我が家では年に数回、ベッドの下の掃除をします。重いダブルのマットレスを持ち上げて、その下のすのこをめくり上げると、ホコリがワサーッとあるんです。
で、そのホコリを一気に掃除機で吸い込んで、あとで掃除機のダストカップを開けるのが楽しみなんです。「うわーっ、今日は大収穫だー♡」って(笑)掃除の楽しみなんて、そんな感じじゃないでしょうか。
とは言え、ベッドを移動しての掃除はやっぱり大変です。掃除だけでなく、模様替えや引越しもなかなか大変ですよね。
今回はそんな悩みとは無縁の、シンプルなベッドを紹介したいと思います。
※この記事は2017年7月15日時点の情報に基づいています
ベルメゾン・10分で組み立てられるタモ材のすのこベッド
前回紹介しました「ヒーターが選べる年中使えるデザインにこだわったこたつ」同様に、こちらも実物を見てきました。ベルメゾンDAYSの「10分で組み立てられるタモ材のすのこベッド」という商品です。
正直言って、「10分で組み立てられる」というのはちょっと大袈裟だなーと思ってたんですけど、実際に見てみると確かにその通りで、2枚のすのこを2本のボルトで固定して、あとは脚を8本取り付けるだけです。私は10分で組み立てられる自信がありますが、組み立てが苦手な方でも20分あれば大丈夫でしょう。
こちらのすのこベッドは脚の短いロータイプ(上写真)と脚の長いハイタイプの2種類があり、それぞれ総重量は18.5kgと19.5kgとなっています。ですから、すのこ1枚はいずれも10kg弱で、持ち運びも楽です。10kg弱と言えば1歳の幼児と同じくらいの重さですから、女性でも階段を持って上がったり、楽に組み立てることができると思います。
組立簡単なのに頑丈!
組み立てが簡単なのは良いとして、気になるのは強度面です。ですがこの点も心配ありませんでした。
すのこ部分には主にポプラ材が使われています。より正確に言うと、ポプラの積層合板ですね。中央に1本支えがあるだけのシンプルな構造ですけど、強い力を加えてもたわむこともなく、たぶん子供が上で飛び跳ねても全然大丈夫だと思います(もちろんメーカーとしては禁止するところだとは思いますが)。
また、すのこの端はフレームにシッカリと食い込ませてあり、この部分が割れたり外れたりする心配は普通はなさそうです。
桐すのこの場合は細い釘で接合されていることがほとんどですけど、こちらのすのこは釘ではなくネジで固定されています。これなら接合部が外れる心配はまずありません。
見た目はシンプルですけど、強度的にはまったく申し分ないですねー。
お手頃価格なのに質感が良い!
そして何よりこのすのこベッドが素晴らしいのは、価格が手頃なのに質感が良いことです。フレームの表面材はウレタン塗装を施したタモ突板で、角の部分には丸みを持たせています。
ロータイプが税込14,900円、ハイタイプが同16,900円。私も持っている桐すのこベッドと比べると倍以上ですが、構造がまったく違いますからね。桐すのこは釘で接合していますから、耐久性もまったく違います。
では、アマゾンで売れ筋上位の国産すのこベッドと比べてみるとどうでしょう?私も一瞬、「あー、こっちのほうが良いかなー?」と思いました。国産だし、フレームの質感も悪くなさそうだし。
でも詳しく調べてみると、やっぱりベルメゾンのほうが良いと分かりました。国産すのこベッドと同じものと思われるものが楽天市場でも販売されているのですが、そこを見るとフレームはMDF(中繊維合板)で、おそらく木目はダイレクトプリントされたものだからです。
ベルメゾンDAYSの「10分で組み立てられるタモ材のすのこベッド」のフレームはタモ突板にウレタン塗装を施したものです。脚もタモ無垢です。写真で見ても違いが分かりにくいかもしれませんが、天然木の突板とダイレクトプリントではまったく質感が違いますし、もちろんコストも違います。
ベルメゾンがエライのは、他社通販ならローコストなラッカー塗装で済ませるところを、コストをいとわずウレタン塗装を使うところです。見た目はさほど変わりませんが、ウレタン塗装のほうが耐摩耗性や耐薬品性に優れています。
もちろん、中国製と日本製を比べれば、日本製のほうが安心できそうだし、実際にコストが掛かると言えるところもあるのは事実ですけど、思い込み抜きで品物自体を比較すれば、ベルメゾンDAYSの「10分で組み立てられるタモ材のすのこベッド」のほうがコスパが良いと私は思います。
ただ、「10分で組み立てられるタモ材のすのこベッド」がひとつ残念なのは、ハイタイプのベッド下が約17cmということです。17cmだとベッド下収納ボックスは入りますが、高さ18cmの引出式衣装ケースは入らないんですよね。
たかが1cm、されど1cm。ここが改善されると完璧なんですけどねー。
コメント