100均で吊戸棚用の収納ボックスと言えば、サナダ精工の「アレンジバスケット」が定番です。しかしながら、私はこれをクライアント宅で使ったことがほとんどありません。
理由は主に2つです。まずひとつは、ハンドルが嵩張るので大きさの割りに収納力がないため。もうひとつは、ちょっと重いモノを収めるにはハンドルが心許ないと感じるからです。そのため、100均ではない吊戸棚ボックスや、普通の100均のプラ箱にハンドル代わりの紐を付けて取り出しやすくする方法をオススメしていました。
その点、最近キャンドゥで見つけた収納ボックスなら、100均でも手軽に吊戸棚を使いやすくすることができるんじゃないかと思います。
※この記事は2021年3月15日時点の情報に基づいています(2023年8月2日一部更新)
サナダ精工・アレンジ引き出しバスケット
今回ご紹介するのはサナダ精工の新商品「アレンジ引き出しバスケット」です。上写真はスリムタイプ(D5927)で、外寸はおよそW150×D300×H110mmとなっています。
この商品は手前の下側に指を挿し入れられるようになっているので、吊戸棚から引き出しやすいんですね。ハンドルを握るのと違って指先さえ届けば良いというのも素敵。奥行300mmですから、収納可能な吊戸棚も多いと思います。
ワイドタイプもあり
幅200mmのワイドタイプ(D5926)もあります。ただし、奥行は250mmでスリムタイプより50mm短い仕様。薄形の吊戸棚には良いですけど、個人的には1.5倍の価格になっても奥行を揃えて欲しかったなーと思います。高さは110mmで共通です。
なお、アレンジ引き出しバスケットはいずれもポリプロピレンでできており日本製です。
「シューノ棚上」の廉価版?
サナダ精工のアレンジ引き出しバスケットは、グループ会社の不動技研の「シューノ棚上(F2617)」(上写真)に似ていると感じます。こちらも手前下側に手を挿し入れることができる構造だからです。
こちらは後ろ側にコロが付いているので、より出し入れしやすくなっています。外寸はおよそW180×D300×H160mmで、こちらも一般的な吊戸棚に収まりやすいサイズです。
デザインもスッキリしていて100均のようなチープさはありません。ただし、こちらはワンサイズしかないうえに、価格は楽天市場で税込437円からとなっています。そして、マレーシア製。
キャンドゥで販売されているサナダ精工のアレンジ引き出しバスケットと不動技研のシューノ棚上を比較すると、100均で十分だと思いませんか?吊戸棚の中なんて他人が見るところじゃないし、そもそも重いモノを収納するわけでもないからコロは必ずしも必要ではないし、サイズもそう大きく変わるわけでもないからです。100均のバスケットが日本製で、その5倍近くもするほうがマレーシア製というのもちょっと引っ掛かるところです。
500円くらい出すなら、同じ不動技研の「吊り戸棚ボックス」やニトリの「吊戸棚ストッカー Nブラン2」のほうが良いとも思います。これらは大型のハンドルが付いているので、より吊戸棚のモノが出し入れしやすいからです。
ともあれ、そこまでコストを掛ける必要性を感じることがなければ、キャンドゥで販売されているサナダ精工のアレンジ引き出しバスケットで十分だと思います。
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