キッチン用の「コの字ラック」と言えば、100円ショップの代表的なアイテムのひとつです。ただ、100均のコの字ラックはNGアイテムでもあります。プラスチック製の棚板で強度がないためすぐに変形してしまい、上に置いたモノが不安定になり、脚が広がって高さも低くなるのです。そういうこともあって私がクライアント宅で片づけをお手伝いすると、100均のコの字ラックをいくつも処分することがよくあります。
100均のプラスチック製のコの字ラックがダメだとしたら、どんなものを使えば良いでしょう。今回は「安物買いの銭失い」にならない、オススメのコの字ラックを紹介したいと思います。
※この記事は2016年9月1日時点の情報に基づいています(2023年6月29日一部更新)
ダイソー・積み重ねラック
記事執筆時は100均ではなくホームセンターで買えるものをオススメする流れでした。しかし、最近は100円ショップでもオールスチール製のコの字ラックが買えるようになっています。
ダイソーの「積み重ねラック」は棚板がプラスチック製ではなくスチールワイヤーでできています。しかも、ダイソーとは言え200円以上ではなく、税込110円です。カラーは黒のみですが、2サイズが用意されています。
ダイソー・ジョイントラック
ダイソーの積み重ねラックはサイズが限られています。また、棚板の高さを変えることもできません。しかし、ダイソーの小型メタルシェルフ「ジョイントラック」を使えば、好みのサイズのコの字ラックを作ることができ、しかも棚板の高さ調節も可能です。
棚板1枚+ポール4本+固定用部品1セットで税込660円からとなりますが、耐久性も期待できるのでコスパは悪くないと思います。サイズバリエーションや関連パーツも豊富です。
ドウシシャ・ミニラック
100円ショップの商品では品質に不安があるという場合は、ルミナスラックでお馴染みのドウシシャの「ミニラック」を選ぶと良いでしょう。こちらはセットで販売されていますから、パーツの組み合わせで悩む必要もありません。
山崎実業・伸縮収納棚tower
伸縮式が良い、棚板がフラットなほうが良いという場合は、山崎実業の「伸縮収納棚tower(タワー)」が良いでしょう。幅36.5cmから60cmまで伸ばすことができます。また、2段に積み重ねることもできます。もちろん、スチール製です。
アイリスオーヤマ・シンク下伸縮棚USD-1V
もっと大きなものが必要な場合は、アイリスオーヤマの「シンク下伸縮棚USD-1V」がオススメです。幅と高さを変えることができるので、置きたいモノや置きたいスペースに合わせることが容易です。ほかのシンク下伸縮棚と違って脚が薄いので、スペースに無駄がないのも良いですね。
扉式のシステムキッチンで多用されることが多い100均のコの字ラックをこれに置き換えるだけでスッキリ片づくということも多いです。
アイリスオーヤマのシンク下伸縮棚よりもさらに大きなコの字ラックが必要な場合は、押入れ用伸縮ラックを使うという方法もあります。また、より頑丈なもの、よりピッタリなサイズのものを求める場合は、いわゆるメタルラックの棚板に短いポールを4本組み合わせると良いでしょう。狭いスペースの場合はルミナス・スーパーライト(ポール径12.7mm)がオススメです。
コの字ラックは手軽に使えて便利なものの、必要な強度とサイズを見誤るとかえって片づけにくくなってしまいます。たかがコの字ラックと考えず、じっくり吟味して最適なものをチョイスするようにしましょう。
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