「ワケあって安い」がウリだった無印良品も、最近は高いと言われることが多いように感じます。確かにファイルボックスの価格をニトリと比べるとそうだと感じる一方で、引出し式のポリプロピレン収納を見ればむしろ割安感があり、どの商品を見るかで印象は大きく違ってくるように思います。
それでは、無印良品の「やわらかポリエチレンケース」はどうでしょう?今回はナフコ21スタイルで近ごろ販売が開始された「ソフトタッチボックス」と比較してみたいと思います。
※当記事は2019年3月23日時点の情報に基づいています(2022年9月15日一部更新)
やわらかボックス比較
無印良品・やわらかポリエチレンケース
ナフコ×ヒマラヤ・ソフトタッチボックス
無印良品の「やわらかポリエチレンケース」も、ナフコ21スタイル×ヒマラヤ化学工業所の「ソフトタッチボックス」も、軟らかいポリエチレンでできています。また、フタが別売されている点でも類似性が見られます。基本的な使い勝手は似たり寄ったりでしょう。
ただ、上写真だけを比較すればほとんど同じように見えますが、実際に店頭で目にしても両者が似ていると感じることはほとんどないと思います。それは無印良品がホワイト1色なのに対し、ナフコのほうは全5色も揃っていてカラフルだからです。
ちなみに、いずれも国産で、品質において目立った違いは感じられません。
サイズラインナップ比較
無印良品 | ナフコ | ||||
---|---|---|---|---|---|
商品名 | サイズ(mm) | 税込価格 | 商品名 | サイズ(mm) | 税込価格 |
フタ・ハーフ | 185×260×15 | 190円 | スリムフタ | 185×265×12 | 198円 |
フタ | 260×365×15 | 290円 | ワイドフタ | 370×265×12 | 298円 |
フタ・丸型 | 直径365×15 | 290円 | |||
ハーフ・小 | 180×255×80 | ||||
ハーフ・中 | 180×255×160 | スリム浅型 | 183×264×120 | ||
ハーフ・大 | 180×255×240 | ||||
小 | 255×360×80 | ||||
中 | 255×360×160 | ワイド浅型 | 370×260×120 | ||
大 | 255×360×240 | ワイド深型 | 370×260×245 | ||
深 | 255×360×320 | ||||
丸型・中 | 直径360×160 | ||||
丸型・深 | 直径360×320 |
※価格は2022/09/15現在に修正済み(無印良品週間ではなく通常時の価格)
サイズが近いものを比較するかたちで、それぞれのラインナップを一覧にしてみました。ナフコは5アイテムしかない一方で、無印良品は12アイテムと倍以上もあります。特に無印良品は丸型があるのが大きな特徴となっています。
その代わりかどうか分かりませんが、フタは除いて、ナフコのほうは無印良品よりも30~57%7~44%程度、価格が安くなっています。
それよりも大きな違いと言えるのが、ナフコは基本的にカラーボックス用を意識したサイズ展開になっているのに対し、無印良品はそれに加えて各種ユニットシェルフに収まりが良いサイズラインナップとなっている点です。カラーボックスに合わせるならどちらでも良いとしても、ユニットシェルフに収めるなら無印良品のほうがピッタリ合いそうです。
以上、比較してみたところ、カラーボックスに収納したい、カラフルなほうが良い、できるだけ価格を抑えたいということなら、ナフコ×ヒマラヤのソフトタッチボックスがオススメと言えます。一方で、ユニットシェルフに収納したい、余計な色は取り入れたくない、様々なサイズを使いたいということなら、無印良品のやわらかポリエチレンケースのほうが良いでしょう。
つまるところ、一概に「無印良品は高い」と言うことはできません。ニーズに応じて上手に使い分けたいところですね。
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