洋服を収めるなら引出式の衣装ケースのほうが便利だと思いますが、コストパフォーマンスを優先するならフタ付きの収納ボックスを使うのも良いと思います。また、フタ付きの収納ボックスならダンボール箱よりも丈夫なので、洋服以外のモノを収めても良いでしょう。
ただし、洋服以外のモノを収める場合は耐久性に注意が必要です。複数個を積み重ねる場合には、より気を付けたほうが良いでしょう。また、どうせ買うなら、見た目にもこだわりたいですよね。
そんなわけで今回は主要販売チェーン4社とメーカー3社の衣装用フタ付き収納ボックス比較を比較してみました。なお今回は比較しやすいように、クローゼット用の奥行約55cmのものを基準にしています。
※価格および仕様はすべて2023/07/31現在に更新済み
ニトリ・コロ付き衣装ケースR50
ニトリの「コロ付き衣装ケース(R50)」はクローゼット用で税込699円。ほかに押入れ用(税込749円)もあります。
ローラー(コロ)が付いていて、取り付ける向きを変えることで前後・左右どちらにでも動かすことができます。手頃な価格でコスパは良いと思います。
無印良品・PP収納ボックス・ワイド・深
角張ったスクエアなすっきりデザインが素敵な無印良品の「ポリプロピレン収納ボックス」はワイド深型で税込1,490円。残念ながらフタがロックできる「ポリプロピレンキャリーボックス・ロック付」は販売終了となりましたが、こちらでもひっくり返さない限りは問題ありません。
何と言ってもデザインが素敵で華奢に見えますが、耐荷重は今回比較したものの中でもっとも大きい約12kg。とは言え、基本的に無印良品の耐荷重の基準は甘めに設定されていると感じます。
イケア・SAMLAふた付きボックス, 透明
イケアの「SAMLA(サムラ)ふた付きボックス65L, 透明」は税込1,999円。日本のメーカーとはまた違ったサイズバリエーションが多くあります。
手に持ったときの印象としては巨大なジップロックコンテナーという感じで、ちょっと心許ない耐久性です。でも透明で中身が見やすいというメリットはあると思います。
カインズ・コロ付収納ケース深50クリア
カインズホームの「コロ付収納ケース深50クリア」は税込798円。ほかに高さ17cmの浅型(同698円)、押入れ用(同880円)もあります。
ホームセンターならどこでも同様のものは扱っていますが、深型だけでなく浅型も用意されているのは割りと珍しいと思います。浅型2段で深型1段とだいたい同じ高さになります。
天馬・インロック300M(ハーフ)
天馬の「インロック300M(ハーフ)」はテンマフィッツワールドで税込2,680円。高さ30cmと同35cmという微妙なサイズ違いが用意されているところが、さすが天馬だなぁと感心します。
インロック300Mは引出式衣装ケースの「フィッツ」シリーズ同様に超定番アイテムですが、頑丈で、安心感のあるハンドルと大型キャスターが付いています。高価で見た目も野暮ったいですが、耐久性重視ならもっともオススメです。
アイリスオーヤマ・ナチュラルクローゼットキャリー
アイリスオーヤマの「ナチュラルクローゼットキャリー」はアイリスプラザで税込2,090円。似たようなものに押入れ用もありますが、こちらは1サイズのみです。
決して安くはないですが、一般的にホームセンターで販売されている同価格のものと比べて違いはありません。極めて普通のフタ付き収納ボックスと言えるでしょう。
JEJアステージ・カクス55深
JEJアステージの「カクス55深」は直営のベリベリモッコで税込1,980円。価格はちょっと高めですけど、浅型、押入れ用もあり、カラーバリエーションも4色用意されています。
無印良品ほどスクエアなデザインではありませんが、表面にリブ構造(凸凹)がなく、スッキリとした見た目です。またソリッドなカラーリングで中身が丸見えになりません。肉厚ボディーで割りと丈夫なので、無印良品と天馬の中間的な位置付けと言えます。ちなみにキャスターの取り付けも可能です。
以上、7アイテムを比較してみました。個人的には、見た目重視なら無印良品もしくはJEJアステージ、コストパフォーマンス重視ならニトリまたはカインズ、耐久性重視なら天馬がオススメです。
「かさばっても良いからもっと頑丈なものを」とお考えの場合は、無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」などを検討するのも良いでしょう。
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