先日、楽天市場でちょっと変わった形のハンガーを見つけました。商品名は「ハードルハンガー」。スラックス用のハンガーのようですが、普通のスラックス用ハンガーとは使い方がちょっと違うらしいです。
これは実際に使ってみないと分からないということで、楽天市場にある「あなろ(インテリア雑貨)」さんに商品を提供いただいて試してみることにしました。
ハードルハンガーの使い方
ベルトループにプスッと挿す
今回はまずハードルハンガーの使い方を説明しましょう。ズボンの背中側を向け、脇腹に近い側のベルトループにハードルハンガーの先端をプスッと挿します。
逆に動かして中央部のベルトループを通す
次にハードルハンガーを先ほどとは逆方向に動かします。すると、ほぼ自然に背中中央のベルトループにハンガーのスリットが引っ掛かります。
フック状の部分にベルトループを引っ掛ける
そのままハードルハンガーの端のフック状の部分をベルトループに通します。
ここまで3ステップのように見えますが、実際には「挿して、戻す」の2アクション。慣れれば本当にもう、一瞬でズボンを掛けられるようになります。これは面白い!
完成形はこちら
ハードルハンガーを使ってズボンを掛けるとこんな感じになります。
ジーパンもOK
もちろんジーパンもOKです。というか、むしろジーパンのように生地がシッカリしたもののほうが掛けやすいです。
スラックスも一応OKだが…
スラックスも一応OKなんですけど、ちょっとダランと垂れてしまいます。細身の私でもこの調子ですから、ガッチリ体系だとこの掛け方はちょっと厳しいんじゃないかなと思います。逆に、婦人服ならちょうど良いのかもしれませんが。ちなみにハンガーの幅は43.5cmです。
二つ折りはなおさら厳しい
ハードルハンガーはシリコン製の滑り止めが付いているので、普通のスラックスハンガーのようにズボンを二つ折りにして掛けることもできます。ただ、中央部が山なりになっているので、これではシワになってしまいます。カジュアルはともかく、スラックスはちょっと厳しいですね。
ズボンがかさばる!
それよりも私が耐え難かったのは、上写真の通り、ズボンがかさばるということです。厚みは二つ折りに比べて半分で済むのでたくさん掛けられる半面、丈が長くなってしまって下に置ける衣装ケースの段数が限られてしまいます。おまけに裾が広がるので、クローゼットの扉が閉めにくいです。
スラックスハンガーより幅が大きい
ハードルハンガーはズボンの幅に合わせた大きさですから、一般的なスラックスハンガーより幅が広くて43.5cmもあります(写真下はスラックス用ハンガー)。一般的なハンガーとほとんど変わらない大きさなので特に支障はないと思いますが、慣れるまでは少し違和感を感じる大きさです。
ズボンを二つ折りで掛けない人にオススメ
という具合で、正直言って私にはハードルハンガーはあまり合わない感じがしました。2ステップで掛けられるのは慣れると楽なのですが、いかんせんかさばるのがNG。ズボンの素材やベルトループの位置によって微妙に力加減を調節する必要があるところも少しストレスを感じるところです。
しかし、私がNGだからといって、この商品がダメというわけではありません。私がこれまでうかがったクライアント宅では、だいたい5人に1人くらいがズボンを二つ折りにして掛けるのではなく、腰のところで普通のハンガーに引っ掛けているんですね。ちょうど洗濯したズボンを干すときの状態です。
その掛け方が習慣になっている方にとっては、ハードルハンガーは掛けやすいし、ズボンが滑り落ちる心配も少なくて良いと思います。ピンチ付きのハンガーのようにかさばることもありません。
洋服の掛け方って、人それぞれに流儀があるものなんですよねー。なので、ズボンを二つ折りにして掛けない人や、今の掛け方に不満がある人は、ハードルハンガーを試してみる価値はあると思います。
5本セットで税込1,620円ですから、1本あたりは324円。100円ショップで普通のスラックスハンガー1本が買えることを考えると高価ですけど、ハードルハンガーは市販しているところがほとんどない特殊なハンガーですので、決して割高ではないと思います。
ちなみに、こちらのハードルハンガーは「GENIAL(ジェニアル)」というブランドですが、ジェニアルは「タブトラッグス(ゴリラタブ)」の輸入販売などをおこなうスペースジョイのオリジナルブランドです。また、今回商品を提供してくださった楽天市場の「あなろ(インテリア雑貨)」はスペースジョイ本社と同じビルにあるので関連会社と思われます。その点でも安心です。
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