猫好き必見!ディノス「国産天然杉のネコも遊べるオープンラック」

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ここのところ、家具業界では「ペットと暮らす」ことをテーマにした家具がちょっとしたブームになっています。

そのブームの始まりは、爪で引っ掻いてもキズがほとんどつかない生地を使ったソファの登場だったと思います。それまでは犬や猫を飼っていると良い家具は買えないし、買ってもすぐにボロボロになってキズだらけの家具に囲まれて暮らすのも仕方ないことだとあきらめる風潮がありました。

でも大切な家族の一員だし、人間もキレイな家具に囲まれて生活したいわけです。そういうニーズが顕在化して、ペットとの共生に適した家具が発売されるようになりました。

※この記事は2020年9月1日時点の情報に基づいています

 

ディノス・国産天然杉のネコも遊べるオープンラック

ディノス・国産天然杉のネコも遊べるオープンラック

出典:ディノス(以下同)

ディノスからも同様のコンセプトの家具が発売されました。中でも「国産天然杉のネコも遊べるオープンラック」はシンプルでありながら実用的なオープンラックに仕上がっています。

幅は52cm、77cm、102cmの3サイズ。いずれも奥行41cm、高さ179cmとなっています。

2024/01/09追記:「国産天然杉のネコも遊べるオープンラック」は販売を終了した模様です。代わりに「天然木の猫も遊べるオープンラック」iconの販売が始まっています。

階段状になった棚板

ディノス・国産天然杉のネコも遊べるオープンラック

棚全体の奥行は41cmなのですが、棚板の手前側がくり抜かれていて、猫が上がれるように階段状になっているのです。おまけに天板には丸い穴が設けられており、天板の上までスムーズに上がれるようになっています。

それでいて棚板の奥行は最低22.5cm確保されているのですから、A4版の雑誌をピッタリ収納することができます。丸みがあり、飾り物を置くにも最適で、猫を飼っていなくても欲しくなってしまうデザインと言えるのではないでしょうか。

割高感があり歪みも心配

ディノス・国産天然杉のネコも遊べるオープンラック

国産の杉を使っているということで雰囲気も良さそうですが、実のところ家具用材としては安い部類です。また、組立品ですから余計に割高感があります。

「国産天然杉のネコも遊べるオープンラック幅52cm」が税込36,900円なのに対して、サイズが近い無印良品の「パイン材ユニットシェルフ・58cm幅・大」は同11,900円と1/3以下です。かたや日本製、かたやベトナム製ではありますが、無印良品はUV塗装でキズがつきにくく、背面にクロスバーを設けることで左右方向の歪みを抑えてくれます。

また、私がデザインした「フレム幅450タイプ」(販売終了)は税込52,900円と高価ですが、高級材であるナラを使った国産の完成品です。横揺れの心配はもちろんありませんし、それでいて棚板は3段が可動棚になっています。

以上の通り、「国産天然杉のネコも遊べるオープンラック」が割高で、クロスバーも台輪もないので横揺れしやすい構造であることはお分かりいただけると思います。しかしながら、いずれもキャットタワーのように使うには適していません。コスパなど関係なく魅力的な商品であることは間違いないでしょう。

 

ロウヤ・天窓付きキャットウォークシェルフ

ロウヤ・天窓付きキャットウォークシェルフ

出典:LOWYA

ちなみに、比較的近い商品を探してみると、こんなのもありました。ロウヤの「天窓付きキャットウォークシェルフ」もディノスのシェルフのように棚板が階段状になっています。ただし、棚板の奥行の浅い部分は12.5cmしかないので、文庫本程度しか置けません。

国産の完成品で税込49,990円ですが、表面材はプリント強化紙。丈夫と言えばその通りですが、かさの割りに収納力がなく、インテリア性もイマイチと言えるでしょう。

2024/01/09追記:ロウヤの「天窓付きキャットウォークシェルフ」は販売を終了した模様です。なお、関連商品の一部は現在も販売中です。

 

そんなわけで、ロウヤの商品と比較するとなおさらディノスのオープンラックはキラリと光るものがあります。ただ、価格がちょっと高いのはともかく、構造があまりに貧弱なのが残念です。

ともあれ、ランドセルラックも一昔前は割高で貧相なものばかりだったのが、近年はグッと品質が向上しています。今後はペットと暮らすのに最適な家具もどんどん良くなっていくに違いないと期待したいところです。

リニューアル新商品

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コメント

  1. MAO より:

    お久しぶりです。
    新しいお家の話は、大変楽しく拝見させて頂いております。特にキッチンの後ろの収納の引き戸になさらなかった決断は大変に英断かと思います。もしどうしても隠したいのならロールスクリーンカーテンのような手段もありますし、使い勝手最優先のほうがストレスがなくて楽かと。

    今回の記事の猫も喜ぶオープンラック、猫飼いの個人的な感想ですが、キャットタワーと収納を一緒にするのは賛成しかねるかなあと。
    小物とかなら猫が落としたり押しのけたりと飾り棚の意味をなさなくなりますし、本などのものでも猫の毛や汚れ(猫はスリスリしますので……)で、掃除や維持管理が面倒なことになります。
    絵面は大変良いとは思いますが……。

    • 収納マン より:

      MAOさま

      おひさしぶりです^^

      「大変に英断」とは、これまたお褒めに預かり光栄でございます(≧▽≦)
      何でも詰め込みがちな妻に合わせつつ、できるだけスッキリとした感じを維持していきたいと思っています^^;

      「キャットタワーと収納を一緒にするのは賛成しかねるかなあ」というのは実際に猫を飼ってらっしゃる方のご意見としてすごく参考になります。
      実のところ、私も「やっぱりそうだよね」という感じです^^;

      ただまあ、普通の書棚に猫がよじ登って棚の中に紛れ込んでいたりすることもありますから、それよりはこちらのほうが猫にとっても上がりやすく、家具としてもオシャレかなと思います。

      以前にお邪魔したお宅でも、せっかくキャットタワーを買ったのにそちらには上らず、相変わらず棚の中に入っているというところがありました。
      もちろん、キャットタワーに居座っている猫のお宅のほうが多いので、結局はそれぞれのお宅の事情に合わせて選ぶべきというところなんでしょうね^^;