以前に「マツコの知らない世界」で紹介された吉川国工業所の「ora(オルア)タテ型分別ペダルペール」は、フタが横向きに開く画期的なダストボックス。
その画期的なダストボックスがアレンジされたというか、これまた他社製品のエッセンスを加えて、無印良品から発売されました。
※2022/05/25一部更新
無印良品・ポリプロピレンフタが選べるダストボックス
もともと無印良品にも横開きのダストボックスはありました(ポリプロピレンダストボックス・フタ付・45L・分別タイプ)。ただ、45リットルという巨大サイズでしたから、普通は部屋の中には置きたくないサイズ。もっとも、分別ゴミ箱としてはそれくらいの容量が欲しいところではありますけど。
とまれ、リニューアルされた無印良品のダストボックス。以前よりもスクエアになり、サイズは20Lと30Lの2サイズで、フタが縦開きと横開きの2タイプから選んで取り付けできるようになりました。もちろんフタなしでの使用も可能で、従来品同様にキャスターの取付けも可能。ただし従来品のダストボックスに新しいフタを取り付けることはできません。
吉川国工業所のオルアとの比較
吉川国工業所のオルアはペダル式で大型のタイヤも付いています。そのため実売価は6,000円程度とそこそこのお値段です。一方で無印良品のは30Lのペールにフタをセットして税込1,680円。キャスターを取り付けても同2,070円とお手頃価格です。
また、オルアはペダル式でタイヤ付きということで、容量33Lの割りにはリニューアル前の無印良品の横開き45Lダストボックス同等の大きさがあります。オルアは結構ムダにデカイわけです。
あと、オルアの袋止めは樹脂製ですが、無印良品のはスチール製で丈夫。デザインや使い勝手の好みはあるかと思いますが、無印良品のほうがシンプルで壊れにくく、コンパクトで、コストパフォーマンスも良いと言えるのではないでしょうか。
天馬のイーラボ・スマートペールとの比較
横開きということで吉川国工業所のオルアに似ているということよりも、今回のリニューアルで驚いたのは、天馬の「イーラボ・スマートペール」とコンセプトが似ているということです。
天馬のイーラボ・スマートペールは、ペールが3サイズ(25L/35L/45L)、フタが7タイプから選ぶことができるようになっています。組み合わせのバリエーションで言えば、天馬のほうが圧倒的に多いわけです。
価格は実売価では天馬も無印良品もだいたい同じくらいですね。
残念ながらイーラボ・スマートペールには横開きのフタはありません。また、今回リニューアルされた無印良品のダストボックスは容量的にはオルアに似ていると言えますが、横開き自体は以前からあったものです。
つまるところ、今回リニューアルされた無印良品のダストボックスは、樹脂成型メーカー大手2社の良いとこ取りをした商品と言うことができます。シンプルなデザインで価格も手頃。私は良いと思います。
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