前回に引き続き、平安伸銅工業に関する話題です。
平安伸銅工業と言えば、2×4(ツーバイフォー)材にセットして天井と床を突っ張れる「LABRICO(ラブリコ)」が大ヒット中です。そのラブリコにまた新しいパーツが発売されたのですが、これが一瞬、「あれ?」と思ってしまうようなものなのです。
※この記事は2019年3月31日時点の情報に基づいています
平安伸銅工業・LABRICOシェルフサポート棚受
平安伸銅工業の「LABRICOシェルフサポート棚受」は、2×4材を横に渡して棚板にできるパーツです。でも、棚受ならラブリコの発売当初からあったはずなんですね。
平安伸銅工業・LABRICO 2×4棚受シングル
こちらが2年以上前から販売されている「LABRICO 2×4棚受シングル」です。ラブリコを2ユニット以上並べたときに使える「2×4棚受ダブル」もあります。
これまでも棚受があったのに、なぜまた新商品として追加されたのか。新商品を使うことでどういったメリットが得られるのでしょうか。今回はそこを解説してみたいと思います。
突っ張ったままで後付けOK
従来の棚受は支柱となる2×4材を通してから取り付ける必要がありました。そのため、ラブリコを天地で突っ張る前にセットするなら何ら問題ないのですが、棚板を追加しようと思うと一旦分解する必要があったわけですね。棚板が何段もある場合は、それらを取り外す必要が生じる場合もあります。
その点、新しいシェルフサポート棚受は支柱に通す必要がないので、ラブリコを突っ張ったままで手軽に後から追加することができます。しかも、2ユニット以上を連結する場合は、棚板の高さを揃えられるようにネジ穴の位置が工夫されています。
なお、従来の棚受のほうがテコの原理で耐荷重が大きくなりそうなものですが、シェルフサポート棚受は従来品同様に耐荷重は”棚板1枚当たり30kgまで”です。もっとも、シッカリと突っ張れらないと話になりませんが。
コンパクトで見た目スッキリ!
新商品のシェルフサポート棚受にはもうひとつのアドバンテージがあります。それは従来の棚受に比べてコンパクトで見た目にスッキリした印象があるということです。
従来の棚受はちょっと仰々しい感じがありましたからね。支柱の縦のラインを遮ってしまうというデメリットもありました。新商品ではそういう問題がなく、悪目立ちすることがありません。
ただ、材料コストから言えば、もうちょっと安くても良いと思うのですが…。
というわけで、新商品のシェルフサポート棚受は従来品と比較して機能性が大きく違うというわけではありません。棚板を後付けする際に便利、見た目にスッキリ、価格もちょっとだけ安いというだけのことです。後付けという観点だけで言えば、「1×4棚受」を使ったり、アイアンのシェルフサポートを使うという手もあったわけですからね。
しかしながら、こだわる人にとっては「待ってました!」と言わずにおれない魅力的なパーツだと思います。従来品に満足していなかった人はもちろん、これからラブリコを試してみようかという人にもオススメです。
なお、シェルフサポート棚受のカラーバリエーションはオフホワイト(DXO-52)、ブロンズ(DXB-52)、ヴィンテージグリーン(DXV-52)の3色が用意されています。
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