用途がマニアック!アイワ金属「スノコを壁にピタッと取付できるフック」

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今から15年ほど前、私が収納のプロとしての活動を始めた当時は、DIYをしていて「こんな金具があったら良いのになー」と思うことが度々ありました。しかし、最近はそんなことを思うことがないばかりか、そもそもDIYする必要性すら感じません。DIYで使う金具が多様になったばかりか、サイズオーダーできたり様々なデザインや機能を持った収納家具が豊富になったからです。

そんなわけで最近はむしろ、「こんなもの、本当に需要があるの!?」と思わずにいられないマニアックなものが増えているように感じます。アイワ金属の「スノコを壁にピタッと取付できるフック(スノピタ)」もまさしくそう感じたアイテムのひとつです。

 

アイワ金属・スノピタ

アイワ金属の「スノコを壁にピタッと取付できるフック(スノピタ)」は、市販のスノコを賃貸住宅などの石膏ボード壁に取り付るためのDIYパーツです。石膏ボード側に受けとなるパーツ、スノコ側にフック状のパーツを取り付け、壁にスノコを引っ掛けるというわけですね。

上写真の通り、スノコの表側を正面に向けて取り付けできる「オモテタイプ AP-3001W」と、スノコの裏側を見せる「ウラタイプ AP-3002W」の2種類があります。



スノピタを使うメリット

特に賃貸住宅では、壁に穴を開けるのは一般的にNGです。しかし、専用ピンを使えば壁にほとんどダメージを与えることはありませんし、スノコを使えば気軽にスノコにネジでフックなどを取り付けることができます。

桐スノコは安価なので(2枚で400~500円程度)、穴だらけになっても気軽に買い替えることができます。また、安価なので塗装を試したり気軽にDIYを始めるにはうってつけの材料と言えます。

 

スノピタを使うデメリット

一方で、「こんなDIYパーツって必要かな?」とも思います。石膏ボード壁に東洋工芸の「かけまくり」を挿して、スノコ側には何かしら受け金具を取り付ければ、それで済む話ではないかと思うのです。そのほうがきっと取り付けが簡単なはずです。

もっと言えば、そもそもスノコを使う必要性に疑問を感じます。一般的に桐スノコは押入れの中など見えない場所に使うもので、見た目が良いものではありません。塗装をすれば見た目は誤魔化せるかもしれませんが、それだったら最初からもっと見た目の良い材料を使ったほうが良さそうです。

さらに、スノピタの耐荷重はスノコを含めて5kgまでというのが残念です。写真を見るともっといろいろ取り付けられそうに見えるんですけど、5kgまでだと飾ったり収納できるモノは限られてしまいます。

 

ともあれ、スノピタのように「こんなの、本当に需要あるの!?」と思ってしまうDIYパーツを見るとうれしくなってしまうというのも事実です。こういう商品を起点に、「私だったらこうするかな?」とか、「もっとこうしたほうが良いかも?」などと考えていくと、DIYのイメージがどんどん広がっていきます。

そういう意味では、こういう商品があることでホームセンターの売場が楽しくなるのではないかとも思います。

 

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