建て替え前の収納マンのオフィスは4K以上の広さがありました。ほとんど使っていなかったのですが、広さに任せて不必要にモノを増やしてしまっていたところもあり、建て替えに際しては随分とモノを処分することになりました。
もっとも手放しがたかったのは独身時代から20年以上も使い続けた全自動洗濯機です。雑巾や作業着だけでなく、靴も洗えて、とても便利な存在でした。しかしながら新居には置くスペースがなく、泣く泣く「ジモティー」を通じて引き取ってもらったのであります。
それから数日後、洗濯機と同時に町田のヨドバシカメラで買った電子レンジがご臨終。さっそく買い替えようと思ったのですが、電子レンジはキッチンに行けば済む話。それよりも「やっぱり洗濯機が欲しい!」ということで、ポータブル洗濯機を買ってしまいました。
※この記事は2020年6月11日時点の情報に基づいています(2023年9月19日一部更新)
CBジャパン・マイセカンドランドリーハイパー
本当は従来同様にシングル向けの全自動洗濯機が欲しかったのですが置く場所がなくて、CBジャパンの「マイセカンドランドリーハイパーTOM-05H」を購入しました。
CBジャパンと言えば、私の愛用している「アルミジャンボ角ハンガー52」のメーカーです。まさかこんな大型家電も扱っているとは思いませんでしたが、販売開始から半年も経たないにもかかわらず、amazonでもポータブル洗濯機の販売上位となっています(2020/06/11現在2位→2023/09/19現在3位)。
懐かしい二槽式
マイセカンドランドリーハイパーは全自動ではなく昔ながらの二槽式です。左側の槽で洗濯し、水を入れ替えるなどしてすすぎ。終わったら濡れた洗濯物を右側に手で移して脱水するという仕組みですね。
操作もシンプルなもので、左から洗濯槽のタイマー、中央は洗濯槽のソフト洗いと標準洗いと脱水の切り替え、一番右は脱水槽のタイマーとなっています。
なお、本機は約3.6kgまでの洗濯と約2.0kgまでの脱水に対応。一般的な家庭用大型洗濯機は10kgくらいを一度に洗えますから、その1/3程度ということですね。水量は10~19リットルで、もちろん乾燥機能はありません。
背面はこんな感じ
背面はこんな感じです。電源コード、アース、排水ホースがあります。
ポータブル洗濯機なので、一応コードが巻き取れるようになっているのはありがたいです。
風呂の残り湯で洗濯してみた
それでは早速、マイセカンドランドリーハイパーを使ってみたいと思います。乾燥重量11kgの本機を両手で抱えて2階の風呂場に運び込みました。かさ張るので持ちにくいものの、重くはないです。
電源コードは1.5mありますが、ちょっと足りなくて2mの延長コードに接続。排水ホースは洗い場の排水口に垂らしました。
これで下準備OKということで、浴槽の残り湯を洗い桶で洗濯槽に貯めます。だいたい5~6杯も汲めばOKです。
洗濯物と洗剤を投下
今回はクロックスのスリッパを洗いたくて、それと超コンパクト洗剤を投下しました。
しかし、こんな小さな洗濯機だと超コンパクト洗剤なんて、本当にちょっとで良いんですね。30リットルに対して洗剤10gということですから、15リットルなら5gでOKです。
洗濯は意外と静か!
準備が整ったので、ドキドキしながらダイヤルを回して洗濯開始。すると、意外と音が静かで驚きました。昔ながらの心地良い音と香りです。
脱水は大暴れでロデオ状態!
洗濯が終わったので、今回はすすぎの前に脱水をしてみます。スリッパを洗濯槽から脱水槽に移し、内フタをセットしてダイヤルを回します。
その直後、洗濯機は大きな音ともに揺れ始め、しまいには浴槽の縁に何度も体当たり!慌てて両手で洗濯機を押さえつけました(苦笑)スリッパは衣類と違って偏りやすかったんでしょうねー。
すすぎはシャワーで注水
すすぎの際はシャワーで注水します。マイセカンドランドリーハイパーは直接ホースを繋ぐことができるのですが、我が家の風呂場のカランはホースを繋げる構造になっていないからです。
ただ、あとで分かったことですが、洗濯槽や脱水槽は汚れがちなので、ホースを繋ぐよりシャワーで洗い流せたほうが便利です。
キレイさっぱり!
すすぎは1回では足りず、結局2回すすぎました。洗い9分間、すすぎ9分間×2回、脱水2分間×3回で、合計33分間。洗濯槽から脱水槽、脱水槽から洗濯槽への移動も含めると、なんだかんだで小一時間掛かった計算です。また、水は残り湯も含めて計45リットル使用しました。
全自動洗濯機に比べるといろいろ手間が掛かって面倒ではありますが、洗い上がり自体は全自動と比較して遜色なく、満足しています。
蛇口に繋いで洗濯してみた
続いて、マイセカンドランドリーハイパーを屋外の立水栓に繋いで洗濯することにしました。もともとタカギのホースリールを蛇口に繋いであったので、ホースとコネクターを用意して蛇口に接続。電源は外部コンセントから延長コードで繋ぎました。
なお、マイセカンドランドリーハイパーは屋外での使用が禁止されています。おそらく耐候性がないためが第一で、漏電の恐れもあるからだと思います。今回は一時的に屋外に運んで使用するなら問題ないだろうという判断です。
コンパクト粉末洗剤でタオル等を洗濯
今回はタオルや軍手などをコンパクト粉末洗剤で洗濯。15リットルなら0.2杯でOKです。気温が30℃近くあったということもあり、溶け残りはありませんでした。
また、スリッパを洗ったときは脱水時に洗濯機が大暴れしましたが、今回は偏ることがなかったようで静かなものでした。
まとめ
風呂場で残り湯を使うのがオススメ
2通りの使い方を試してみて分かったことのひとつは、風呂場で残り湯を使うのがオススメということです。ホースを使ったほうが注水は楽なのですが、逆に言うとメリットはそれしかないんです。風呂場なら残り湯が使えるだけでなく、汚れた洗濯槽と脱水槽をシャワーで洗い流すことができ、排水もしやすいというメリットがあります。また、洗濯洗剤や柔軟剤も運ぶ手間がありません。
意外とコンパクト
マイセカンドランドリーハイパーは石油ファンヒーターよりも一回り大きいくらいのサイズ感です。それ単体で見ると結構大きくて洗面脱衣所に置くのは厳しいように感じるのですが、実際に置いてみるとそれほど大きく感じません。というか、ドラム式の洗濯機が大きすぎるのでしょう。
このサイズなら、サブ洗濯機として使うのは無理がないんじゃないかと思います。
洗濯槽と脱水槽の往復が面倒臭い
一方で、デメリットもあります。全自動に慣れてしまっていると、洗濯槽と脱水槽の間を何度も洗濯物を移動させるのはやっぱり面倒臭いです。そのたびに注水したり、排水したり、槽内を洗ったりするというのも手間です。
本音を言うと、置くスペースさえあればやっぱり全自動洗濯機を買いたかったなーと思います。
家電リサイクル法に従って処分する必要あり
マイセカンドランドリーハイパーの取扱説明書を見ると、廃棄する場合は”お住まいの自治体の廃棄処分方法に従ってください”と記載されています。これだけを読むと一般の粗大ゴミとして処分できるように期待してしまうのですが、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)では小型であれ排水ホースを備えた洗濯機はリサイクル料金を支払って所定の方法で処分する必要があると明記されています。
つまるところ、小型であっても処分が面倒なことに変わりないわけです。
以上の通り、処分方法を考えるとちょっと憂鬱になるわけですが、自宅の洗濯機では洗いにくい汚れものを気軽に洗えるツールを手に入れることができてうれしく思っています。既に妻からはスリッパや靴を洗って欲しいとリクエストももらっており、今後の活躍が期待されます。
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