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大洋「エースラック」に強敵現る!?フナモコの「ニューラチス」オーダーシェルフは完成品

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手軽にサイズオーダーできるオープン書棚「エースラック」。そのエースラックに強力なライバルが現れました!

白井産業の「スロフィー」じゃないですよ。あれは収納マンが叩いたからか、新商品の「タナリオ」に移行しました。もちろんライバルはタナリオでもありません。タナリオもホルムアルデヒド発散しまくりのF☆☆合板使ってますし(エースラックは最上級のF☆☆☆☆)。

冒頭から横道に逸れてしまいましたが本題に戻りまして…大洋のエースラックのライバル、それはフナモコの「ニューラチス」オーダーシェルフです。

※この記事は2016年2月14日時点の情報に基づいています(2023年8月15日一部更新)

 

フナモコ「ニューラチス」オーダーシェルフ

フナモコの「ニューラチス」オーダーシェルフは大洋のエースラック(正しくはカラーラックオーダー、以下省略)ほど細かくはオーダーできないものの、完成品です。

エースラックは固定棚のないフルオープン構造で空間に無駄なく収納可能、圧倒的にサイズバリエーションが豊富、カラー12色対応、各種オプション加工もOK。もちろん国産品です。

でも、組み立てが苦手な人にとっては大変です。また、いろいろ選べると逆にどうチョイスして良いのか戸惑ってしまうという人もいるでしょう。その点、ニューラチス・オーダーシェルフは完成品ですから組み立ての必要はありませんし、選択肢も少なくて迷いません

ちなみに、ニューラチスのホルムアルデヒド等級はF☆☆☆以上(2017年以降はF☆☆☆☆)。また、ニューラチス・オーダーシェルフの構造はカラーボックスの親玉のようで台輪がありません。なお、棚板耐荷重は20kgです。

価格はニューラチス・オーダーシェルフのほうが同サイズで1万円約20~60%ほど高いです。

2023/08/15追記:現在は「ストロングシェルフ・ラチスタイプ」と呼ぶのが正しいようです。段違い棚の「ストロングシェルフ・コミックタイプ」というのもあります。

製造元のフナモコって?

フナモコの「ニューラチス」については、別ブログ「学習机評論家のオススメ」のほうで読者の方に教えていただいて初めて知りました。もともとフナモコは「船坂木工」という社名で、それを略した名称のようです。岐阜県下呂市にある従業員20名の箱物家具メーカーです。

箱物家具の場合、完成品が多いですから、一般的には国産品が多いです。組立品と違って完成品の箱物家具は輸送コストが掛かるので、国内で生産するメリットがあるんですね。でも、ニューラチスのようなオープンラックはかなり微妙な立ち位置。エースラックのような組立品も多いし、組立品だと輸入品も多いからです。

フナモコのニューラチスや他の商品を見ると、大洋のようにすごく生真面目に家具を作っている感じがします。「馬鹿がつくほどの真面目」の典型のような家具メーカーです。でも私はこういう家具メーカーが好きなんです。だから思わず、フナモコのニューラチスを紹介したくなったのです。

 

段違い棚とのコンビネーション「クレッシェンド」

フナモコでは書棚のほかに、食器棚、レンジ台、カウンター下収納、壁面収納家具などを作っています。いろんな商品を扱っている中で収納マンが特に目を引いたのが「クレッシェンドWBG-90」(上写真)。これはなかなか面白い商品です。

左半分はA4ファイルが収められるサイズ、右半分は段違いになっており、単行本やCDの収納に適したサイズになっています。こういうコンビネーションは意外と珍しいんですよ。全部段違い棚であっても棚板の高さを前後で揃えればA4ファイルも収納可能ですけど、そうすると強度的に怪しくなったり、逆に棚板を無駄に厚くする必要がありますから。

背面が濃いグレーになっていて見た目にもクール。こういうさりげないオシャレができている収納家具って少ないんですよねー。

 

ともあれ、フナモコ。良い家具を作っていると思うので、頑張って欲しいです。

2016/02/16追記:フナモコの「ニューラチス」既製品シェルフを見てきました。棚板30mm厚、棚板ピッチ30mmで、国産の完成品で、この価格。やっぱり良いと思いました。組立家具のような安っぽさはありません。
引出し内部材は樹脂フィルム貼りの三方囲い構造、スライドレールは二段引き。まあ奥行の浅い書棚ですからこんなもんでしょう。

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