システムキッチンのコンロ下というのは、キッチンの収納の中でもっとも自身の「収納力」を試される場所です。何故ならここに何を収めるかで他のスペースの収納の仕方がかなり変わってくるからです。
コンロ下に収めるモノとして一般的なのは、鍋フタ、フライパン、調味料などです。しかし、直径25cm以上の鍋フタやフライパンは立てて収納できない場合があり、そんなときは立てずに重ねるか、その下の台輪引出しに収める必要があります(引出式の場合)。
調味料についても同様で、たとえば1300ml以上のサラダ油のペットボトルが引出しに入らない場合があります。そんなときはサラダ油を別の場所に収納するか、調味料すべてを別の場所に収納する必要に迫られます。
また、コンロ下に調味料を収めると一歩下がらないといけないので、その横の引出しなどに収納したほうが良い場合もあるでしょう。コンロで調理をするときは手際良く作業する必要があるので、このように使い勝手や、持っている調理器具や調味料の大きさに合わせて、最適な収納方法を探る必要があるのです。
※この記事は2018年3月4日時点の情報に基づいています(2023年8月26日一部更新)
山崎実業「伸縮鍋蓋&フライパンスタンドTOWER」
ともあれ、コンロ下に立てて収納できる大きさの鍋フタやフライパンの場合は、山崎実業の新商品「伸縮鍋蓋&フライパンスタンドTOWER(タワー)」が最強と言えるかもしれません。
その理由は次の2点です。
スペースに合わせやすい伸縮式
冒頭で説明した通り、一般的にコンロ下に収めるモノと言えば、鍋フタ、フライパン、調味料などです。鍋フタやフライパンだけを収めれば良いわけではなく、調味料との陣取り合戦になりますから、伸縮式のフライパンスタンドのほうが効率良く収納しやすいに違いありません。
高さ調節が可能な「持ち手置き」
伸縮式のフライパンスタンドはこれまでもありました。また、フライパンの持ち手部分を乗せる支えが付いたフライパンスタンドも従来からありました。しかし、「伸縮鍋蓋&フライパンスタンドTOWER」のように「持ち手置き」を取り外したり位置を調整可能なものはこれまでなかったはずです。
冒頭でも説明した通り、コンロ下の引出しは意外と高さがありません。そのため下手な「持ち手置き」が付いていると、引出しが閉まらなくなってしまいかねないんですね。
かと言って、「持ち手置き」がないとフライパンをサッと掴みにくくなります。「伸縮鍋蓋&フライパンスタンドTOWER」は、ニーズや状況に応じて「持ち手置き」の高さを調節したり、取り外しできるというのが画期的と言えるでしょう。
一方で、「持ち手置き」はシリコンでできたストッパーでフライパンスタンドのフレームに固定する構造になっているため、ズレる心配があるほか、耐久性の心配もあります。そのあたりは実際にしばらく使ってみないことにはちょっと分からないでしょう。
それでも「伸縮鍋蓋&フライパンスタンドTOWER」は他のタワーシリーズ同様にデザインも良く、使い勝手もよく考えられているので、現時点では史上最強のフライパンスタンドと言えるのではないかと思います。
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