石膏ボード壁にフックを取り付けたい場合、どんなものをイメージするでしょうか?
もっともオーソドックスなのは、100円ショップでも売られているピンが斜めになったタイプ。
もうひとつメジャーなのは、2~3本のピンで留めるタイプです。
そして、構造的には似ているもののそれをワンプッシュで可能にした、収納マンもオススメの「ハイパーフックかけまくり」。
さらに最近は、ホッチキスで留めるタイプも登場しています。
でも、いずれも小さいながら壁に穴が開くんですよねー。そこで登場したのが清和産業の「くりぴたフック壁紙用」。付属の接着剤で貼り付けて剥がせるタイプです。
しかし、そこは競争の世界です。早くもライバルが登場しました。
※この記事は2018年3月24日時点の情報に基づいています(2023年9月23日一部更新)
大一鋼業・キレイにはがせる壁紙フック
「スッポンフック」でお馴染みの大一鋼業が発売した「穴をあけずに傷もつけない!キレイにはがせる壁紙フックKA-C」という商品です。こちらも「くりぴたフック壁紙用」と同様に、付属の接着剤で壁紙に貼り付けるようになっています。
しかも、大一鋼業のほうがちょっと価格が安いです。その秘訣は、清和産業の接着剤はチューブ式なのに対し、大一鋼業は袋入りでコストを抑えられていること。もうひとつ、清和産業はフック部分が別パーツとなっているのに対し、大一鋼業は吸着式フックは一体型で、しかも吸着式フックとパーツを共用することでコストを抑えていると考えられます。
ちなみに、いずれも耐荷重は1kgです。
清和産業・くりぴた壁紙用カラーフック
しかし、後続を振り払うかのように清和産業も新商品を投入してきました。くりぴたフック壁紙用にカラーラインナップを12色も増やしたのです。価格も1つ400円と、試しやすい価格になりました(2018/03/24現在のアマゾン価格)。
フックにカラーバリエーションが増えるなんて前代未聞で、果たして需要があるのかと思いますが、カラバリが増えることでヒット商品になることは雑貨の世界ではよくあることです。なので、ひょっとしたらひょっとするのかもしれません。
壁紙に貼って剥がせる接着タイプのフックを販売しているのは、今のところ清和産業と大一鋼業だけだと思います。いずれも大阪のメーカーで、ホームセンター等ではメジャーな会社ではありません。
でもこうやって同じような商品が登場すると、消費者の認知度も上がってきます。正直、もうちょっと安くなればと思いますけど、「壁紙用のフックには接着タイプのものもある」という認識が広まっていくと良いですね。
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