とりあえず「カネダイン」でくっつけとけ!?家庭用にオススメしたい接着剤5選

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粘着式のフックを貼り付けたら、夜中に剥がれて落ちてしまった…という経験はないですか?

実は、粘着タイプの収納フックは24時間放置してから使用が原則です。接着剤が安定するのに十分な時間が必要だからです。

もっとも、これはもちろん商品によっても異なります。何も記載のないものもありますし、たとえば手元にあった貼って剥がせる3Mのコマンドフックの場合は、”1時間以上おいてからご使用ください”と書いてありました。

3Mコマンドフックの取扱説明書

粘着式フックに限らず取扱説明書通りに使用しないことで結果に満足できないことって結構多いですから、取扱説明書はとりあえずしっかり読むようにしましょう。

それはさておき、今回は接着剤の話です。

みなさんは「カネダイン」ってご存知ですか?ウチの子供が小学校の工作の授業でカネダインを使うと言うもんだから、「は?セメダインでしょ?」と言ったら逆に「セメダインって何?」と言われる始末。私が小学生の頃は接着剤と言えばセメダイン(セメダインC)だったんですけど、ウチの子供はマジでカネダインなるものを使っています。

カネダインとセメダインは名前こそ似ていますが、使い勝手はちょっと異なります。カネダインは木材、布、紙の接着に適しており、木工用ボンドに近い用途です。しかし、有機溶剤が含まれるので、木工用ボンドよりも速乾性があるというメリットがあります。セメダインも用途はほとんど同じなのですが、粘りが少ないため小学生には扱いにくいことからカネダインが推奨されているものと思われます。

ちなみに、セメダインは発泡スチロールの接着には適しませんが、カネダインなら発泡スチロールの接着もOKだそうです。そういうところも学校がカネダインを採用する理由のひとつかもしれませんね。

 

オススメNO.1…木工用ボンド

カネダインやセメダインが万能接着剤じゃなくて紙や布や木材の接着用だったことはちょっと意外だったんですが、紙や布や木材の接着用と言えばやっぱり木工用ボンドが一番メジャーでしょう。有機溶剤系であるカネダインやセメダインと異なり、木工用ボンドは水性であるため手に付いても洗い流しやすく安全です。

家具工場でも木工用ボンドと同様の接着剤が使われています。溶剤を含まないので表面に付いても木地を傷めないからでしょうか。乾燥には時間が掛かりますが、安全かつ扱いやすい接着剤と言えるでしょう。

オススメNO.2…ボンドG17

私が万能接着剤として愛用しているのはボンドG17です。主な用途は、合成ゴム、皮革、金属、硬質プラスチック、木材の接着。粘りがあって扱いやすく、速乾性が高いので割りとすぐにくっつきます(ただし両面に塗布して乾いてから貼り合わせる必要があることに注意)。とにかく用途が広くて施工性が高いのがメリットです。

ちなみに私は主に写真のチューブタイプを使いますが、使い方に応じてスプレータイプも缶入りも併用します。やはり有機溶剤系なので臭いますけど、私は結構好きです(笑)100円ショップでも買えます。

 

オススメNO.3…ボンドGPクリヤー

「プラスチックなのに接着剤でくっつかない!」と言っている場合は、ポリプロピレン系樹脂であることが多いです。ポリプロピレン系と言うと、収納用品なら引出式衣装ケースやファイルボックスなどですね。適度に軟らかく半透明の樹脂です。

ボンドGPクリヤーはポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ABS、FRPなど、幅広い樹脂製品の接着が可能。身の周りには樹脂製品が溢れていますから常備しておくと重宝することでしょう。

 

オススメNO.4…セメダイン塩ビパイプ用接着剤

個人的に意外と便利だと感じているのがセメダイン塩ビパイプ用接着剤です。もともとその名の通り水道管の塩ビパイプを接着するために購入したのですが、塩ビ管だけでなくビニール製品全般にも使用可能。これからの季節は浮き輪やビニールプールの補修にも使えるというわけですね。

瓶入りのプラモデル用接着剤のように刷毛で塗るタイプなので、チューブタイプよりも施工性が良いところが気に入っています。

 

オススメNO.5…アロンアルフア・ゼリー状

私の妻は何か接着すると言うと「瞬間接着剤で」と言いますが、瞬間接着剤で接着できるものは意外と少ないうえに、作業にスピードと正確性を求められるので、私はできるだけ避けています。また、100円ショップでも瞬間接着剤は売ってますが、いろいろ試した結果、どうも当たり外れが大きいです。期待以上にくっつくことはないですが、期待値以下の場合は結局また買い直す必要があるため、最初からアロンアルファなどちゃんとしたものを買ったほうが無難です。

何だかんだ言っても私は木工系の接着が多いため、瞬間接着剤はゼリー状タイプをよく使います。ゼリー状は木材に浸み込みにくい性質のため家具の補修に使えます

 

私の経験上、だいたいこれら5種類の接着剤が揃っていれば、身の周りのほとんどのモノの接着に困ることはありません。あとはまあ、ペットボトル用と発泡スチロール用くらいでしょうか。私も割りと最近にペットボトル用は購入しましたが、結局1度しか使ってません。

もっとも、何をどの程度の頻度で接着する機会があるかは人それぞれだと思いますし、あらかじめこれらの接着剤を揃えておく必要はありません。何かを接着する必要が生じたときのために、こんな種類のものがあるということを頭の隅に入れておいてもらえたらと思います。

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