コメリは農業や建築業向けの資材を強みとしていて、家庭用の収納グッズなどは相対的に品揃えが少ないと感じます。しかしながら、他では扱っていない、しかも明確に差別化された商品がいくつもあります。前回紹介した「EZBO簡単組立ワイヤーシェルフ」のほか、「組み立てやすいスチール棚」、カバコ&カバゾコのような「イニシオ」、ファイルボックス風の「ホームストレージ」などですね。
そしてまた、コメリを代表するオープンラックに育つのではないかと思われる新商品が登場しました。すごく魅力的な商品なので、紹介したいと思います。
※この記事は2023年2月6日時点の情報に基づいています(2023年8月31日一部更新)
コメリ・縦横連結できるスチール棚
このたびコメリから発売されたのは「縦横連結できるスチール棚」です。建築資材・補修材のオリジナルブランド「K+BUILD」を冠した、コメリがプロの方にも自信をもってオススメする商品となっています。
でも、縦横に連結できるスチール棚って、なんだか普通すぎる感じがしませんか?少なくとも私はそう思いました。
結論から言うと、これはネーミングをミスってしまっています。縦横に連結できる以外に、もっと大きなセールスポイントがあるのです。
組み立てが超簡単!
コメリの縦横連結できるスチール棚は、実は組み立てが超簡単なんです。左右の帆立は背面のクロスバーで繋がっており、上図のように広げるだけで自立し、さらに棚板を乗せればいきなり完成してしまいます。ネジ釘も工具も不要です。
こんな簡単すぎる構造だとグラつきが気になるところですが、まったく問題ないですね。無印良品の「スチールユニットシェルフ」よりも揺れないと感じました。
縦横連結が自在にできる!
そして、商品名の通り、3段タイプを縦方向に積み重ねたり、2台以上を左右方向に連結させることができます。また、5段タイプを上下で分割して、それらを左右方向に連結させることも可能です。
つまり、縦横連結できるスチール棚は、縦横連結&上下分割&簡単に組み立てできるスチール棚なんですね。ただし、上下分割できるのは5段タイプのみで、3段タイプは分割はできません。
付属のキャスターの取付けもOK
また、縦横連結できるスチール棚はアジャスター脚を付けた写真しか掲載されていないのですが、実はキャスターが付属しています。3段タイプには4つ、5段タイプにはご丁寧に8つも付けてくれています。分割した状態で使うことを想定しているからですね。
耐荷重も十分、しかも安い!
5段 | 3段 | ||
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サイズ(mm) | 760×345×1595(※1655) | 760×345×800(※860) | |
棚サイズ(mm) | 720×310 | 720×310 | |
耐荷重 | アジャスター使用時 | 40kg/段 200kg/全体 |
40kg/段 120kg/全体 |
キャスター使用時 | 20kg/段 100kg/全体 |
20kg/段 60kg/全体 |
|
材質 | スチール | ||
塗装 | エポキシ樹脂 | ||
税込価格 | 9,980円 | 5,980円 |
※キャスター使用時の高さ
縦横連結できるスチール棚は5段と3段の2タイプがあり、いずれも棚板1枚あたりの耐荷重は40kgとなっています(アジャスター脚使用時)。キャスター使用時は同じく20kgとなるものの、家庭用として使う分には十分なことが多いのではないでしょうか。なお、シェルフ全体としては5段で200kg、3段で120kgとなっています(アジャスター脚使用時)。
そして価格は5段で税込9,980円。組み立て簡単、左右に連結できて、上下を分割できて、おまけに耐荷重も十分で、グラつきもなく、それでいてこの価格は魅力的と言えるでしょう。どちらかと言うと納戸や倉庫で使うのに適したデザインですが、男前インテリアならリビングなどで使うにもピッタリだと思います。
ちなみに、縦横連結できるスチール棚の棚板はパンチングボードになっているので、ワイヤーシェルフと違って小物を置いても落ちることはありません。また、奥行は30cm以上あるため、A4サイズの雑誌やカラーボックス用のインナーケースなども収納可能。それでいて圧迫感も少ないと思います。
これは特に引越しが多い方には最適ですね。サッと組み立てや分解ができますし、状況に応じて上下左右の連結や分割もできるからです。おまけにキャスターとアジャスター脚の交換も可能です。
欲を言えば追加用棚板を販売してくれるとありがたいですが、そうでなくともこれは売れるんじゃないでしょうか。
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