(ドライバーでも電動ドライバーでも真っ直ぐネジを留めるのに必要なスペースが取れないため)
言葉だけでの説明では伝わりにくいかと思いますが、ご参考になれば幸いです^^