我が家では玄関やベランダの床掃除に山崎産業(コンドル)の「PVAスポンジワイパーGR-WET」(上写真)を使っています。スポンジが乾かないように常に濡らしておく必要があるものの、適度な水の量で床を掃除できるので使いやすいです。
ただ、1年ほど使って床をゴシゴシするとスポンジが削れてくるようになりました。思いっきりゴシゴシするにはちょっと物足りない感じもします。
そこで、カインズで人気商品となっている玄関タイル用ブラシを試してみることにしました。
※価格および仕様はすべて2021/11/26現在
カインズ・玄関タイルの汚れを落とすブラッシングスポンジ伸縮柄
このたびカインズで購入したのは「玄関タイルの汚れを落とすブラッシングスポンジ伸縮柄」という商品。なんとも長ったらしい商品名ですが、要は玄関タイルなどを掃除するためのデッキブラシのようなものです。
こちらはカインズのオリジナル商品となっていますが、サイズやディテールを見るにアズマ工業の「玄関タイルブラッシングスポンジF AZ294」と色が違うだけではないかと思われます。
ともあれ、カインズのほうが安いし、色も無難なホワイトなので、こちらを購入した次第です。
細かい毛先のブラシが付いたスポンジ
先端のスポンジはマジックテープでベリッと剥がしたり、くっつけたりできるようになっており、もちろん取り替えることもできます(別売)。スポンジは硬めで、表面には緑色の細かいブラシが付いています。白い部分は汚れを絡め取る繊維です。
触り心地はエチケットブラシに似ているように思います。
柄の角度は固定
コストのためか耐久性を重視しているのか、こちらの柄は角度を変えることができません。広い玄関やベランダなどを掃除する際は特に困らないものの、狭いところではちょっと不便に感じます。
PVAスポンジワイパーと比較
山崎産業のPVAスポンジワイパーと並べてみると、ブラッシングスポンジ伸縮柄はちょっと短いと感じます。その代わり、ブラッシングスポンジ伸縮柄のほうが随分と軽いです。もうちょっと重さがあったほうが床をゴシゴシ磨きやすいのですが。
確かにタイルがキレイになる
山崎産業のPVAスポンジワイパーで玄関タイルをゴシゴシしてから、ブラッシングスポンジ伸縮柄を水で濡らして再び磨いてみました。すると、PVAスポンジワイパーでは落ちなかった染みがブラッシングスポンジ伸縮柄なら落とすことができました。ほか、掃除した直後は気付かなかったのですが、全体的にくすみが取れたように感じます。
一方、油染みはダメでした。たぶん自転車のチェーンルブだと思うのですが、これはパーツクリーナーかチェーンディグリーザー、もしくはシンナーなどを使わないとダメでしょうね。
FRP塗装されたベランダなら効果てきめん
FRP塗装されたベランダならより効果を実感することができました。PVAスポンジワイパーだと黒ずみが残ってしまうところも、ブラッシングスポンジ伸縮柄のほうがよりキレイにすることができるのです。
ウエットティッシュのほうがキレイになった(苦笑)
一方で、ブラッシングスポンジ伸縮柄でいくらゴシゴシしても黒ずみが取れないところがありました。しかし、あとでウエットシートで拭いてみたところ、驚くほど簡単に黒ずみが取れました。凹んでいる部分はブラシの先が届かないのでしょう。
ゴシゴシし過ぎると傷みも早い
玄関とベランダの掃除を終えた段階でスポンジの表面を見ると、かなりブラシが摩耗していました。ちょっと全力でブラッシングし過ぎたかもしれません(苦笑)
そんなに力を入れなくても汚れが取れるところは取れるし、取れないところは力を入れてもダメです。気楽に使うのがよろしいかと思います。
コンクリートもキレイに!
コンクリートにも使えると書いてあったので、最近ちょっと気になっていた駐輪場あたりで試しにブラッシングスポンジ伸縮柄を滑らせてみました。すると、あっという間にコンクリートがキレイに!これはちょっと驚きました。
PVAスポンジワイパーのほうが楽だった
しかし、あとでPVAスポンジワイパーでコンクリートを掃除してみたところ、こちらのほうが楽でした。ブラッシングスポンジ伸縮柄は保水量が少ないのですぐに乾いてしまうのですが、PVAスポンジワイパーは保水量が多いので一気に広い面を掃除できるのです。
もっとも、コケが生えていたりしたらブラッシングスポンジ伸縮柄のほうが良いかもしれません。
というわけで、カインズの玄関タイルの汚れを落とすブラッシングスポンジ伸縮柄はちょっと期待しすぎたかなという感じがします。PVAスポンジワイパーよりも強くゴシゴシするには適していますが、だからと言ってすべての汚れが取れるわけではないからです。
一方で、思ったよりも軽い力で床タイルがキレイになることが実感できましたし。また、確かにウエットティッシュのほうがFRP塗装面をキレイにできるものの、広い面を一気にキレイにするのはブラッシングスポンジ伸縮柄のほうが適していると思います。
個人的には、PVAスポンジワイパーとブラッシングスポンジ伸縮柄のどちらかと言われれば前者を選びますが、やっぱりゴシゴシしたいときもあるので今後は両方を使い分けていきたいと思います。
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