久しくご報告しておりませんでしたが、収納マンの家作りは着々と進行しております。
契約後、既に設計士との打ち合わせを2回済ませました。測量の結果、隣接する家の数軒が当方の敷地に迫り出していることが判明したため、LDKを中心に苦労して間取りを変更しました。
そこまで進めたうえで、これまでのモデルハウスから大阪支店に場所を移して打ち合わせすることに。新大阪駅の北側、東三国駅にほど近いアキュラホーム大阪支店に行って参りました。
※この記事は2019年8月18日時点の情報に基づいています
建築確認申請に向けて色々決定
家の着工をするためには建築確認済証が必要です。しかし、たとえば壁紙の色など全部決めてから申請を出していたら認可が下りるまで時間が掛かってしまいます。そこで、建築確認済証を得るために必要な事項だけを先に決めておこうというわけです。
いったん建築確認の申請をすると、原則として間取りの変更はできません。間取りを変えると構造計算をやり直さなければなりませんし、窓の大きさなどを変えると採光面積の再計算が必要になります。やり直しが大変なだけでなく、工期に重大な影響が生じますから、ここからは真剣勝負です。
そこまで分かっているつもりでも、とにかく決めることが多くて大変ですねー。例えば窓の位置を決めるには家具をどのようにレイアウトするかということも考えておかなくてはなりません。また、電柱から電線を建物のどこに引き込むかとか、エアコンをどこに設置するかといったことまで決める必要があります。
もともと掃き出し窓の上にエアコンを取り付けようと思っていたら窓の上の高さが足りなくて、でも採光面積を確保するためには窓を小さくすることはできなくて、全然違う場所にエアコンを取り付けないといけなくなったということもありました。
それでも私は楽しんで確認を進めることができたのですが、7時間以上に渡る打ち合わせで妻はヘトヘトになってしまっている様子でした。専門用語がたくさん出てきますから、チンプンカンプンな講義を聞いているようなものなのでしょう。ちなみに大阪支店での打ち合わせはまだ2~3回あるようです。
設計士は「片引き戸」推し
基本的に私はアキュラホームの方々とすごく話が合うのですが、一点だけ話が噛み合わないと感じるところがありました。それはやたらと片引き戸(上写真左)を推してくるということです。
開き戸なら片引き戸より安いし、耐震性も確保しやすいです。私としてはできるだけコストを抑えたいし、設計士としても耐震性は高いに越したことはないはずなのですが、やたらと片引き戸を推してくるんですね。
それで途中まではサッパリ理解できなかったのですが、改めてモデルハウスの片引き戸を触ってみて、設計士の言わんとすることが分かりました。アキュラホームのオリジナルの片引き戸は安いのに非常に良くできているのです。ソフトクローズでバタンと閉まることがない上に、開き戸と違って開けた戸を固定しておく金具を床に取り付ける場所を心配しなくて済むのです。
妻もできるだけ扉や窓は開けっぱなしにしたいということも手伝って、結局はほとんどの扉を片引き戸に変更することになりました。
「随分と割り切った間取り」との評
隣戸との関係で間取りの修正を余儀なくされましたが、基本的には私が考えた間取りそのままで進行することになりました。その間取りについて設計士に「率直にプロの目から見てどうですか?」と改めてうかがったところ、随分と割り切った間取りということで職場で話題になったそうです(苦笑)
確かにその通りなんですよねー。まるで賃貸住宅のような間取りと外観ですから。窓はできるだけ少なく。各部屋にクローゼットがない。マンションの間取りのようにすら見えます。
ただ、設計のプロからそう言われたことは私にとってみれば誉め言葉です。開き戸の多くを片引き戸に変えたことでコストアップしてしまいましたが、引き続きコストに厳しく間取りを確定していきたいと思います。
大阪支店での打ち合わせはまだ始まったばかりですが、今の感じだと通常の半分くらいの時間で打ち合わせが済みそうです。やはりこちらが素人ではないということで話が早いのだと思います。
逆に言うと、一般の方にとっては一連の打ち合わせは大変でしょうねー。「全部お任せで」と言ってしまいたくなる気持ちがよく分かりました。それで後になって予算オーバーになってしまい、建築確認申請に影響しない照明器具などを削るというプロセスになりがちだということも改めて納得しました。
本当に家を建てるということは大変ですね。既に家を建てられた先輩方を改めて尊敬してしまいます。
コメント