「トイレや洗濯機の上に収納スペースを作りたい!」というときに便利なのが突っ張り棚。壁と壁の間に突っ張るだけで手軽に設置でき、ホームセンターで安ければ600円ほどで購入することができます。
この値段なら100均で突っ張り棒2本とワイヤーネット1~2枚を買ってくるのとそんなに変わりません。また、見た目も100均に比べれば安っぽくないです。何より既製品のほうが手間がないうえに、耐荷重も大きくて実用的。なので、これまで私は100円ショップで突っ張り棚を買おうだなんて発想はありませんでした。
しかし、このたびダイソーで見つけた新商品なら、これはこれでアリじゃないかと不覚にも思ってしまいましたよ。
※この記事は2021年5月7日時点の情報に基づいています(2023年7月29日一部更新)
ダイソー・つっぱりポール用棚
棚(39.5cm×12cm)
JANコード | 4549131871289 |
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外寸(mm)※1 | 395×120×23 |
税込価格 | 110円 |
材質 | ポリプロピレン |
製造国 | 中国 |
※1…高さは収納マンによる実測 ※2…材質および製造国は以下同のため省略
棚(39.5cm×25cm)
JANコード | 4549131532456 |
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外寸(mm)※1 | 395×250×23 |
税込価格 | 110円 |
スライド棚(39.5cm-59.5cm×25cm)
JANコード | 4549131871272 |
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外寸(mm)※1 | 395~595×250×23 |
税込価格 | 220円 |
ダイソーの「つっぱりポール用棚」は新商品ですが、まったく新しい商品というわけでもありません。実は1年ほど前に「つっぱり棒用棚」という商品名で39.5cm×25cmサイズのみが販売されていたのです。
つまり事実上、39.5cm×12cmサイズとスライド棚の2アイテムが新たに加わったということになります。
つっぱり棒をシッカリ固定できる構造
ダイソーのつっぱりポール用棚は、別途用意したスプリング式の突っ張り棒2本の上に乗せて使います。突っ張り棒はもちろん100均のものでOKですが、太さは直径10~13mmのものでなければなりません。
突っ張り棒の上に乗せて使う棚板というシンプルなものですけど、突っ張り棒のうち1本は上写真のようにシッカリと固定される構造になっています。これによって棚板がズレにくくなります。
つっぱりポール用棚の設置方法
1.つっぱり棒を1本設置
つっぱりポール用棚の設置方法は比較的簡単です。まずは、突っ張り棒のうち1本をまず奥側に突っ張ります。
設置スペースの幅よりも1cm以上長めに伸ばしてから、一方の端を壁面に押し当ててググっとスプリングを縮めた状態にして設置すればOK。一方をクルクル回しながら突っ張っていくものではないのでご注意ください。
2.棚板に突っ張り棒を固定
次に、もう1本の突っ張り棒をつっぱりポール用棚に固定します。棚板を2枚使う場合は、もう1枚はあとで乗せたほうが作業がしやすいと思います。
3.棚板と突っ張り棒を設置して完成
先ほど組み合わせた棚板と突っ張り棒を最初の手順と同様に突っ張ります。奥側の突っ張り棒に棚板の端を引っ掛けて距離を確認しながら突っ張ると良いでしょう。最後に、高さをメジャーで測って水平を確認すれば完成です。
39.5cm×12cmサイズならトイレットペーパーを乗せるのに最適ですね。なお、今回使った突っ張り棒は長さが44~68cmで耐荷重が5~2kg。設置スペースの幅は60cm弱ですから、2kg×2本=4kgくらいが実際の耐荷重の目安となります。
39.5cm×25cmならタオル置きに最適
39.5cm×25cmサイズならタオルを置くのに最適です。棚板の奥行が倍になっても耐荷重は突っ張り棒次第ですから、軽いモノしか置けません。
スライド棚なら見た目スッキリ!
スライド棚も設置方法はまったく同じですが、設置スペースの幅が59.5cm以下なら突っ張り棒の端を隠してしまうことができます。これなら既製品の突っ張り棚よりも見た目がスッキリして良いですね!
スライド式ゆえの副産物
「どうしてスライド棚だけ突っ張り棒の端を隠すことができるんだろう?」と思って調べてみると、スライド棚は突っ張り棒の固定位置が少し内側になるため突っ張り棒の端までカバーできることが分かりました。スライド式ゆえの思わぬ副産物だったわけですね。
ホームセンターで購入できる突っ張り棚の多くは耐荷重が10kg以上あります。それに比べて、100均の突っ張り棒を組み合わせた場合は耐荷重が数kgしかないですからあまり実用的ではありません。おまけに、価格もそれほど変わらないのですから、敢えて100均のものを使うメリットはほとんどないと思います。
しかしながら、今回ご紹介したダイソーのつっぱりポール用棚は棚板の網目が細かいのでフラットに近い感覚で使えるというメリットがあります。また、スライド棚なら突っ張り棒の端まで隠すことができるので見た目がスッキリします。
トイレットペーパーやタオルなど軽いモノ限定で収納する際は、アリな選択肢ではないでしょうか。
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