
引出しの仕切りに使える整理トレーを各社が競うように発売した時期がありました。概ね2015~2020年頃、いわゆるコロナ禍の前です。
しかし、コロナ禍以降は原油高、人件費高騰などに伴い、整理トレーの発売は少なくなりました。おうち時間の減少とともに、収納、インテリアのブームが去った影響も考えられると思います。
ともあれ、意外と当該時期に発売された主要な整理トレーはほとんどが生き残っています。ブームが去ったとは言え、一定の需要があるのでしょう。商品の回転が速い100円ショップでも定番品が確立し、以前より安心して買い増しできるようになったと感じます。
そんな状況ではありますが、改めてニトリ、イオン、無印良品、ケユカ、カインズ、山崎実業、セリア、ダイソー等の「引出し整理トレー」10点を比較してみたいと思います。
※この記事は2025年10月27日にリライトしたものです
ニトリ・整理トレー Nブラン

出典:ニトリ
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| S | 85×85×45 | 99円 |
| M | 170×85×45 | 149円 |
| L | 255×85×45 | 199円 |
| LL | 340×85×45 | 299円 |
| 縦横伸縮整理トレー | 260~480×260×45 | 999円 |
ニトリの整理トレー「Nブラン」は大型のトレーを除き、短辺が85mmに統一されたスリムな小物用整頓ボックスです。そのため、主にカトラリーやお弁当グッズの収納に役立ちます。
Lサイズは一般的な長さ23cmの箸にも対応。ポリプロピレン製品が多い中、ブランは厚みがあってシッカリとした感じのPET樹脂でできていることも特徴のひとつと言えます。

イオン・伸縮式引き出し整理トレー
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| スリム | 85×190~330×45 | 547円 |
| ワイド | 170×190~330×45 | 767円 |
冒頭でもお伝えした通り、ほとんどの引出し整理トレーは定番として生き残っているのですが、イオンだけはシンプルな「ホームコーディ・引出し整理トレー」が2024年頃に販売を終了し、現在は代わりに「伸縮式引き出し整理トレー」が販売されています。
その名の通り伸縮式で、スリムとワイドの2サイズしかありませんが、キッチンの引出しを整頓するには比較的使いやすいサイズだと思います。脱着可能な仕切り板はスリムのみ付属。ただ、価格はちょっと高いですね。高さ150mmの「伸縮式引き出し整理ボックス」もあります。
無印良品・ポリプロピレン整理ボックス
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| 1 | 85×85×50 | 100円 |
| 2 | 85×255×50 | 190円 |
| 3 | 170×255×50 | 250円 |
| 4 | 115×340×50 | 220円 |
無印良品の「ポリプロピレン整理ボックス」は定番の引出し整頓用品です。長辺340mmタイプなら菜箸や玉じゃくしも収納可能、同255mmタイプ2種は箸やカトラリーの収納に最適です。
そのほか、より細かいモノを収納したい場合は、仕切り板がついた「ポリプロピレンデスク内整理トレー」を使うのも良いでしょう。
ケユカ・BOXナチュラルホワイト
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| 8×8cm | 80×80×41 | 110円 |
| 8×16cm | 80×160×41 | 220円 |
| 8×24cm | 80×240×41 | 264円 |
| 16×24cm | 160×240×41 | 319円 |
無印良品の角が丸いデザインが気に入らないという方にはケユカの「BOXナチュラルホワイト」(旧・ナチュラルホワイト2)がオススメです。こちらも無印良品と同様に日本製です(2022年に追加された16×24cmのみベトナム製)。価格は少し高価ですが、ABS樹脂でできているのでカチッとしています。
菜箸や玉じゃくしを収納したい場合は、30cmオーバーの「仕切り付きBOX」を使うと良いでしょう。ただし、こちらは中国製で色がちょっと異なります。
カインズ・スキット ハーフ

出典:カインズ
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| SS | 70×142×77 | 298円 |
| S | 140×142×77 | 398円 |
| M | 140×212×77 | 498円 |
| L | 140×282×77 | 598円 |
| スリムロング | 70×282×77 | 398円 |
カインズの「Skitto(スキット)」はレクタングルな小物収納ボックスのムーブを起こした代表的商品。国産で吉川国工業所(ライクイット)が作っています。もともとは高さ約15cmが標準でしたが、引出しを整頓するのに便利なその約半分の高さとして「ハーフ」が投入されています。
ちなみに、カインズには「SkittoK(スキットケー)」というトレーもあるのですが、このサイズ展開なら100均で買ったほうが良いかなという感じです。

パール金属・キューブプラス
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| トレー140スリム | 70×140×50 | 218円 |
| トレー210 | 140×210×50 | 304円 |
| トレー280スリム | 70×280×50 | 304円 |
| トレー280 | 140×280×50 | 407円 |
| トレー315スリム | 105×315×50 | 407円 |
※価格はナフコ楽天市場店の場合
今もっともホームセンター各社でメジャーな整理トレーと言えば、パール金属の「キューブプラス」でしょう。ナフコのほか、コーナン、バローなどでも扱われています。コメリでは「スマートキューブトレー」というオリジナル商品として販売されています。
キューブプラスには高さ19cmのBOXタイプもあり、積み重ねて使用することも可能です。コンセプトはカインズのスキットに近いですね。

山崎実業・立体横伸縮カトラリーケースtower
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| – | 297/356/415/474×350×55 | 3,960円 |
現在、山崎実業には様々なサイズや仕様のカトラリーケースがありますが、私が最強だと思うのは「立体横伸縮カトラリーケースtower(タワー)」です。「立体斜めカトラリーケース」を組み込んだ幅伸縮式で、最大で474×350mmの範囲をカバーできます。
仕切り板は全て可動式。菜箸も入る大きさで、ケースの組み合わせで悩むことがなく、ズレることもありません。何よりカトラリーを斜めに収納できるので(一部)、出し入れがしやすいのがメリットです。

イノマタ化学・キッチントレー
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| スリム | 348×80×50 | 110円 |
| ワイド | 348×120×50 | 110円 |
イノマタ化学の「キッチントレー」は現在セリアのほかダイソーなどでも購入可能な、100円ショップでもっともスタンダードな引出し整頓トレーです。箸やカトラリーはもちろん、仕切り板を外せば菜箸や玉じゃくしも収納可能です。
100円均一ということで価格も安く、仕切り板を動かせばモノの大きさに合わせて収納できるので、組み合わせで悩む心配もありません。個人的には最強の引出し整頓トレーだと思います。ホワイトとクリアの2色展開。ちなみに、仕切り板の追加購入も可能です。

ヒマラヤ化学工業所・伸縮収納トレー
| サイズ | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| キッチン | 90×250~420×50 | 110円 |
| コンパクト | 90×162~250×50 | |
| 浅型 | 90×250~420×30 | |
| M | 90×210~330×80 | |
| L | 150×210~330×80 |
ヒマラヤ化学工業所の「伸縮収納トレー」は今のところ100円ショップではセリアのみの販売と思われます。仕切り板はありませんが、伸縮式なので収納物や引出しの大きさにフィットさせやすく、とても使い勝手が良いです。長さも最大420mmまで伸ばせますから、菜箸の収納にも十分です。
高さが3サイズ揃っているのもナイス。ちょうど合うサイズを探すのが面倒くさいという方にはうってつけでしょう。

ダイソー・ソフト小物入れ
| JANコード | 外寸(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|
| 4550480216607 | 82×82×65 | 110円(4個) |
| 4550480216591 | 83×260×65 | 110円(2個) |
| 4550480216584 | 125×168×65 | |
| 4550480216577 | 260×175×63 | 110円(1個) |
ダイソーには「ONE storage 収納ケース」や「カトラリー整理トレー」など良い感じの引出し整理トレーがあったのですが、いずれも在庫がなくなりつつあります。現在も販売が継続されている商品で言うと、「ソフト小物入れ」がもっともオススメしやすいかなと思います。
ソフト小物入れはやわらかいポリエチレンでできているので、数mm程度の調整が利くのがメリット。また、もっとも小さいサイズは4個で税込110円など、コスパがとても良いです。

以上、引出し整頓トレー10点を紹介しました。
引出し整頓トレーを購入する際、多くの方が引出しの大きさに合うように選んでしまいがちです。しかし、収納の基本は「人→モノ→場所」の順番で考えること。つまり、自分や家族が使いやすいことが第一で、次に収納物の大きさに合わせ、引出しの大きさに合わせるのは最後です。
でも、引出しの大きさに合わせたほうが見た目はキレイなんですよね。そうすると、仕切り板付きのトレーのほうが収納物にも合わせやすいと言えます。仕切り板付きのタイプなら、大小様々なトレーを組み合わせる面倒も少なくて済みます。
それらを総合すると、今回ご紹介した10点の中からベストバイを選ぶとすれば、イノマタ化学の「キッチントレー」と山崎実業の「立体横伸縮カトラリーケースtower」だと思います。コスパ重視なら前者、QOL重視なら後者と言えましょう。
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