先日、底面が正方形のダンボール箱が少ないのはなぜかということがニュースサイトで話題になっていました。確かに、正方形のダンボール箱なんて、ホールのケーキやピザくらいしか日頃はお目に掛かりません。
ダンボール箱の底面が正方形だと容積を最大化できる、底面内側に段差が生じないなどというメリットがあるそうです。その一方、長方形に比べて歩留まりが悪い、組み立てにくい、持ちにくい、インターロック積みできないため荷崩れしやすいといったデメリットがあるのだとか。
事情はまったく異なりますが、収納ケースでも長方形がほとんどで正方形は少数派にとどまります。以前に引出し式衣装ケースを作っているメーカーに35×35cmや40×40cmのサイズ展開を提案したのですが、一笑に付されて終わりました。需要はあると思うんですけどね。
ともあれ、そんなレアな正方形のサイズバリエーションを含む整理ケースがダイソーから発売されましたのでご紹介したいと思います。
※価格および仕様はすべて2022/03/01現在(04/05に1アイテム追記)
ダイソー・組み合わせ整理ケース
材質 | ポリスチレン |
---|---|
製造国 | 中国 |
税込価格 | 110円 |
今回ご紹介するのは、ダイソーの新商品「組み合わせ整理ケース」です。ダイソーでは既にレクタングルな整理ケースがいくつかありますが、輸送コストがかさむため日本製のものも少なくありません。しかし、組み合わせ整理ケースは中国製です。
また、同様の商品は税込220円以上のものが含まれることも多くなっていますが、こちらはすべて110円に統一されています。引出しを仕切るときにはたくさん必要になるので、すべて110円だと手軽で良いですね。
ラインナップ(一覧)
プラ製小物 | JANコード | 外寸(mm) | 内寸(mm)※ |
---|---|---|---|
5786 | 4550480065786 | 134×33×68 | |
0040 | 4550480060040 | 134×67×68 | 130×63×63 |
5830 | 4550480065830 | 134×134×35 | 130×130×30 |
0033 | 4550480060033 | 134×134×68 | 130×130×63 |
5847 | 4550480065847 | 201×134×35 | 197×130×30 |
0002 | 4550480060002 | 201×134×68 | 197×130×63 |
5793 | 4550480065793 | 201×201×68 | 197×197×63 |
5823 | 4550480065823 | 268×67×35 | 263×63×30 |
0026 | 4550480060026 | 268×67×68 | 264×63×63 |
5816 | 4550480065816 | 268×134×35 | 263×130×30 |
0019 | 4550480060019 | 268×134×68 | 264×130×63 |
※内寸は収納マン実測による ※2022/04/05に5786を追記しました
上写真左上から順番に一覧にしています。地元のダイソーを2件ハシゴした結果、全部で10アイテムを収集できました(のち1アイテム追加で全11アイテム)。他にもあるかもしれませんし、今後ラインアップが追加される可能性もあります。
サイズバリエーションは、高さが35mmと68mmの2サイズ、辺が33mm、67mm、134mm、201mm、268mmの5サイズ展開となっています。なお、高さ68mmのタイプには基本的に短辺側に持ち手となる穴が設けられています。
それにしても最近は、ダイソーの収納ケースで商品番号にJANコードの下4桁が使われることが増えましたね。特にラインナップが増えたときに命名が合理的というメリットがある一方、ユーザーとしては分かりにくくて困ります。
特徴1:正方形が3サイズ
引出し整理ケースでは75×75mmや150×150mmくらいの正方形を含むこともありますが、ダイソーの組み合わせ整理ケースは正方形だけで3サイズが揃っています。5830(外寸:134×134×35mm)、0033(134×134×68mm)、5793(201×201×68mm)の3つです。
実のところ、引出し整理ケースで正方形というのはあまり需要がないと思います。縦長のケースを使って食器棚でカトラリーを収納したり、デスクで筆記用具を収め、余ったスペースに小さな正方形のケースを置くという使い方のほうが一般的でしょう。
しかし一方で、コースター、小皿、CDなど、正方形のほうが収まりが良いモノというのも意外と少なくありません。ニーズによってはありがたいサイズ展開ではないでしょうか。
特徴2:積み重ねに実用的な高さ
これまでにも積み重ねできる整理ケースはいくつかありましたが、ぶっちゃけ「これ積み重ねてどうするんだろう?」と思う高さのものが少なくなかったと思います。その点、ダイソーの組み合わせ整理ケースは高さ35mmのタイプが用意されているので、引出しの中で積み重ねる際に実用的な高さになります。
上写真の通り、組み合わせ整理ケースは組み合わせ次第で35~133mmの高さで使えます(1~2段重ねの場合)。
特徴3:奥行の組み合わせが自在
あと、これは組み合わせ整理ケースに限った話ではありませんが、サイズバリエーションが豊富なので奥行の組み合わせが自由自在です。上写真のように並べると、67mm刻みで奥行を調整することができます。
でもこうやって並べてみると、奥行335mmのケースもあれば玉杓子とかフライ返しも収納できて良かったのになと思ったりもします。もっとも、それは別の商品で賄えば良いのでしょうけど。
ラインナップ(個別)
0002(201×134×68mm)
0019(268×134×68mm)
0026(268×67×68mm)
0033(134×134×68mm)
0040(134×67×68mm)
5786(134×33×68mm)
5793(201×201×68mm)
5816(268×134×35mm)
5823(268×67×35mm)
5830(134×134×35mm)
5847(201×134×35mm)
最後に蛇足ですが、商品番号順にアイテム別でラインナップを紹介しておきます。
こうやって並べてみると、5800番台は浅いほうとなっているのですね。一方で、5786(134×33×68mm)と5793(201×201×68mm)だけが00XX番台になっていないというのが微妙にややこしいです。
以上の通り、ダイソーの組み合わせ整理ケースは従来の整理ケースとはちょっと一味違います。大きめの正方形が用意されている、浅型を含む2サイズ展開のため引出しの中でも重ねて使いやすい、サイズバリエーションが豊富で奥行が調整しやすいといったメリットがあります。
ただ、11サイズもあって、しかもそのサイズ構成の意味が分からないと、初見ではどれを選んで良いのか分かりにくいですね。やっぱり、可動式の仕切り板がある整理ケースのほうが個人的には使いやすいように思います。
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