自由自在に積み上げて使うことができるキューブ状の収納ボックスは、もはや定番と言っても良い収納家具です。ホームセンターやネット通販でもよく見かけますし、こちらでも何度か紹介してきました。
私がベルメゾンDAYSの「キューブボックス」をネットで初めて見たときも、正直言って何ら目新しさを感じませんでした。ですが、見れば見るほどこれがなかなかよく考えられているのです。
※2022/06/22一部更新
ベルメゾン・キューブボックス
ご覧ください。「あ、なんか見たことある感じ」って思っちゃいませんか?でもこれが意外とどこにでもある感じではないのです。
ベルメゾンDAYSのキューブボックスは奥行が30cmのタイプ(上写真)と40cmのタイプの2サイズ展開となっています。結局買うのはどちらかになるわけですけれども、奥行が2サイズもあるキューブボックスというのは珍しいので、選びやすいのが良いですね。
また、オープン、棚付き、扉、ガラス扉、引出し2杯、引出し3杯の6つのバリエーションから選べ、奥行40cmタイプはさらにワゴンやフラップ扉もあります。しかも、40cmタイプには天板もあります。
さらにさらに。カラーはホワイト、ナチュラル、ダークブラウンの3色展開。こんなにバリエーションが豊富なキューブボックスは私は見たことがありません。この商品が売れているというのも、なるほど納得です。
表面材がプリント紙なのに質感が良い
サイズやバリエーションが多いから売れるというのは家具の世界ではセオリーとなっています。しかし、いくら売れても評判が悪ければ、ネット通販では次第に売れ行きが悪くなっていくものです。
ベルメゾンのキューブボックスは売れているにもかかわらず高評価を維持しています。その理由は、組立が簡単、サイズがぴったりなどという意見も多いのですが、やはり写真のイメージと違わなかったというところも大きいようです。
私は実際にベルメゾンのキューブボックスを見て、「これ、本当にプリント紙ですか?」と聞いてしまうほど、質感が良いと感じました。パッと見た目は天然木の突板を使っているように見えるんですね。材質としては確かにプリント紙なんですが、より正確に言うと軽くエンボスをかけた(凸凹をつけた)強化プリント紙だそうで、これは大手国産家具メーカーでも使われるような品質のものだと私は思いました。
上写真のように背面も化粧されており、期待を裏切らない質感を備えていることが高評価に繋がっているに違いありません。
引出し内部材の質感はちょっと残念
※関係者施設にて2017年5月撮影
ただ一方で、引出し内部材の質感は外観に比べるとちょっと残念です。ワゴンの内部材は外観と同じ木目調のプリント紙なんですけど、引出し2杯または3杯の内部材はアイボリー系の単色のプリント紙なのです。あらかじめ分かったうえで購入するなら良いですが、外観の質感が良いだけにちょっとガッカリしてしまう人もいるのではないでしょうか。
しかしながら、ちゃんと引出しにストッパーが付いていて落下を防止しているのは流石だと思いました。やっぱり収納で一番大切なのは、安全に使えるということです。
ついでに言うと、ベルメゾンのキューブボックスは上下に積み重ねるときに木ダボを使うことで落下を防止する構造となっていますが、それだけでなく、背面を固定する金具が1ボックスあたり2つ付属しています。この固定金具を使えばさらに安心して使うことができるでしょう。
キューブボックスは正方形なので見た目が良く、縦横自在に並べることができるので引越しや模様替えをしても臨機応変に対応することができて便利です。
奥行30cmタイプの内寸高さは31.5cmなので一般的なA4ファイルサイズまで収納可能。それよりも大きな大判のパンフレットやファイルボックスなどを収納する場合は奥行40cmタイプが便利でしょう。
とは言え、「大は小を兼ねる」という発想で奥行40cmタイプをチョイスするのは危険です。奥行30cmタイプなら部屋が広く見えるというメリットがあります。
収めるモノを見極めてから最適なサイズの収納家具を選ぶ。これが収納家具選びの鉄則です。
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